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蝉川泰果の武器はやっぱり1W 「打ち分けができる」新シャフトが好調

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(3日)◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)◇晴れ(観衆5033人)

首位から出た蝉川泰果が4バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算15アンダーまで伸ばして今季最終戦を制した。同じくトップタイから出た中島啓太らを振り切り、4月「関西オープン」に続くプロ2勝目、ツアー通算4勝目に「また優勝できてしあわせだなと思います」とよろこんだ。

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勝てなかった8カ月は「連戦もはじめてで、しんどいなと。モチベーションも上がって来ない」と苦しい時期を過ごしたが、今回の優勝で「ドライバーが武器なのかなと改めて思った」と強みにさらに自信をつけた。

最終日もほぼドライバ―を握り、「今週はドライバーが曲がらないようなひらめきがあった。優勝している週は、ドライバーを自信を持って打てている」と最終日のフェアウェイキープ率は78.571%で大会1位。飛距離を武器に、4日間で3イーグル20バーディを量産した。

優勝ギアは、「関西オープン」時からほぼ変わっていない14本。変更したのはドライバーと3番ウッド、パターのシャフトで、ドライバーはTour AD(ツアー エーディ)VF、3番ウッドはTour ADのプロトタイプを使用。「もっと捕まえたいと思っていた時にVFと出会って、めちゃくちゃ良いなと。ドローとフェードの打ち分けもできる」とかみ合った。

パターはPINGのカーボンシャフトから、N.S.PROのスチールシャフトに変更。「66」で回って首位に並んだ3日目は、平均パット数「1.4615」回で1位をマークした。

今季シーズンを終えて、ドライバーだけでなく総合力を示すメルセデス・ベンツトータルポイントランキングで1位。「来年はもっと進化して、誰にも負けない強さを。フェアウェイキープ率とパッティングを、もっと向上できるようにしたい」と意気込んだ。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ピン G430 LST(9度)
シャフト:Tour AD(ツアー エーディ)VF(長さ44.75インチ、重さ60g台、硬さTX)
グリップ:パルマックス
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番15度)
アイアン:ピン i525(3番18度)、ピン ブループリント(4番~9番、W)
ウェッジ:ピン GLIDE 4.0(50、56度、60度)
パター:ピン PLD ミルド アンサー プロトタイプ
ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR ダイヤモンド

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