ニュース

国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースが満載!

パットは「振り子」か「スライド」か……それが問題だ

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「考えないパッティング。」(3月26日号)より

パターはもっともメンタルに影響されやすいショットです。特に3歩未満の距離のショートパットは動きが繊細なぶん、しびれて引っかけ・押し出しやすいので、システム化して「鈍感」に打った方が狙ったところに真っ直ぐ打てるのです。では、具体的にどう打てばいいかを説明しましょう。

まず、ストロークは大きく分けて2システムあることを念頭において下さい。特徴を簡単に説明すると次のとおりです。

<< 下に続く >>

首のつけ根(背中側)とグリップエンドを支点にして、パターを振り子のように使う「ペンデュラムストローク」(以下、ペンシステム)。ストローク中、グリップエンドは終始体の中央を指したままの状態で、フェースの開閉を少なくストレート・トゥ・ストレート軌道でヘッドを動かします。左右対称にストロークが大きくなるのも特徴です。

同じく支点は首のつけ根(背中側)ですが、インパクトゾーンでグリップエンドを飛球方向に平行移動させるように動かす「スライドストローク(以下、スライドシステム)」。バックスウィングはややインサイドに引かれますが、クラブをスライドさせるぶん、インパクトゾーンはストレート軌道になります。バックスウィングに比べフォローが大きくなります。

典型的な選手を挙げると、ペンシステムは宮里藍アニカ・ソレンスタム、スライドシステムはフィル・ミケルソン。もちろん、どちらがより正確ということはありません。ふたつのシステムを試し、しっくりくるほうを選べばいいでしょう。ただし、パターヘッドや構え方との相性があるので、その組み合わせを間違えないのがポイントです。

●石井忍(いしいしのぶ)/ツアープロ。近年はプロコーチとして諸藤将次金田久美子などを教える。日本初のショートゲーム専門プロコーチ。

ゴルフ誌No.1の人気を誇る「週刊ゴルフダイジェスト」電子版が発売!
ゴルフ雑誌のパイオニアとして40年超の歴史を持つ「週刊ゴルフダイジェスト」。常に上達志向を持ったゴルファーに応えるクオリティの高いレッスン記事はもちろん、最先端のギア・ファッション情報、トーナメント詳報やトピックス、国内外のコースのプレー情報、さらには大河ストーリーで人気のあるコミックまで。ゴルフを基軸とする日々の暮らしに潤いを与える“趣味誌”です。書籍販売サイト「honto」の電子書籍コーナー、「マガストア」でお買い求めください。スマートフォンやタブレット、PCでもご覧いただけます。

関連リンク



あなたにおすすめ

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!