砂川公佑の初V支えた14本 スパイダーZで勝負を決めた
◇日韓共催◇シンハンドンヘオープン 最終日(13日)◇ジャック・ニクラスGC(韓国)◇7502yd(パー72)
砂川公佑がプロ入り7年目で悲願のツアー初優勝を果たした。契約フリーのクラブセッティングには考え抜かれた14本が詰まっていた。
ドライバーはテーラーメイド「Qi4D」のスタンダードモデル。昨年のオフシーズンに試して気に入り、開幕からの投入を決めた。「左への引っ掛けが出にくいため、(持ち球の)ドローボールでも安心して思い切り振り抜くことができます」と、今季の安定した戦いを支えている。
唯一のウィークポイントだった飛距離不足に対しても、「昨年後半から飛距離が伸びてきた」と貢献している。シャフトには藤倉コンポジットSPEEDER NX GOLDを挿す。その下にはネック接着式の「Qi4Dフェアウェイウッド」2本を入れ、こちらには同「GREEN」が挿さる。最終日、最終18番で完璧なドローボールでフェアウェイをとらえたのも、この3番ウッドだった。
アイアンは7月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」から、ブリヂストンの「B-FORGED 200CB+」へ。今季4月ごろから「200CB+」と「100CB」を試してきたが、「やさしいモデル」という前者が気に入った。ソールがラウンド形状で「当たった感触が好き」な点と、「意外にも200のほうがスピンが入る」という安定したスピン量が決め手となった。
これまで使っていたアイアンよりロフトが立って飛ぶようになったが、「タテの距離感を練習して合わせました。硬いグリーンでもしっかりボールが止まるので、試合を重ねる中で自信になっています」と、こちらも安定感をもたらした。さらに「ロングアイアンは中空構造で飛距離が出ます」と、長い番手のやさしさもうれしい。
装着するグリップにもこだわりがあり、イオミックの細め(1.8)で硬い「X-GRIP」を装着。1年前から「松山英樹さんと同じ硬さにしてもらっています」という特注モデルを使用する。「切り返しでの手の中のねじれを防ぐために硬い仕様にしています。さらに指でしっかり握れるように細めのモデルを選んでいます」とこだわりは細部に至る。
パターは、テーラーメイドのスパイダー「ツアーZ」が、ここ1年以上定着している。「ターゲットに対してアライメントを取りやすく、構えた際に安心感があります。Zの線がすごくしっくりくる」と、ボールに引いた線とヘッド上部のくっきりとした黒線を合わせると、一本のはっきりしたラインが見えるという。以前はオデッセイのピン型などを使用していたが、マレット型を試したタイミングで「Z」に出会い、すぐにエースパターの座をつかんだ。
「勝負を決めた一打」と振り返った12番、ピン右10mからのバーディパットを沈めた際も、「ツアーZ」の線とボールの線をしっかり合わせていた。まさにラインとタッチがハマった見事な“ウィニングパット”だった。
<最終日の14本>
ドライバー:テーラーメイド Qi4D(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーNXゴールド(重さ60g台、硬さS)
グリップ:イオミック X-GRIP(1.8)
フェアウェイウッド:テーラーメイドQi4D(3番15度、5番18度)
シャフト:3W=藤倉コンポジット スピーダーNXグリーン(重さ60g台、硬さS)、5W=藤倉コンポジット スピーダーNXグリーン(重さ70g台、硬さX)
ユーティリティ:テーラーメイド Qi35(4番22度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーTRハイブリッド(重さ95g、硬さX)
アイアン:ブリヂストン BH2 HT(5番)、ブリヂストン B-FORGED 200CB+(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー AMT ツアーホワイト(S200)
ウェッジ:テーラーメイド MG5(52、58度)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ウェイトロック
パター:テーラーメイド スパイダーツアーZ
ボール:ブリヂストン ツアーB X(2025)