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奥ピンはフックスピンのアプローチで狙え!

2013/03/10 10:18

「週刊ゴルフダイジェスト」(3月19日号)より

アプローチはスコアの要。その引き出しの数はスコアに直結する。そこで覚えておきたいのが、フックスピンのアプローチだ。プロや上級者が多用する、そのテクニックのツボとは?

フックスピンのアプローチの最大のメリットは、小さな振り幅でランを使って攻められることにあります。

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たとえば、ピンが奥にあるときなどは、普通のピッチ&ランでは大きなキャリーが必要になります。すると、振り幅が大きくなってミスが出やすい、突っ込みすぎると下りの難しいパットやアプローチが残る、などの危険があるわけです。

こんなときこそ、フックスピンの出番です。ピッチ&ランよりも小さな振り幅で打てるからミスが出にくいし、いつもよりちょっと手前に落として、そこから転がしていくので、距離感も合わせやすいのです。

それではフックスピンのアプローチの打ち方を説明しましょう。まずアドレスですが、ノーマルのピッチ&ランよりも、ボールを球1個ぶん右に置きます。通常はスタンスも肩のラインもオープンに構え、左足に体重を7割以上かけるのに対し、フックスピンを打つときには、スタンスはオープンでも、肩のラインはほぼスクェアか若干オープンにして、6:4程度で左足体重にするのがポイントです。

いちばんの違いは、フェースの使い方。ノーマルではスクェアに構えて、スクェアにインパクトするのですが、フックスピンを打つときは、開いて構えたフェースを、スクェアに戻してインパクトするのです。これができると、フェースが閉じながら当たるため、自然にボールにフック回転がかかるというわけです。

スウィングで意識するのは、通常のピッチ&ランよりも手元の運動量を減らし、ヘッドの運動量を増やすことです。そのためにはスウィング中、常にグリップエンドが自分の体に向いたままにしておく意識が大切。右手と左手の中間あたりに支点をイメージし、そこをあまり動かさないようにクラブを上げたら、ダウンからフォローで体の回転でボールを包み込むようにしてフック回転をかけていきます。

トップからフィニッシュにかけて、右肩とクラブヘッドの間隔を変えないようにスウィングできれば、自然に体の回転で打てるようになるでしょう。

●解説/小野寺誠(おのでら・まこと)
ショートゲームの上手さには定評があり、ツアープロ、トップアマも指導する。JGMゴルフクラブやさと石岡コース所属

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