ゴルフプライドのパターグリップ「PRO ONLY」が男子ツアーでブームの兆し 理由を探った
◇国内男子◇~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント◇草津CC (群馬)◇6690yd(パー72)
男子ツアーでプチ流行中のゴルフプライドのグリップをご存じだろうか。ツアーベルベットでも、MCCでもない(もちろん両者とも使用者は多いが…)。パターのグリップの「PRO ONLY(プロオンリー)」だ。
黒を基調としたラバーグリップで、グリップ先端には星印が付く。星の色は赤、青、緑の3モデル展開。赤星はピストル形状で72cc(体積)、青星は三角形状で81cc、緑星が楕円形状で88ccとなっている。赤→青→緑と順に太く、重くなる設計だ。
ゴム特有の質感ながら粘着質は控えめで、サラッとした握り心地。最も太い緑星でも太過ぎる印象はなく、ほどよい太さに収まっている。さらに各モデルには全体がグレーカラーをしたコード入りもあり、何を隠そう、スコッティ・シェフラーはそのコード入り緑星を「スパイダーX」に挿している。同じくPGAツアーでは、久常涼が長らく赤星を愛用していることもファンにはおなじみだろう。パターヘッドはさまざま試しているものの、グリップを変更する気配はない。
日本ツアーに目を向けると、岩崎亜久竜が赤星、藤本佳則と石坂友宏がそろってコード入りの赤星を使用。今季優勝経験のある選手たちがそろってプロオンリーを選んでいることに、何か理由があるように感じてしまう。
今季初頭にグリップを差し替えたという藤本は、「太さが決め手ですね。太すぎず細すぎず、手にしっくりくる感じがある。特に左手のフィット感がいい。コード入りにしたのも、やわらかすぎないところが気に入っています」と利点を語った。
石坂は昨年末にグリップを変更した。「元々スーパーストロークでしたが、雨が降った時にフィット感が若干変わることがあって、違うグリップを探していたんです。そこで勧められたのがこのコード入りで、握った感じがしっくりきました。試してみたら試合でも良くて」とハマり、その後の初優勝に貢献したという。
他にも河本力がプロオンリーユーザーで、同じコード入りではあるが緑星を選択していた。決め手は重さ。「ヘッドに重量があり過ぎないほうがいいので、手元の重さが必要でした。おかげでストロークが安定しました。もともとオデッセイのコード入り純正グリップを使っていたので、握った感触も心地いいですね」。ショット用グリップでは定番ブランドとして知られるゴルフプライド。パターグリップででも定番の地位を築く日はやってくるだろうか。(群馬県草津町/服部謙二郎)