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FWキープ率新記録なるか 稲森佑貴がティグラウンドで考えること

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 事前情報◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7005yd(パー71)

賞金ランキング2位の稲森佑貴は初出場した世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」を73位で終え、沖縄入り。今季の国内ツアーが残り5戦となる中、約4000万円差の賞金トップに立つ今平周吾と同組で、初日のティオフを迎える。

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稲森は10月の「日本オープン」を制し、ツアー初勝利をメジャータイトルで飾った。最終日はパー3を除く14ホールのティショットが一度もラフにつかまることなく、逃げ切った。2015年から日本ツアーのフェアウェイキープ率部門で3年連続トップとなり、今年も74.47%という数字で1位を独走中(2位の野仲茂は67.94%/10月マイナビABCチャンピオンシップ終了時)。自身が2016年に記録した歴代最高(記録が残る2001年以降)の71.66%を更新する可能性がある。

■ FWキープはたまたま?

実家の練習場で父・兼隆さんの指導を受け、鹿児島城西高2年時にプロ転向した。「小さい頃から1Wが好きでした。シンプルに一番飛ぶクラブだから」。そのショットに自信を持ち始めたのは「小学校の高学年か…中学に入った時くらいでしたかね」と振り返る。「フェアウェイに打つのは当たり前、という感覚になった」

ティグラウンドに立つ時、ターゲットよりも右方向にアドレスを取るのが稲森の特徴だ。「理想はストレートで打ち出して途中からフックしていくボール」という放物線を頭に描いている。ただ、フェアウェイキープ率の数字とは本人はドライに向き合う。「フェアウェイキープなんてたまたまです。曲がるときは曲がる。風が吹いたときなんかも、自分は結構“保険”をかけて狙いを定めている」。大切にするのは、スイングの思い切り。「スイング全体で『ボールをフェアウェイにとにかく置こう』という狙いはしません。そうすると“合わせ打ち”になる。しっかり振ることを意識している」という。

■ ゼクシオからスリクソンに

稲森は今秋、1Wを替えた。2年前の「日本オープン」では“日替わり”で4本のクラブを使ったこともあったというが、住友ゴム工業(ダンロップ)のゼクシオシリーズを長く愛用してきた。飛距離を求め、9月下旬に同社のスリクソン Z585 ドライバーにスイッチした。

詳細スペックはロフト角9.5度。シャフトは藤倉ゴム工業 スピーダー エボリューション4661のXフレックス、44.75インチを装着する。グリップはエリートグリップのCX46のライムグリーン。バランスはD2、全体の重量は313.3gに仕上げた。

■ 若手が好きな顔は?

稲森は「やっぱりボールを捕まえたいので、フックフェースが好き」だという。ダンロップのツアー担当者によると「昔は“逃げ顔”にしたいプロが多かったのですが、最近の若い選手には捕まりやすい、フック顔にしたい選手が多い」。今季初勝利を飾った出水田大二郎秋吉翔太も似た発想だという。ゼクシオから今回Z585に替えた稲森の弾道は、打ち出し角度、スピン量はそのままに初速がアップしたことで飛距離が増したという。(編集部・桂川洋一)

ダンロップ
ZERO SRIXON
発売日:2018/09/22 参考価格: 68,040円

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