アイアンに書かれた“数字”は一体ナニ!? 高橋彩華の14本をチェック
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)
今季からテーラーメイドと契約したものの、シーズン序盤は昨季のクラブを継続使用し、4月の「ヤマハレディースオープン葛城」を制した高橋彩華。秋口にバッグをのぞくと、同社の現行モデルへのスイッチが進んでいた。
ドライバー、3番、7番のウッド3本は「Qi4D」シリーズ。「ボテっとした顔が嫌い」なので、ドライバーはシリーズで投影面積の最も小さい「LS」をチョイスした。「前の『Qi35』もLSでした」と、好みは一貫している。3番と7番はコアモデルを選ぶ。
今季の高橋のセッティング、一番の見どころはアイアンだ。5番から9番までのバックフェースに、それぞれ「6」「7」…「P」と黒マジックで書かれている。これは一体どういうことなのか、自身に説明願おう。
「モデルは『P8CB』です。サイズや形が気に入ったのですが、どうしてもグースネックだけがダメで…。試行錯誤の末、それぞれひと番手ずつ寝かせてもらい、ストレートネックに近づけてもらいました」。たとえば「7」と書かれている番手は6番のヘッドを7番相当に寝かせたもので、長さなども7番のスペックで組まれている。
同社のキャビティアイアン「P7CB」もテストした。顔とグースの度合いは最高だったが「私のパワーでは扱いきれませんでした」と残念がる。そこでP8CBを“ヘッドの番手ずらし”で使う今のスタイルに行き着いた。P8CBはほどよいグースネックでやさしさを演出したモデルだが、そこをあえて出っ歯に調整する感性はツアープロならではだ。ロフトを調角するとバウンス形状にも影響が出るが、そこは問題ないのだという。
P8CBへの変更には、顔だけではない理由もある。直前は他社の中空アイアンを使っていたが、「寛容性が高くて、ミスがミスとわからないことがあったんです。試合中はそれが良い方向にいくこともあり、調子が良いときはそれでいいのですが、調子を崩したときに何が悪いかわからなくなってしまって…」と、ツアー屈指のショットメーカーは打ち明ける。
ショットの精度を高めるために、ミスヒットがきちんとミスショットになるアイアンに切り替える決断をした。「飛距離は5ydくらい落ちちゃったんですけど、まあそこは大丈夫かな。ギャップウェッジも50度から48度に替えたし」と笑ってみせた。
<高橋彩華のクラブセッティング >
ドライバー:テーラーメイド Qi4D LS (9度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX BLACK (スピーダー エヌエックス ブラック)(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi4D (3番15度、7番21度)
シャフト:藤倉コンポジットSPEEDER NX VIOLET(スピーダー エヌエックス バイオレット)(重さ50g台、硬さS)
ユーティリティ:テーラーメイド Qi35 MAX レスキュー
シャフト:藤倉コンポジットSPEEDER TR ハイブリッド(重さ70g台、硬さS)
アイアン:テーラーメイド P8CB(5番~9番)※一番手ずつロフト増に調角済み
シャフト:藤倉コンポジット TRAVIL(トラヴィル)(重さ85g、硬さS)
ウェッジ:テーラーメイド MG5(48度)タイトリスト VOKEY(ボーケイ)SM10 (54度、58度)
シャフト:48&54度=藤倉コンポジット TRAVIL(トラヴィル)(重さ95g、硬さS)、58度=日本シャフト NSプロ 850GH neo(硬さS)
パター:テーラーメイド Spider(スパイダー)TOUR X TORCHEDトゥルーパス スモールスラントパター