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「いま僕はココにいます」Vol.41 南アフリカ編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ヨハネスブルグにいます。

今週も欧州、アジア、サンシャイン(南アフリカ)ツアーの共催試合。「南アフリカオープン hosted by ヨハネスブルグ」に出場します。大会名が変わって、南アのナショナルオープンになりました。前週の「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」を終えて約4時間の直行便でやってきました。

それにしても、モーリシャスの試合は悔しかった。5位で終えましたが、勝てた試合でした。さすがにレベルが高いですね。優勝したカート・キタヤマ選手は日系米国人で、先月の最終予選会を一緒に通過した選手。日本でのアジアンツアー「ダイヤモンドカップ」で、同組でプレーしたことがあります。同じ1993年生まれで、体は決して大きくない(170㎝)のですが、飛距離が“破格”。1Wで330ydくらい飛ばすんです。それでいて、プレーも速くて気持ちがいい。いきなり勝っても驚きはなく、納得という感じです。

自分の中では優勝スコアは15、16アンダーくらいかと思っていたのですが、結局は20アンダー。それでも、僕には特別なラッキーがあったわけでも、スーパープレーが出たわけでもなかったので、またチャンスがあると思って頑張りたいと思います。Qスクールの同期が勝ったのはもちろん刺激になります!

今週は来年7月のメジャー「全英オープン」の出場権もかかる試合(10位タイまでの有資格者を除く上位3人)で、気合いも入ります。他大会にもチャンスはありますが、ここで決めて、2019年のスケジュールを早く決めてしまいたいですね。

〈今週のディナー〉
選手用ホテルの日本風・鉄板焼きのお店に行ってきました。見た目はとっても本格的。エビにサーモン、牛肉…と、ゆっくりワインも楽しめそうなコースをチョイスしました。ところが、このメニューが一気に焼かれて、一気にお皿にのって出てきたからびっくり! 塩で食べたいなと思った材料に豪快に照り焼きソースが塗られたり、フライドライスはまさかの“二度炒め”だったり…。いろいろ不思議な日本食は、キャディのメグさんとふたりで780ランド(約6454円)でした。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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