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マクロイ222億円、石川遼6億円…ホントにお買い得?

「週刊ゴルフダイジェスト」(2月12日号)より

今オフ、日米若手スターのビックなスポンサー契約の話題でゴルフ界はもちきりだ。R・マクロイがナイキと10年以上で222億円、石川遼がキャロウェイと年間6億円の複数年契約と報じられたのだ。この契約、高い? それともお買い得?

「週刊ゴルフダイジェスト」編集部が、専門家たちに聞き、ゴルフ界を経済学的視点から考えた特集を展開。その中からこのビッグな契約についての話をピックアップした。

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「石川選手は、スポーツ選手としてのさわやかさがタレントを超えている。毎月1回、3000人のモニターからデータをとっていますが、子どもから老人まで好感度No.1を持続しており、日本人のマインドをつかんでいる。スポンサーが見逃すわけがありません」

と分析するのは、関根建男氏(CM総合研究所代表)。関根氏によると、石川遼の好感度、イメージは高く、日本の全プロスポーツプレイヤーの中でも稀有な存在なのだという。ただ、高額契約の理由はそれだけではない。スポーツマーケティングでゴルフ事情に詳しい森明彦氏(ランケイア代表)によると、

「キャロウェイ社の業績を見ると(HPのIR情報による)、日本市場は売上げ全体の17%を占め、ヨーロッパ市場全体の売上げより大きい貴重な存在。石川選手と契約を結ぶことでの費用対効果をきちんと計算しているはずですから、日本市場のアイコンとして、石川選手に6億円出すのは一概に高いとはいえないと思います。もちろん、米ツアーで予選落ちが続くなど、結果がついてこないと厳しくなると思いますが」

メディア露出量などを考えると、キャロウェイから見ると年間6億円は、大変お買い得なのかもしれない。

一方、ナイキと総額222億円(推定)の契約をしたマクロイ。前出の森氏は、世界最高峰ツアーのトップなのだから、こちらも決して高くないのでないかと分析する。

「ナイキにとっては、タイガーに続く次のスターということでリスクヘッジの意味もあるかもしれません」

両メーカーとも“これからさらに”という選手をスポンサードして、より多く、より長く効果を得たいという腹づもりか。いずれにしても2人とも、期待がとてつもなく高いことは間違いない。今後、大活躍を見せられるか!?

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