「堂々と」西郷真央は1試合のみ渡米も迷わず 目標はルーキーで最終戦へ
2024年 LPGAドライブオン選手権
期間:01/25〜01/28 場所:ブラデントンCC(フロリダ州)
「試合を重ねながら、より良いものを」西郷真央の14本が“変わっていない”ワケ
◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 事前(23日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6557yd(パー71)
最終予選会(Qシリーズ)を経て米ツアープレーヤーとしての“デビュー戦”に臨む西郷真央は、例年とひと味違うオフを過ごしてきた。スイングの課題への取り組みと並行し、この時期ならではのクラブ調整にじっくり時間をかけたいところだったが、切符を得てから7週後の初戦とあって準備も慌ただしくなったという。
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「普段は1月くらいに新しいクラブをテストしたりしていたのが、ことしはテストだけして替えることができなかった。そういった意味では初めての経験なので難しいなと思う」と言いつつ、前向きだ。「シーズン中も、より良いものがあったら替えたい。試合を重ねながら調整したい」。セッティング面もトライ&エラーで米ツアー仕様に最適化していく。
今週の14本で昨季から動きがあるとすれば、58度のウェッジ。これまでのタイトリスト 「ボーケイSM9」に加え、練習日は「ボーケイFORGED」もバッグに入れて検討している。「芝の抜け感とか、アプローチ周りの滑り方とかを一番に考えている」というウェッジ選びを試合会場で最終決定するのは、いつも通りではある。「去年も基本的には選択肢が2、3本ある中で選んでいたので」
ドナルド・ロス設計の18ホールは砲台グリーンも多く、当然ショートゲームがポイントになる。フロリダのバミューダ芝も厄介。「バミューダ自体はやったことがあるんですけど、自分の感覚的にきれいに抜けたと思ったウェッジがちょっと食われていたり、思ったよりしっかり振らないといけないのかな。ちょっとした、ホント2、3ydくらいの差なんですけど、距離感のズレが今までの芝よりある。しっかり合わせていきたい」。限られた時間で最善を尽くし、開幕に備える。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)
<西郷真央のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(10.5度)
シャフト:UST マミヤ The ATTAS V2(長さ45インチ、重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:ヤマハ RMX VD<2023年モデル>(5番18度、7番21度)
シャフト:UST マミヤ The ATTAS V2(重さ60g台、硬さS)
ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
シャフト:USTマミヤ LIN-Q HY プロトタイプ(重さ70g台、硬さS)
アイアン:ミズノ JPX 923 FORGED(6番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH neo(硬さS)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM9(48、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH(硬さS)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG ROSSIE
ボール:ブリヂストン ツアーB XS