川村昌弘 プロフィール
2022年 メイド・イン・ヒマーランド
期間:09/01〜09/04 場所:ヒマーランド(デンマーク)
「いま僕はココにいます」Vol.148 デンマーク編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・29歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、オールボーにいます。
今週はデンマークでの欧州ツアー(DPワールドツアー)「メイド・イン・ヒマーランド」に出場します。コペンハーゲンからは車で約4時間。直前の飛行機移動も含めると、意外と移動時間を要します。
4週ぶりの試合になったスイスでの「オメガ ヨーロピアンマスターズ」で9位に入りました。久々にしては、まとまったゴルフが4日間できたように思います。時間が空くと、ワクワクのあまりトラブルを招くことも多いのですが、ピンチも少なく淡々と。景色が美しい大好きなコースにギャラリーも戻ってきて気分良くプレーできました。
今週のヒマーランドは6651ydの表記以上に体感距離があるコース。短いホールと長いホールのメリハリが効いていて、比較的アップダウンも多くあります。去年は初日から3日間、60台をマークして上位でラウンド。来週、ロンドンでのフラッグシップイベント「BMW PGA選手権」に向けて、良いイメージをつくりたいですね。
開幕前日のプロアマ戦は、欧州ツアーでも珍しい「ステーブルフォード」が採用されていました。各ホールのバーディ、パー、ボギーのスコアをポイント制にして争う方式です。イーグル、バーディ、パーの順に高いポイントが設定され、各組の上位2人の数字が採用されるので、どんどん攻めたほうが良い結果が出やすいフォーマット。18ホールを回り切るのに6時間かかっても、参加者を飽きさせない工夫がうれしいところです。
8番ホールのテラスでは、できたてのポークバーガーを振る舞うサービスも。本格的な焼き釜が用意されていました。替え歌でプロを“イジり”ながら歌う生バンドの演奏もあって、アマチュアへのサービスは満点。「マサヒロカワムラ」はどうにも歌にするには長いようでしたが…(笑)
オールボーの街は食べ物もおいしく、好きなツアー会場のひとつです。世界中で展開されていて、しょっちゅう立ち寄るチェーン店、ジョー・アンド・ザ・ジュース(JOE & THE JUICE)は実はデンマーク発祥でした。フレッシュジュースの専門店で、スムージーやサンドウィッチ、コーヒーももちろんあります。今週は写真のアボカドジュースをチョイスしました。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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