「25年やっても忘れちゃう」 2度の賞金王が実感したこと
2017年 レオパレス21ミャンマーオープン
期間:01/26〜01/29 場所:パンラインゴルフクラブ(ミャンマー)
「いま僕はココにいます」Vol.2 ミャンマー編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・23歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ヤンゴンにいます。
2017年の2試合目は「レオパレス21ミャンマーオープン」です。前週の「SMBCシンガポールオープン」と同じように、日本ツアーとアジアンツアーを兼ねた試合。アジアンツアーだけで行われていた「ミャンマーオープン」は、2010年に平塚哲二さんが優勝されたりと、アジアに出た選手にとっては、意外と馴染みがある土地なんですよ。
日本との時差は2時間半。ミャンマーの南部、ヤンゴンのシンボルといえば、黄金の仏塔「シュエダゴン・パゴダ」です。ことしもこの寺院に行ってきました。ここには自分の生まれた日の曜日の守護仏がいて、僕と松村道央さんは金曜日生まれ。祭壇にある守護動物、モグラの像に水をかけてから、お祈りするんです。ミャンマーは窓の外には、日本と違う原野の風景も広がります。でも、お寺の中に入ると、別世界なのが印象的ですね。
ミャンマーにはチャットという自国の通貨がありますが、実は米ドルで支払いができるところもたくさん。両替すると、チャットはものすごくたくさんのお札になってしまうので、今回はクレジットカードと、ドルで生活しています。普段、僕は世界中を旅する中で、サポートをしていただいているスポンサー、三菱商事の方に各地でお世話になっています。移動に危険が伴う土地もあるので、運転手さん付きの車を用意していただくこともあるんです。今週も自由に動くことができて、本当に助かっています。
ことしはコースがパンラインゴルフクラブに変わりました。芝付きも良くて、タイの素晴らしいゴルフ場みたい。グリーンは速くないけど、とにかく硬い!ショートホールなんかはコーン!っと奥までボールが行きそうで大変かもしれません。
<今週のランチ>
……今週のクラブハウスのランチ「ガパオライス(ポーク)」は6500チャット、約543円でした。辛くて、辛くて…滝のような汗!
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで
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