ドライバー用シャフトはただ“飛ぶ”だけでは使えない 永井花奈の最新14本
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)
7月「ミネベアミツミレディス」で9年ぶりのツアー2勝目を挙げた永井花奈のバッグをチェックした。それまで契約していたヤマハがゴルフ事業から撤退することを受け、今季はキャリア初の契約フリーとして選び抜いた14本で戦っている。
ドライバーはテーラーメイド「Qi4D LS」。「良い数値が出る」というヘッドに対して、シャフトは少し流動的だ。
7月の優勝時に使っていた「ATTAS RX PURE BLUE」は初速が出てキャリーも稼げるため、使い続けたかった。しかし、球離れが良くフェードを打ちやすい一方、8月の海外メジャー「全英女子」(予選落ち)のような狭いコースで弾道を抑えようとすると球が右に滑ってしまうことがあり、夏場は同じアッタスの「RX ULTRA BLACK」も使用していた。
とはいえ、アップダウンのあるコースではキャリー性能の高いATTAS RX PURE BLUEを使いたい思いがあったため、今回あらためて装着し、ヘッドを含めた全体のバランスを調整。その結果、良い仕上がりを実感し、今週から再投入を決めた。
フェアウェイウッドはキャロウェイの2025年モデル「エリート」のチタニウムモデル。フルチタン製で飛距離が期待でき、ほどほどのヘッドサイズがピシャリとはまった。
ユーティリティはヤマハの2025年モデル「RMX DD」で、これは「しばらく替えられそうにない」という。
アイアンは少しグースネックのモデルが好みで、テーラーメイド「P8CB」を今季から使用する。これまで使っていたヤマハのアイアンを継続使用する選択もあったが、何かトラブルが起こった際のサポート体制などを考え、ドライバーと同じテーラーメイドの中からチョイスした。
58度のウェッジは数種類を入れ替えて使っており、試合でバッグインしていたのは「ボーケイSM10」のMグラインド。FP値(シャフトの中心線からフェースの下部の刃までの距離)の異なるストレートネックとグースネックの同モデルを使い分けている。両者は開いた時の重心位置やスイングの最下点がネックによって異なるという。
「今季の開幕以降はずっとグースネックを使っていたのですが、夏場は洋芝コースでの試合が多かったのと、グースネックでフルショットしたときにつかまりすぎて左にひっかかることがあったので、今はストレートをメインにしています」
パターは最新のスパイダーをチョイス。あぶったような仕上げが特徴の「スパイダー ツアーV トーチド」だが、サイトラインとフェースを変更した永井仕様だ。
「ボールに引いた線が赤いので、それに合わせてサイトラインも赤くしてもらっています。フェースも変えてもらっていて、市販品は白いのですが、私のは以前使っていた赤いスパイダーと同じものです。音がするけどやわらかいフェースで、打感とフィーリングが私好みのタッチが出ます」
硬く弾くようなパターを使うとショートパットの安定感を欠くと感じているが、このフェースはインパクト直後のボール初速と転がり方がイメージ通りだという。
永井花奈の最新14本
ドライバー:テーラーメイド Qi4D LS(9度)
シャフト:USTマミヤ ATTAS RX PURE BLUE(重さ50g台、硬さR)
グリップ:エリートグリップ
フェアウェイウッド:キャロウェイ ELYTE チタニウム(3番15度、5番18度)
シャフト:USTマミヤ LIN-Q BLUE EX(50g台、硬さR)
ユーティリティ:ヤマハ RMX DD(4番19度、5番22度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイPro 1K 70-HY(硬さR)
アイアン:テーラーメイド P8CB(6~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(硬さR)
ウェッジ:テーラーメイド MG5(48、54度)、タイトリスト ボーケイSM10(58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(48、54度/硬さR)、NSプロ プロトタイプ(58度/硬さR)
パター:テーラーメイド スパイダー ツアー V TORCHED クランクネック