2021年 アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ
期間:05/13〜05/16 場所:相模原GC東コース(神奈川)
“ロードロー”で強風攻略 星野陸也は「スリクソン ZX5」初投入で全英切符
◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 最終日(16日)◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇7298yd(パー72)
星野陸也が2020―21年シーズン3勝目、ツアー通算5勝目で金谷拓実をかわして賞金ランキング1位(6841万3107円)に浮上した。単独首位から5バーディ、2ボギーの「69」で通算13アンダー。後続に4打差をつけ、これで最終日最終組でのプレーはキャリア5戦5勝となった。
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また、同一シーズン3勝で2025年までの4年シードを獲得した。
サンデーバックナインでは1Wで低く抑えたドローボールを多用するなど、選手たちを悩ませた強風を攻略しての優勝。今大会から投入した「スリクソン ZX5 ドライバー」がはまった。
「個人的にちょっとスピンが多くて、捕まりやすいと感じた。スピンがちょっと多めのクラブの方が低い球をコントロールしやすいと思って、今週のコース対策で急きょ入れました」。以前から重心位置、総重量の微調整といったテストに次ぐテストを重ね、手元へ届いたばかりの一本。契約メーカーのバックアップにも感謝した。
極めて繊細なフィーリングで多彩な球筋を操る25歳は「“ナチュラルショット”というか、元のショットがちゃんとあってからの低い球」が持論。低弾道ショットを多用したラウンド後には練習場で普段の球筋に戻して感覚をリセットする作業を欠かさない。
7月の海外メジャー「全英オープン」(イングランド・ロイヤルセントジョージズGC)初出場も決め、「天候がガラリと変わったり、フェアウェイからパターで打ったり、子どものころから面白そうだなと思って見ていたので楽しみです。風が強い中での低い球とか、自分の持ち味を生かしてプレーできたら」。タフな挑戦を心待ちにしている。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:スリクソン ZX5(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル クロカゲXT(70g台、硬さX、45インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド M2ツアー HL (3番16.5度)
スリクソン Z-TX(5番18度)
アイアン:スリクソン Z585(3番)、スリクソン Z945(4番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX-3 ブレードタイプ(52度、59度)
パター:オデッセイ ホワイト・ライズ iX #3SH
ボール:スリクソン Zスター ◆(ダイヤモンド)