「ミケロブ選手権」優勝インタビュー
2002年 ミケロブ選手権
期間:10/03〜10/06 場所:キングスミルGC(バージニア州)
やはり来た! 新鋭ハウエルのツアー1勝目
米国男子ツアー「ミケロブチャンピオンシップ」は、3日目を終えて混戦状態となり、誰が抜け出すのか注目された。そして、最終日にスコアを伸ばしたチャールズ・ハウエルIIIが、14アンダーでツアー初優勝を飾った。
10アンダー3位からスタートしたハウエルは、スタートの1番ホールでバーディを奪うと、3、4番で連続バーディを奪い首位のブラント・ジョーブを捕えた。そのまま一気に抜き去るかとも思われたが、6番ではボギーを叩き一歩後退。
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しかし7番パー5では、飛ばし屋の本領を発揮しイーグルを奪い単独首位に立った。中盤の10、11番で連続ボギーを叩いたが、優勝争いを演じていたジョーブが崩れ、ハウエルのツアー初優勝が決まった。
昨年からツアーに参戦している若手だが、そのデビュー年7月には、ミルウォーキーオープンで丸山茂樹とプレーオフを行った。この時は丸山に軍配が上がったが、ハウエルがいつ優勝するのか、周囲の期待は高まるばかりだった。
同年代の若手が優勝する中で、取り残されることなく勝利を挙げたハウエルは、今後も注目される。この1勝をキッカケに、トップクラスの選手に成長しそうな気配だ。
ベテランのスコット・ホークがスコアを2つ伸ばして、12アンダー2位。この日のホークは、スタートからバーディ、ボギーを繰り返す出入りの激しいゴルフで前半はイーブンパー。後半に2バーディを奪ったが、ハウエルを捕えることはできなかった。
3位には、前日単独首位に浮上したブラント・ジョーブ。こちらもツアー初優勝を狙ったが、前半は慎重なプレーからスコアを伸ばせなかった。7番でバーディを奪い15アンダーまで伸ばしたが、後半は1バーディ、3ボギーでスコアを1つ落としてしまった。特に勝負どころの16番以降で2つのボギーは痛かった。前日4連続バーディを奪ったホールでのボギーは、初優勝へのプレッシャーということか。
そして、今週も前半から上位に名を連ねていた田中秀道は、3番パー5でバーディを奪ったが、その後ボギーを3つ叩き6アンダー14位で終了した。