2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
決め手は「松山さん」 星野陸也の新ドライバーと優勝セッティング
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(6日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
1月「SMBCシンガポールオープン」以来の日本男子ツアーの再開戦を、24歳の星野陸也が制した。ツアー通算3勝目。初勝利を挙げた2018年以来2回目、同大会を複数回制したのは2010年までに2連覇した石川遼以来となり、「少しでも近づけたら」と喜んだ。
<< 下に続く >>
堀川未来夢との3ホールにわたるプレーオフは1Wショットで圧倒した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、場内のスタッフを最小限にしたため、ドライビングディスタンスの計測は実施されなかったが、得意のロングドライブを活かした。4日間のフェアウェイキープ率も全体6位の75%と高水準だった。
握ったのは10月発売の住友ゴム工業 ダンロップの新シリーズ「スリクソンZX」の「ZX7ドライバー」。中断中に試打を重ね、「コロナの期間でしっかりテストをしていた。『このドライバーは使える、エースかそれ以上になる』と決めていました。ただ、フェースの向きがちょっと気になっていて…」と開幕前日まで実戦投入を悩んでいた。
調整も終えて、最後に背中を押した要因は同社契約の先輩プロの存在だった。「それこそ、松山さんがPGAツアーで使ったのもあります。自分もスリクソンの選手として、(新製品を)使って優勝したらカッコイイなと思いました」と白い歯を見せる。もちろん、機能にも満足で「出球が高く、飛距離も多少伸びている。僕にとっては(弾道の)操作がしやすいのが一番。今週はドローもフェードも、思い通りいきました」と自信をもってPRした。
<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:スリクソン ZX7(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル クロカゲXT(70g台、硬さX、45インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド M2 HL (3番16.5度)、スリクソン Z-TX(5番18度)
アイアン:スリクソン Z585(3番)、スリクソン Z945(4番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX-3 ブレードタイプ(52度、59度)
パター:オデッセイ ホワイト・ライズ iX #3SH
ボール:スリクソン ZスターXV