2019年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)
「全英」を制した”日本”のドライバー メジャーVはいつ以来?
今季のメジャー最終戦となった全英オープン(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュ)は、シェーン・ローリー(アイルランド)が覇者となった。リンクス特有の過酷なコンディションの中、その手に握られたドライバーは「ダンロップ スリクソン Z585 ドライバー」だった。
住友ゴム工業によると、同社のドライバーが海外男子メジャーを制したのは2011年8月の「全米プロ」以来。そのときはキーガン・ブラッドリーが「クリーブランド ランチャー ツアーライト310 ドライバー」を使用していた。スリクソンブランドとしては、今回が初のメジャー優勝となった。
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各メーカーに問い合わせたところ、メジャー優勝者が日本のメーカーのドライバーを使っていたケースはほかにもある。1991年「マスターズ」では、イアン・ウーズナム(ウェールズ)がマルマン(現マジェスティゴルフ)の「コンダクター」ドライバーで優勝。94年にはホセ・マリア・オラサバル(スペイン)が同社のクラブで制した。オラサバルは99年も優勝しているが、このときは「ブリヂストン ツアーステージ X100」を使っていた。
96年のマスターズではニック・ファルド(イングランド)がミズノの「T-ZOID」、2000年にはビジェイ・シン(フィジー)が「ミズノプロ 300S」でそれぞれ勝利している。
今季のメジャーでは、マスターズでタイガー・ウッズがブリヂストン「ツアーB XS ボール」を使用し、全米プロではブルックス・ケプカがミズノ「JPX 919ツアー アイアン」で連覇を遂げた。来年の東京五輪を控え、“ジャパンブランド”に光が当たるシーズンになったと言えそうだ。