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国内男子アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップの最新ゴルフニュースをお届け

「いま僕はココにいます」Vol.19 千葉編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、千葉にいます。

欧州から帰国して、前週の北海道での日本ツアーに続き、今週はアジアンツアーとの共同主管試合「アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ」に出場します。会場のカレドニアン・ゴルフクラブには初めて来ました。ダイヤモンドカップでこれまで巡ってきた日本の伝統的なコースとは少し違い、アップダウンも適度でグリーンのアンジュレーションが多い、アメリカンスタイルに感じます。距離は7100yd(パー71)と長くありませんが、アジアから来た選手たちは「ラフが深い…」と感じているようでした。

今週は大会のホストプロを務めています。主催の三菱商事さまとスポンサー契約を結ばせていただいて今年で4年目。これまでゴルフでたくさんの国を旅してきましたが、各国の駐在員の方々にお世話になってきました。アジアの国々を回るのは、危険も付きまといます。その都度、運転手付きの自動車をはじめ、現地でアテンドをしてくださったりと、ゴルフに集中できる環境を整えていただいています。

特にインフラの整備が十分でなかったり、治安への不安などが多少あったりと、これから発展が見込める地域は、日本の大企業にとってはビジネスチャンスでもあるそうです。ゴルフばかりやってきた僕の年齢ではなかなか出会えないような方々との会食の機会は、本当に貴重なもの。最近では現地でつながりを得た皆さんが帰任され、日本で再会できることも楽しみのひとつです。

今週はアジアンツアーを兼ねた年間最後の日本ツアー。いまは1年に4試合行われていますが、これからさらにこういった試合が増えると面白いと思います。アジアンツアーは近年、欧州ツアーとの共催試合を増やしています。日本ツアーもアジアだけでなく欧州や米ツアーとの共催試合があってもいいんじゃないかなあって。先日は成田でPGAツアー・チャンピオンズも開催されましたしね。様々な国を巡っていると、多くの選手が「日本に行ってみたい!」と話してくれるんですから。他国の選手との交流は、ゴルフのレベルアップにも、何より普段の生活を楽しくしてくれることにもつながるんじゃないかなと実感しています

<今週のランチ>
国内での久々のクラブハウスランチ。マグロ丼です。漬けまぐろの美味しさは、やっぱり日本で実感できますね。値段は1500円でした。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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