“アジアンスイング”最終戦 日本勢は比嘉、川村ら4人が出場
2023年 ヒーローインディアンオープン
期間:02/23〜02/26 場所:DLF G&CC(インド)
「いま僕はココにいます」Vol.162 インド編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・29歳。2012年のプロデビューから活躍の場を海の向こうに求め、キャリアで足を運んだ国と地域の数は実に70に到達した。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
<< 下に続く >>
プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕はニューデリーにいます。
欧州ツアー(DPワールドツアー)は今週、「ヒーローインディアンオープン」です。シンガポールから続いたアジアンスイング“第1弾”の最終戦。次週のオープンウィーク前の勝負どころです。
タイのバンコクからは直行フライト。これまでもインドではアジアンツアーやインドツアーも含めて何回も出場してきました。首都ニューデリーは、人口密度が高く喧騒で有名なコルカタ、IT都市としても知られ、空気もややきれいなバンガロールとがミックスされたような都市。雑多な場所と高層ビルが並ぶビジネスエリアが隣り合わせです。
インドはやっぱり他の国とは雰囲気が違って、なかなか馴染めない日本人も多いのですが、僕にとってはお気に入りの国。体調(腹痛)に気を付けながら、ローカルフードにも手が伸びそう…。とはいえ最近、ココでは日系のホテルに宿泊していて、ほぼ日本食で過ごしながら試合に備えています。
会場のDLF G&CCは相変わらずの“世界を代表する”トリッキーコース! 高低差アリ、大きなスロープもアリ、フェアウェイも広いところから急に狭くなるところまで、あらゆる細工が施されています。
名物ホールの17番は人口の岩山でグリーンが囲まれ、プラスチックなどの人工物ものぞいたりする独特のデザイン。セカンドショットがどきどきで、気分はまるでディズニーランドでのプレー…。
18ホールを通してちょっと“やりすぎ”感があって、アマチュアの方では傾斜の強いグリーンはなかなかうまくボールが止まりません。ある程度、ボールをコントロールする力が求められるでしょうが、「こんなホールがあるの!?」という驚きが楽しいと思えそうでしたら、ぜひいらしてください!
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで