ニューヨーク州エンディコットにあるエンジョーイCCで行われている、米国男子ツアー第28戦「BCオープン」の3日目。大会2日目を終えて8アンダー16位タイの田中秀道が、この日も確実にスコアを伸ばして優勝圏内につけた。

田中は、この日も高いショットの精度を武器にスコアを確実に伸ばす。前半で3つスコアを伸ばした田中は、後半の13番でボギーをたたくも、14、18番で取り返し、3日間続けてスコア「68」をマーク。通算12アンダーの10位タイで3日目を終えた。米ツアーに本格参戦してから今年で3年目。悲願の初優勝に向けて、最終日逆転優勝を狙う。

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一方上位争いは、首位スタートのジョナサン・バードが、出だしから3連続バーディを奪うなど、この日4つスコアを伸ばして通算16アンダー。首位をがっちりキープし、2002年「ビュイックチャレンジ」以来の優勝を目指す。

また、1打差で追う2位グループには、2日目、3日目と好スコアを叩き出したロバート・ガメスとノタ・ビゲイIII。この日スコア「65」をマークしたテッド・パーティとトミー・トールズ。さらに、2位スタートのジョン・モーガンが、この日4つスコアを伸ばして首位を走るバードをピッタリマークしている。いずれの選手もスコアを伸ばして勢いがあるだけに、逆転優勝の可能性は十分にある。

そのほか、決勝ラウンドに進出した藤田寛之は、田中の奮闘ぶりに触発されたのか、この日4バーディノーボギーでのラウンド。通算6アンダーの50位タイに順位を上げている。