世界を巡る川村昌弘 全成績一覧&プロフィール
2019年 アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン
期間:07/11〜07/14 場所:ルネサンスクラブ(スコットランド)
「いま僕はココにいます」Vol.64 スコットランド編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、エジンバラにいます。
さて今週は移動日の月曜日がホントに大変でした。インターネットで予約していたホテルがサイトの写真とはだいぶ違っていて…。ずいぶん安いモーテルのようで、駐車場もない。タオルも備えつけのものがなく、貸し出しという珍しいスタイル。宿泊している人たちを見ても、ちょっとアブナイ感じで…。
キャディのメグさんは女性ですし、なにせ僕たちには大切なキャディバッグとクラブがあります。そこで急きょ別のホテルを探すことに。コースから30分圏内、駐車場も利用できるところは予約でいっぱい。なんとか空港近くの有名ホテルチェーンの空部屋を見つけ、1泊もせずに引越ししました。最初の宿泊先は2部屋で1週間9万円と、早期予約で安くあがったと思っていたので残念。料金は先払いの“返金不可”で、もったいないことになりましたが、それでも安全には変えられません。
試合が行われるルネサンスクラブは「全英オープン」の会場のひとつ、ミュアフィールドの隣にある、2008年オープンの新しいコースです。今大会はおもしろい取り組みがひとつ。場内にはペットボトルがなく、選手とキャディはトーナメントが用意した水筒を使い、数ホールごとに設けられたウォータースポットで飲み水を補充しながらプレーします。水のキレイなスコットランドでのエコな施策ですね。
2週続けてリンクスコースでの戦いになります。前週の「アイルランドオープン」で“免疫”もついてきましたが、今大会はなにせ出場選手が豪華。ロリー・マキロイに、リッキー・ファウラー、中学生時代に一緒にプレーしたこともあるジャスティン・トーマス。まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんありますが、このフィールドで、どれだけやれるか楽しみです。
〈今週のディナー〉
食べ物にちょっと苦労するのが英国の特徴でもあります…。レパートリーが乏しいときにはやっぱりコレ、フィッシュアンドチップス。急きょ探したホテルのレストランで安定の味でした。お値段15ポンド(約2035円)也。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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