2021年 マイナビABCチャンピオンシップ
期間:11/04〜11/07 場所:ABC GC(兵庫)
ウェッジは5本 浅地洋佑の「もっと底上げ」ショートゲーム対策
◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 最終日(7日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)
浅地洋佑が最終日の混戦を勝ち抜いた。首位に1打差の3位から同じ最終組の首位の2人を追いかけ、終盤17番のバーディで抜け出した。2019年「ANAオープン」以来となるツアー通算3勝目。
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セッティングで目を引くのが14本のうちの5本を占めるウェッジの並び。4本構成は珍しくなくなったが、浅地はその上を行く。「もともとは(6月)全米オープンに行くときにバリエーションが必要かなと思って。日本に帰ってきても、それに慣れてしまった」のが理由。世界屈指のロングコースであるカリフォルニア州トーリーパインズGCではむしろ、長いクラブの出来に苦労したが、帰国後も同じ構成を継続している。
東京都出身の28歳はジュニア時代からバンカーショットを含めてそのウェッジテクニックに定評があった。「得意なところだからこそ、もっと底上げする。(グリーン周りから)2 回(2打)で上がれるように。そのためにはロフトバリエーションがあった方がより距離を打ち分けられる」と、ショートゲームで生き抜くと決めている。ちなみに、各ロフトのフルショットの飛距離は以下。
PW=135yd
48度=125yd
52度=110yd
57度=97yd
62度=80yd
今大会はタイトなフェアウェイにもかかわらず、パー3を除くホールすべてで1Wを握った。高速グリーンにボールを止めるのはラフからでは至難の業だが、ウェッジワークへの自信からティイングエリアで積極的であり続けた。「どこに行ってもそんなにビビらない。ティショット、セカンドもどんどん狙っていける」とオリジナルのマネジメントを追求している。
〈最終日の使用ギア〉
ドライバー:グローブライド オノフ ドライバー KURO(8.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BK(45.75インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Mグローレ(3番15度)、グローブライド オノフ フェアウェイアームズ KURO(7番21度)
アイアン:グローブライド オノフ フォージド アイアン 黒(5番~PW)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM8(48度、52度)、ジューシー tTウェッジ(57度、62度)
パター:オデッセイ トゥーロン サンフランシスコ プロト ゴールドバージョン CE
ボール:タイトリスト プロV1