2021年 ANAオープンゴルフトーナメント
期間:09/16〜09/19 場所:札幌GC輪厚コース(北海道)
フェードが持ち球でウッドは2本 ビンセントの優勝ギア
◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 最終日(19日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)
身長178cmのスコット・ビンセント(ジンバブエ)は決して大柄な選手ではないが、躊躇のないスイングから生み出すドライバーショットの平均飛距離は300ydを超え、今季のランキングでは6位につけている。
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持ち球はフェードだが、「必要なときにはドローも打つ」という。最終日の9番(パー5)はまさにその必要なとき。残り254ydの第2打は、左からの風に対し「左には行かせないように、3Iでドローを打った」と、低く糸を引くような球でまっすぐピン方向に飛んでいき、手前6mにつけてイーグルをものにした。
ショット巧者らしく、バッグにあるウッドは1Wと3Wだけ。スリクソンのアイアン型ユーティリティが2番、3番と入り、4I~9Iがミズノ製。48、54、60度のウェッジをタイトリストで揃えている。初優勝を飾った芥屋からセッティングは変わっていない。
「2勝目の方がプレッシャーは少なかった。それはゴルフをするには良いことだね」とビンセント。まだ日本語は話せないが、「来年はもっと勉強してきて、インタビューは日本語でやるよ」と親しみやすい笑顔を見せる。この好プレーを続ければ、日本語で優勝インタビューに答える日も、そう遠くはなさそうだ。
<最終日の使用ギア>
ドライバー:キャロウェイ エピック SPEED(8.5度)
シャフト:TPTシャフト
フェアウェイウッド:タイトリスト TSi2 フェアウェイメタル(15度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZXユーティリティ(2番18度、3番20度)
アイアン:ミズノ JPX921 TOUR(4番~9番)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM8(48度、54度)、タイトリスト ボーケイ プロトタイプ(60度)
パター:オデッセイ オー・ワークス ツアー ダブルワイド
ボール:タイトリスト プロ V1x