ニュース

国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースが満載!

手嶋多一の「鬼タッチ」って、何だ?

「週刊ゴルフダイジェスト」(2012年12月25日号)より

2012年の日本男子ツアーで賞金王になった藤田寛之を最後まで追走し、賞金ランク2位でシーズンを終えた谷口徹。彼の攻撃的なプレースタイルのひとつに強気のパッティングがあるが、その谷口をして「勝負どころでショートしないのは藤田と彼だけだ」と言わしめるプロがいる。

その名は手嶋多一。谷口とは同い年で、2001年の日本オープンに優勝したほか、これまでにツアー6勝を挙げている実力者だ。彼も実に強いタッチでボールを転がし、長い距離はピタリと寄せて、短い距離は外さずにカップに放り込む。そのパッティングはツアー仲間から“鬼タッチ”と呼ばれているという。

<< 下に続く >>

では、その“鬼タッチ”を生み出す秘訣は何なのだろう。手嶋本人に聞くと「右手2本指が命です」と答える。右手の中指と薬指に神経を集中させるのだという。

「タッチのフィーリングを作るのは右手の仕事。この2本をしっかり握って神経を集中しておけば、リストの角度が崩れず、いつも同じタッチ、フィーリングが出せるんです」

実は手嶋は、「パットもショットの延長線上にある」と考え、ショットのときも右手中指&薬指の2本でフィーリングを出している。それゆえに、パターヘッドはショットのイメージでイン・トゥ・インの扇形の軌道で振り、インパクトもアイアンショットのようなハンドファーストでダウンブローを打つイメージだという。パッティングでもグローブは装着したままだし、まさにパットも一緒。そうしてしっかりとボールを捕えて出足の強い球を打つから、タッチが作りやすいのだ。

藤田、谷口、手嶋。アラフォーの3人が見せる強気のパットこそ、「熟練の技」と言えるだろう。

ゴルフ誌No.1の人気を誇る「週刊ゴルフダイジェスト」電子版が発売!
ゴルフ雑誌のパイオニアとして40年超の歴史を持つ「週刊ゴルフダイジェスト」。常に上達志向を持ったゴルファーに応えるクオリティの高いレッスン記事はもちろん、最先端のギア・ファッション情報、トーナメント詳報やトピックス、国内外のコースのプレー情報、さらには大河ストーリーで人気のあるコミックまで。ゴルフを基軸とする日々の暮らしに潤いを与える“趣味誌”です。書籍販売サイト「honto」の電子書籍コーナー、「マガストア」でお買い求めください。スマートフォンやタブレット、PCでもご覧いただけます。

関連リンク



あなたにおすすめ

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!