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2012年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 場所:キアワアイランドリゾート(サウスカロライナ州)

【WORLD】メジャー最終戦 “ビッグ5”の下馬評は

Golf World(2012年8月6日号) texted by Bill Fields

続いてマキロイだ。全英オープン第1ラウンドの「67」によって、彼の優勝への筋書きはできたように思われた。だが、23歳は、第2ラウンド以降、「73」よりも好スコアを出すことなく、60位タイで大会を終えた。「(最初は)よかったのに、その後、すべてが信じられなくなった。そこからはそのスパイラルに陥ったんだ」。ウェストウッドとは違い、マキロイは自分がいいプレーをしたと信じており、忍耐強くプレーしたと口にした。「20年のキャリアがあるんだから、たった数週間で(自信が)なくなったりはしない」と話した。けれどもやはり、全米OP第1ラウンドとマスターズ第3ラウンドの「77」などの、ひどいパフォーマンスがあっても、彼に2011年全米オープンのような、みんなをあっと驚かせるようなパフォーマンスが見たいと思うのは自然なことである。

「最もタフなコースでのメジャーというのは、自分が持っている弱点をさらけ出すことになる」と、リザムではフェアウェイキープ率、パーオン率、パッティングのいずれも50位以上になることができなかったマキロイは言った。2つのスタッツ(フェアウェイキープ率、パーオン率)は、ミスの許されないキアワでは特に、簡単に大たたきの原因となる。それがすぐによくなるとは思えない。若さと楽天的な性格のマキロイだが、(キアワで)優勝争いに加わり、今年のメジャーで最もよかった40位タイ以上になる可能性は、ものすごくポジティブに考えなければ得られないだろう。

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プロとして20年以上のキャリアを持つミケルソンは、マキロイとは違い、マスターズでは最終日の4番でショッキングなトリプルボギーを叩いたにもかかわらず3位タイと強かったが、それでも同じ真実が見て取れる。ミケルソンは、マスターズ以来、トップ10は「HPバイロンネルソン選手権」の7位タイの1度だけで、米ツアー40勝目を飾ったシーズン序盤のペブルビーチでのプレーを見ることができない状態だ。ミケルソンは、同じ42歳である過去2年間の「全英オープン」王者、ダレン・クラーク、エルスと同じように傷ついている。キアワは、風が強く、容赦のないテストとなるが、身体より心に原因のあるスランプのミケルソンにとっては、好ましい舞台とはならないかもしれない。

「精神面で必要なだけ集中できていなかった」と、7月26日のCBSディスモーニングに出演したミケルソンは言った。「自分の打ちたいと思うところとは反対へボールが行ってしまったんだ。ここ2ヶ月間はちょっと眠っていたような感じだった。同じ目的、同じ意図を持ってプレーできていなかった」。

Golf World(2012年8月6日号) texted by Bill Fields

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