2024/11/23米国女子
昨年はTシャツ着用の“ツヨカワ”姿が話題に
昨年まで賞金女王が3年連続で韓国勢がさらった女子ツアー。日本勢の奮起が叫ばれるなか、もっとも期待される2人が、今季の女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でプレーオフを戦い、試合は大いに盛り上がった。
プレーオフを戦ったのは、昨年賞金ランキング7位に急成長した森田理香子と、09年の賞金女王で今季開幕前から女王宣言していた横峯さくらだ。
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トップと3打差スタートのさくらが前半からバーディを決め、10番のバーディで13アンダーまでスコアを伸ばす。このとき、同じ最終組を回る森田は11アンダー。それでも、「(師匠の)岡本(綾子)さんからいつも『勝負はバックナイン』と言われていたので、焦りはありませんでした」
森田は11番パー5であわやイーグルのバーディを奪い、デッドヒートはプレーオフ決着に持ち越した。
「やるからにはやらないと……」。しびれる展開の中でも、賞金女王を意識して開幕戦に臨んだ森田は動じなかった。
「岡本さんの左手のリストの使い方をいつも写真で見て、目にやきつけています」
岡本綾子に師事することで着実にスウィングに磨きがかかり、本人は「まだまだ」と言いながらもプレーには自信がみなぎっていた。
そしてグリーン上、バーディで開幕戦優勝を決めると、グリーンサイドで待つ“チーム岡本”の仲間、表純子らから「本日の主役」と書かれたタスキをかけられた森田。本日どころか「今年の主役」といってもいい強さだった。