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アイアン型UTは新旧モデルの“いいとこどり” 平田憲聖がホストVで恩返し

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 最終日(28日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り(観衆2275人)

5打差5位から出た平田憲聖が、同学年の中島啓太とのプレーオフを制してツアー初優勝を挙げた。ツアー2年目の22歳。ミズノ契約のホストプロとして大役を果たし、「こうやって初優勝を挙げることができて、本当にうれしいです。少しはアマチュア時代からの恩返しもできたかなと思います」と喜んだ。

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身長170㎝、体重70kgの体格で、「飛距離は飛ぶ方ではないので、パーをしのいでチャンスを獲る」と4日間でボギーは3つだけ。優勝を決めた18番(パー5)でのプレーオフ3ホール目も、バンカーからの3打目を1mに寄せてバーディフィニッシュ。粘り強さで勝ちきった。

クラブ選びのこだわりは「できるだけ顔がいいクラブを選んでいます」と見え方重視。1Wはミズノの新モデル「ST-X 230」を愛用し、「黒いとロフトがあまり見えなくなるのが、自分にはいい」とフェース面を黒く塗るひと工夫を加えている。

3、4番を入れているアイアン型UTは、同系統モデルの年度違いを投入。3Iは2021年「ミズノプロ フライハイ」、4Iは10年「MPフライハイ」で、「3Iに求める強い球も出るし球も上がる。4Iは昔のクラブの良さというか、ちょっと飛ばないほうがいいスピンが入るので」とこだわりを話した。

期待のホストプロの優勝に、ミズノの水野明人社長も「うれしい。全英オープンでも活躍してくれたらと思っています」と喜びのコメントを寄せた。この優勝で平田は7月の海外メジャー「全英オープン」(ロイヤルリバプール・イングランド)出場が決定し、自身初の欧州での試合に挑戦する。

「全英はいつも風が強くて、下が硬くてポットバンカーがあって、すごく難しい印象がある」というリンクスコースに、耐えるゴルフで挑戦する。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ミズノ ST-X 230 ドライバー(10.5度)
シャフト:VENTUS TR BLUE(重さ60g台、硬さX、長さ45.75インチ)

フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド(3番15度)テーラーメイド ステルス プラス フェアウェイウッド(5番19度)

ユーティリティ:ミズノ ミズノプロ フライハイ(2021年)(3番19度)、ミズノ MP フライハイ(2010年)(4番24度)

アイアン:ミズノ JPX 923 TOUR アイアン(5番~PW)

ウェッジ:ミズノプロS18 ウェッジ(52度、58度)

パター:オデッセイ EXO ロッシー パター

ボール:スリクソン Z-STAR ダイヤモンド ボール

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2023年 ~全英への道~ミズノオープン



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