タイガー&ミケルソン、来季初戦の「メルセデス選手権」欠場
2002年 メルセデス選手権
期間:01/03〜01/06 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
タイガーを上回るチャージをみせたS.ガルシアが、大逆転優勝
最終日は前日までの強風が収まった。風向きも変わり各ホールの攻め方も一変した。そして、多くの選手がスコアを伸ばし優勝争いは激しさを増した。
前日首位になったS.バープランクは、5番ホールでダブルボギーを叩くなど前半だけで3ストローク後退し、優勝争いから脱落。K.ペリーは順調にスコアを伸ばした。しかし、周りがそれ以上に調子が良かったため、最終18番でバーディを奪ったが17アンダーで一歩及ばなかった。
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2日目に首位、3日目に3位に後退していたD.トムズもスコアを伸ばした。9番パー5でイーグルを奪うと、後半は13番から3連続を含む4バーディ、18アンダーまで伸ばしたのだ。
そのトムズを上回る勢いを見せたのがスペインのS.ガルシアだった。昨シーズン米ツアーで2勝を上げ、今シーズンは「タイガーを上回ることが目標」というガルシア。前日も強風の中、6バーディを奪いスコアを伸ばしたが、この最終日は1イーグルに8バーディ、1ボギー。9ストローク伸ばし18アンダーでトムズとのプレイオフに持ち込んだ。
トムズよりも先にホールアウトし、待つ立場となったガルシアだが、気負いは無かった。冷静なゲーム運びで、プレイオフ1ホールで決着をつけた。
ガルシアが目標とするT.ウッズは、初日5アンダーをマークしながら2、3日目はオーバーパーと本来の調子が出せなかった。しかし、最終日にはきっちりスコアを伸ばして来た。前2日間スコアを落としたスタートの1、2番ホールをパーで切り抜けると、3番から3連続バーディ。その後もバーディを積み重ね、8バーディ、ノーボギーで通算11アンダー、10位まで浮上した。
また、日本選手で初めてこの大会に出場した丸山茂樹は、初日と同じく9番パー5でイーグルを奪った。だが、ボギーを2つ、ダブルボギーは4日間1つづつ叩くなどリズムに乗れなかった。スコアは2つ伸ばしたが、順位を1つ下げ22位で終った。