2020年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
期間:08/14〜08/16 場所:軽井沢72G北コース(長野)
“ジャンボ仕様”の1Wで生み出す圧倒的飛距離 笹生優花のプロ初優勝ギア
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(16日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6710yd(パー72)
昨年プロテストに合格し、今年ルーキーイヤーを迎えた笹生優花。身長166㎝、体重63㎏のバネのある身体から放たれる1Wショットのヘッドスピードは約46.5m/sで、「飛距離は250から260ヤード」と言うものの、風や状況次第で軽く280ydを超え、300ydにも迫る威力を誇っている。昨年、国内女子ツアーの平均飛距離1位は穴井詩の260.67yd。笹生の飛距離はすでにトップクラスにある。
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プロ初優勝をつかんだ1Wは、昨年末から指導を仰ぐ尾崎将司が見立てた、テーラーメイドM5にセブンドリーマーズのシャフトが挿さったもの。アイアンは、今年から使用契約を結ぶ三浦技研の軟鉄鍛造モデルTC-101だ。最終日の16番(パー5)では、残り195ydを6Iでピン手前2mにぴたりとつけてイーグル奪取した。ロングアイアンの飛距離と精度も、世界基準と言っていいだろう。
ウェッジはボーケイSM7の48、56、60度の3本を入れ、パターは2008年にテキサスで創業した新鋭ピレッティ社のモデルを使う。昨年、サウスカロライナ州で行われた「全米女子オープン」に出場した際、同社に立ち寄って創業者のマイク・ジョンソン氏に作ってもらったものだという。
海外経験も豊富な笹生にとっては、「アメリカっぽい」という軽井沢北コースのベント芝も有利に働いたようだ。次戦が行われる北海道・小樽CCも洋芝のケンタッキーブルーグラスが使われている。あっさりブレークスルーを果たした19歳ルーキーの次なる戦いも要注目だ。
<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:テーラーメイド M5 ドライバー(10.5度)
シャフト:セブンドリーマーズ
フェアウェイウッド:キャロウェイ マーベリック フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
ユーティリティ:キャロウェイ マーベリック MAX ユーティリティ(4番20度)
アイアン:MIURA(三浦技研)TC-101(5番~PW)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM7 ウェッジ(48度、56度、60度)
パター:ピレッティ ワークショップパター
ボール:タイトリスト プロ V1 ボール