2018/03/01HOTLIST2018

ゴージャスなクラブ ピン i ブレード アイアン

ピン i ブレード 総評 極薄フェースに注目が集まるが、背景にある技術は同様に重要である。フェースを薄くすればするほど、打音と打感を妥協しなければならなくなるため、ピンの技術者はエラストマー(弾力ゴム)のインサートでヒールからトウにかけたフェースの広いエリアを支える方法を開発した。この素材により、フェースがインパクトでたわみつつ振動を吸収し、柔らかい打感を実現。トウの低い部分に配置された高密度タングステンにより、安定性も飛躍的に向上した。(アスリート向け) コメント 【上級者】ゴージャスなクラブ。トップラインの仕上がりは難しそうには見えず、スタイリッシュ。 【中級者】パワフルな打感で簡単にまっ...
2018/04/05HOTLIST2018

簡単なアイアンの終着点 ピン G400 アイアン

ピン G400 総評 ピンは今回で第9世代となるGシリーズを世に出したが、その間、ヘッド形状は中級者向けと初心者向けの間を行ったり来たりした。G400は前者にあたり、我々はこの選択を支持したい。同社が“ゲームをエンジョイする”アイアンと位置づける通り、芯を外したとき、中級者が必要とするパフォーマンスを得られるようになっている。余剰重量は、外周に配分されている。(中級者向け) コメント 【中級者】救いの手を差し伸べるべく、アドレスでボールを受け取っているかのように見えるのが良い。 【初級者】高弾道で安定感があり、打つのが簡単なアイアンに魅力を感じるのであれば、これこそが終着点。 (米ゴルフダイジ...
2018/04/01HOTLIST2018

驚くべき安定感 ピン ヴォルト 2.0 パター

ピン ヴォルト 2.0 総評 歴史あるピンのフィッティングには、常に長さと重さの異なる数々のパターのオプションが用意されてきた。ここでもそれは同じである。短いパターにはより重いタングステンのソールウェートが装着され、長いモデルには軽量のアルミ製ウェートが取り付けられている。個別に削り出されたフェースのパターンは、場所により溝の深さが異なり、芯を外したときの当たりを向上させている。 コメント 【上級者】打感がすばらしい。コンタクトはとても自然で、アライメント補助は本当に機能する。ボールの上に立ってこの上ない自信を感じた。 【中級者】インパクトはしっかりしているが、転がりがとても良い。下半分の構造...
2018/04/01HOTLIST2018

ミスヒットでも安定した転がり ピン シグマ G パター

ピン シグマ G 総評 シグマGの形状は現代テクノロジーを盛り込みつつ、過去と現在を合わせたものになっている。フェースの背後にペバックス・エラストマーのインサートを用いることで、インパクト時のボール初速を妥協することなく、柔らかい打感を実現している。フェースの重なり合った溝パターンは、その深さが場所によって緻密に変化しており、芯を外したときも芯で当てたように転がる。 コメント 【上級者】バランスの取れた重量配分により、ショートパットもロングパットも自信を持って打てる。インサートにより、わずかに許容度が高まっている。 【中級者】パットはラインから外れなかったので、失敗する気がしなかった。 【初級...
2018/03/31HOTLIST2018

バランスの取れた重心 ピン G700 アイアン

ピン G700 総評 ピンは打ちやすいアイアンを製造することで有名だ。これもその一例ではあるが、同社はこれまでの設計パターンを飛び越え、中空構造アイアンを生み出した。意味深い外周の重量配分を実現し、芯を外したときのパフォーマンスを最大化させるため、重量はトウとシャフト方向に配置された。これにより、バランスの取れた重心位置となり、十分な許容度の高さが担保された。さらに、17-4ステンレス鋼のボディとマレージング鋼のフェースインサートが飛距離を生み出す。(中級者向け) コメント 【中級者】ヒールからトウにかけてのブレードは、寛容性の高さを感じさせる。使いたいと思わせるクラブの見た目になっている。 ...
2018/03/28HOTLIST2018

高弾道で柔らかい着地 ピン G400 ハイブリッド

ピン G400 ハイブリッド 総評 このハイブリッドの目標の一つは、打ち出しを簡単にすることだった。ピンは、ソール後方に配置した高密度のウェートと、強力で薄いマレージング鋼のフェースインサートにより、柔軟性と初速を得ることでそれを実現した。結果として、ピン史上最も高弾道で着地の柔らかいハイブリッドが誕生した。ロフトは、ヘッドスピードの速い上級者向きの17度から、スイングの遅いゴルファーにとって6番アイアンの代わりとなる30度までの5種類。 コメント 【上級者】とにかくこれをバッグに入れるべきだ。何にも悩まなくて済む。 【中級者】人々が立ち止まって注目するほどパワフルな打音。 【初級者】悪いショ...
2018/04/01HOTLIST2018

ヘッド重量を自由に選べる ピン ヴォルト 2.0 パター

ピン ヴォルト 2.0 総評 溝のパターンは深さが場所によって異なり、芯を外したときでも初速が落ちないようになっている。各モデルは重さが異なっている。短いパターには、標準モデルと比べて重いタングステン製ウェートがトウとヒールに配置されており、長いモデルのウェートは標準モデルよりも15グラム軽くなっている。ブレードタイプは5種類あり、モデルによってマットブラック、カッパー、そしてプラチナ仕上げなどのカラーバリエーションがある。 コメント 【上級者】仕上げの風合いとアライメントラインのコントラストが気に入った。いい意味で重いパターであり、とても安定している。 【中級者】コッパーのカラーが良い。ヘッ...
2018/04/01HOTLIST2018

インパクトの感触は穏やか ピン シグマ G パター

ピン シグマ G 総評 ヘッドを大型化することで、外周への重量配分を最大化した。アルミ削り出しのインサートの背後には弾力性のあるエラストマーが入っており、インパクトの感触が穏やかになっている。深さの異なるフェースのミーリング溝がスピードコントロールをサポートする。さまざまなストロークタイプに合わせて多くのモデルを展開している。 コメント 【上級者】距離のコントロールが抜群。ショートパットの精度が完璧。フェースから来るフィードバックの分量が合っている。 【中級者】アライメント補助により、簡単にパターをスクエアに構えることができる。仕上げが秀抜。 【初級者】艶消し仕上げにより、見た目がソフト。イン...
2018/03/01HOTLIST2018

静かな殺し屋 ピン i200 アイアン

ピン i200 総評 形状はアスリート向けだが、寛容性はアベレージゴルファーでも恩恵に授かることができる。i200の薄いフェースはさらなる飛距離だけでなく、寛容性と打感の良さも高めている。フェースの薄さによる余剰重量が背面キャビティに配置されたことで、芯を外したときのパフォーマンスが向上。さらにホーゼルとトウにも重量が分配されたことで、安定性が増した。許容度の高いソールは、起伏のあるリーディングエッジと数度増したバウンスによりターフの抜けが良くなっている。(アスリート向け飛び系) コメント 【上級者】静かな殺し屋のようで、ノイズが一切ない。ただ、クラブとボールのコンタクトする打音になっている。...
2019/01/16新製品レポート

ソフトな打感でも音がする新インサート ピン シグマ2 アンサー パター

【ミヤG】 ピンの新しい「シグマ2」は、フェースインサートが新しくなりましたね。どんな特徴があるんでしょうか? 【ツルさん】 ピンがゴルファーに調査をしたところ、パターにやわらかい打感を求める人が圧倒的に多かったのだそうです。そこで新たなフェースインサートを開発して、ピン史上でもっともやわらかい打感のパターとして作られたのが、今回の「シグマ2」シリーズです。ミヤGも打ってみて、打感と打音を確かめてみてください! 【ミヤG】 打ってみると、「コツッ」という音はします。けれど、手に伝わるフィーリングはやわらかいですね~。 【ツルさん】 そこがポイントだそうです。インパクト音が聞こえないと距離感を出...
2019/03/01中古ギア情報

「アームロック式パッティング」を試してみるなら

最近好調な米ツアー選手のマット・クーチャーや、ブライソン・デシャンボー、キーガン・ブラッドリー、アダム・スコットには、アームロック式パッティングを採用しているという共通点がある。 2016年、パターを胸などに当ててストロークするアンカリングが規制され、それに代わる方法として注目されているのが、アームロック式パッティングだ。左腕にグリップを押し当て、腕とパターが固定されたイメージでストロークをする。 これを普通のパターで試してみると、クラブに長さがある方が打ちやすいことが分かる。アームロック式の選手たちのパターを見てみても、通常より長い37.5~41インチぐらいを使っている。 アームロック式がま...
2008/11/18マーク金井の試打インプレッション

ピン ラプチャーV2

ピンの契約選手たちが愛用する「ラプチャー」シリーズ。今回フルチタンボディとして生まれ変わった後継機をマーク金井が徹底検証する。 【試打スペック】 ロフト:9.5度、シャフト:グラファイトデザイン TFC550D(S) ・左を嫌うフッカー向き 今回のモデルチェンジで2代目となったラプチャー。前作はクラウン部分がカーボンだったが、今回はフルチタンボディの460CC。トウとヒール側の丸み感がシンメトリーな洋梨形状は前作ゆずりだが、まず目につくのがフェースの大きさ。面長フェースで、なおかつフェースは分厚い。定規で測ってみたら約59ミリ。ボディに対してフェースが大きく感じる形状で、重心距離が長そうだ。 ...
2010/10/27金谷多一郎のクラブ一刀両断

PING S56 アイアン

ストレートフェースでコンパクトな上級者好みのヘッド形状です。打ってみると、しっかりと溝にかんでくれて、イメージどおりの弾道が打てます。 鹿沼72カントリークラブ...
2010/10/20金谷多一郎のクラブ一刀両断

PING K15 ハイブリッド アイアン

構えてみると、バックフェースの後ろ側が見えるくらいワイドソールになっています。オフセットもあり、このまま地面に滑らせれば、やさしくボールを拾ってくれそうです。打ってみると、しっかりとつかんで弾いてくれます。シンプルにストレートな弾道が打てますね。 鹿沼72カントリークラブ...
2007/09/18マーク金井の試打インプレッション

PING G10 ドライバー

ツアープロにも人気のあったG5ドライバーの発表から2年の歳月を経て、G10ドライバーが今秋お披露目となる。ピンマニアにはたまらないドライバーを、人間試打マシーンことマーク金井がじっくりと試打検証を行った。 ロフト10.5度/オリジナルシャフト(S) ロフト9度/プロフォースV2 ハイロンチ(S) オレンジ色を大胆にあしらったソール形状。一目見て最新モデルなことが分かるが、派手なソールに比べると、クラウン形状は「おおーっ」と声を出したくなるほど新鮮ではない。三日月をあしらったグラフィック、全体的なフォルムは昨年秋に登場した「ラプチャー」ゆずり。投影面積が大きく、460CCならではの見た目の安心感...
2010/09/15金谷多一郎のクラブ一刀両断

PING K15 ドライバー

ポンっと置くだけでフェースの向きが合わせられ、座りのいいヘッドです。打ってみるとフェースにくいつき、つかまりのいい高弾道ボールが打てます。 鹿沼72カントリークラブ...
2010/09/07マーク金井の試打インプレッション

PING K15ドライバー

ソールカラーはゴールドと贅沢な仕上がりの「PING K15」シリーズ。低重心・深重心かつ、シャフトには三菱レイヨンのバサラ グリフィンをマッチさせ、飛距離を優先したドライバーをマーク金井が徹底検証を行う。 ・ドローを打ちたいアベレージゴルファー ・ミート率が悪い人 ・シャフトにこだわるゴルファー PGAツアーで人気があるからだろう。「PING」と言えば、アスリートブランドのイメージが強いが、今回試打する「K15」はアスリート向けではない。飛距離を求めるシニア、パワーのあるレディス、そしてスライスの度合いを抑えたいアベレージゴルファーを意識したモデルで、手にとった瞬間にそれが分かる。ヘッド体積...
2009/09/08マーク金井の試打インプレッション

PING G15 ドライバー

一人一人に合ったクラブを提供するフィッティングシステムでお馴染みの米国老舗ゴルフメーカー「PING」。今回アベレージゴルファー向けに開発された「G15」を調査すべく、マーク金井が徹底検証を行った。 ・ミート率に不安をかかえる中級者 ・ドライバーで左のミスを抑えたい人 ・キャリーとランで飛距離を稼ぎたい人 前作「G10」はオレンジ色を配しているのに比べると、「G15」はデザインにかなり落ち着いたカラーリング。ソール、クラウンマーク、そしてシャフトはエンジ色に近い赤色。対象ユーザーの年齢層を引き上げようとする意図が窺える。ヘッド形状については、前作「G10」同様投影面積が大きい。見た目の安心感を...
2019/11/08中古ギア情報

女子ツアーで目立った金色パターの正体は?

鈴木愛が「三菱電機レディス」で今季5勝目を飾った。この大会で、鈴木はピンク色の「ピン G Le2 エコ パター」というレディスモデルを使用したが、これと同様に印象に残ったのが、2位の申ジエ、3位の小祝さくら、4位の岡山絵里が手にしていた金色のパターではないだろうか。 この金色のパターの正体は、テーラーメイドの「スパイダー X カッパーホワイト パター」。同週に中国で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」で優勝したロリー・マキロイも同じモデルを使っている。 ネオマレットタイプとしてはやや小さめなヘッドで、ミスヒットに対する強さと操作性の両立を図ったモデルだ。 ネック形状は、シングルベンドと...
2018/08/29新製品レポート

ブラッシュアップされた王者のアイアン ピン i210 アイアン

【ミヤG】 ピンの「i200 アイアン」は昨季の国内男女ツアー賞金王(宮里優作と鈴木愛)がともに使用しているアイアンとして話題になりましたよね。その後継モデルが「i210 アイアン」として登場しました。 【ツルさん】 「i200 アイアン」は、僕も好きなモデルのひとつだったんですよ。ピンにはアスリート向けに小ぶりヘッドの「i ブレード アイアン」が用意されていますが、それよりも「i200 アイアン」はヘッドが大きめで安心感があって、なおかつとても構えやすい。打ってみてもオフセンターヒット時の許容性と操作性のバランスが、とてもいいモデルだったんです。新しい「i210 アイアン」では、どこがどんな...