2023/10/20中古ギア情報

「DI、PT、エボⅣ…」プロが替えられないシャフト 中古相場はおいくら万円?

ツアープロのドライバーに装着してあるシャフトをチェックしてみると、必ずしも最新モデルでないことに気づくだろう。松山英樹も最新作のテストには精力的だが、実戦では長らく同じモデルを愛用している。名手たちがどうにも手放せない“ちょい古シャフト”を中古ショップで探してみた。 松山英樹だけじゃない! ツアープロが替えられない「ツアーAD DI」 松山が替えられないシャフトはグラファイトデザイン「ツアーAD DI」(2009年)だ。手元のしなり感があるシャフトで多くの有名選手が今も使用している。アダム・スコット(オーストラリア)は昨季までたびたびドライバーに、今季はフェアウェイウッドに装着。ザンダー・シャ...
2023/10/27中古ギア情報

「トライホット、トラス TB1、スタジオステンレス…」高値で売れるパターはどれ?

自宅に眠っているクラブを中古ショップに売れば、買い替えの資金になる。気になるのは相場事情。今回は高値で売れる可能性があるパターを紹介しよう。 オデッセイが1万円台のお手頃なパターを発売していた2001年当時、「Tri HOT(トライホット) #3」は3万5000円と高額なこともあり、新品市場で爆発的に売れたとは言い難かった。ところがツアーでは人気モデルで、特に上田桃子が長く使用したことで知られている。生産終了後、オークションでは5万円前後で取り引きされたが、2010年に「Tri HOT #3 ix」として復刻され異常な人気はようやく収束。現在はオリジナルとともに中古販売価格は1万円を切る。買...
2023/11/03中古ギア情報

中古市場で未だ人気「NIKEのクラブ」 見つけたら買い“勝手にHOT LIST”

米スポーツ用品王手ナイキは1998年にゴルフボール、2002年にゴルフクラブの製造販売に進出。タイガー・ウッズをはじめとしたスター選手を擁してプロゴルフ界でも一大ブランドになった。16年にシューズ、アパレル事業に特化するためクラブ、ボール製造からは撤退したが、新興メーカーらしい発想から数々の名器を残した。今回は中古市場で未だに人気があるナイキのクラブにスポットを当てる。 エポックメイキングなウッド類は今… ウッズやロリー・マキロイ、ブルックス・ケプカも契約し使用していたナイキのクラブ。進化のスピードが速いドライバーにおいても、独特の配色やテクノロジーで、いまも先進性を感じさせるものがある。「V...
2023/11/10中古ギア情報

本当は教えたくなかったけどなぁ… 見つけたらポチッ! 即買い必至の中古「ウッド型UT」6モデル

ユーティリティ(以下UT)は、ウッドとアイアン双方の良さをミックスしたクラブ。まさに「ウッド+アイアン÷2」という位置づけだ。海外ではハイブリッドとも呼ばれ、いまやロングアイアンだけでなく、ミドルアイアンの代わりにもなるほど守備範囲は拡大。今回は使い勝手を含めて、中古でコスパの良い名器といえるウッド型UTを紹介しよう。 タイト、ピン、キャロウェイ…名器たちをピックアップ 「タイトリストのUTは替えられない」というツアープロは意外に多い。2018&19年の日本男子ツアー賞金王・今平周吾は2011年に発売された「910H ユーティリティ」を長年愛用。中古市場では6000円前後から見つかるが、なか...
2023/11/24中古ギア情報

「100が切れる」セットを中古で組んでみた “予算別 A or B” アナタならどっち?

初心者だった頃、「ゴルフショップって入りにくい」と感じなかっただろうか? まず何から買えばいいかわからない。試打をしようにも、他のクラブとの違いだって分からない。中古ショップはさらにハードルが高いと聞く。だからこそ“僕たち先輩ゴルファー”は頼られるべき存在。初心者が効率的に上達し「100切りを目指せるセット」を考えてみた。 そもそも14本必要なのか?という素朴な疑問 1ラウンドで使っていいクラブ(キャディバッグに入れていいクラブ)は、14本までというのがゴルフのルール。だが実際には、14本をフルに使ってコースを攻略するのは上級者と言える。2021年の国内男子ツアー「ミズノオープン」ではツア...
2023/12/08中古ギア情報

グリップ交換、サビ取り、ボール痕処理…何でもござれ 中古クラブ“お手軽メンテ法”

中古クラブは、その時の状態や程度が価格に大きく影響する。つまり“使用感”の多く見えるクラブほど高値で売れない傾向にあるわけだが、身近なものを使ってひと手間かけるだけで、これらはかなり改善される。今回はそんなお手入れ方法を紹介しよう。 まずはグリップのお手入れ グリップ交換きほんの「き」 クラブを使うと、まず汚れてくるのはグリップ。正直に言うと、店頭で中古クラブ購入の際はその場でグリップを交換してもらうことがおススメだ。しかしここ数年で、グリップの価格は大幅にアップし、交換には工賃も発生する。せっかく安値で中古クラブを購入したのだから、コスパ良く自分で交換するという手もある。 グリップ交換には、...
2024/01/12中古ギア情報

WHITE HOT、PURE ROLL…「インサート」から考える中古パター選び

打感に打音。パターほどフィーリングが重要視されるクラブはないだろう。フィーリングはヘッドやシャフト、グリップの素材でも変わるが、最も影響を及ぼすのはボールとの接地面、つまりフェースだ。ヘッドと同じ素材のもの、あるいは素材や形状を変えたインサートが装着されているものもある。今回はこのインサートについて考察してみよう。 20年も人気継続。ボールと同じ素材を使ったホワイトホット 打音と打感はインパクト時の音と衝撃をゴルファーにフィードバックし、インパクトの強さやストロークの幅に大きな影響を及ぼす。パターの打感はフェースの素材、フェース面の造作でかなり変わる。 インサートにボールと同じウレタンを使った...
2024/02/02中古ギア情報

「中古ウェッジ」購入で失敗をしないコツとは? ヒントはシャフト選び

最近はキャディバッグに単品ウェッジを3本以上、入れるゴルファーが増えてきた。実は中古のウェッジ購入は新品を選ぶよりも制約が多く、注意が必要だ。今回は失敗しないために気をつけて欲しいポイントを説明しよう。 肝心なのはシャフト選びと“統一感” 単品ウェッジを組み合わせて使う場合、妥協しないで欲しいのがシャフト選び。まずはアイアンセットに装着されているシャフトを調べてほしい。同じシャフトを選ぶと、挙動が変わらないためショットの成功確率が高くなる。もちろん硬さもしっかりチェック。ウェッジはシャフト自体が短い分、硬く感じやすいので、1フレックス軟らかいシャフトを入れるプロもいるが、まずは同じものを試し...
2023/12/22中古ギア情報

「バンカーが苦手なあなた」へ贈る コスパのいい“中古お助けウェッジ”探訪

ベストスコア更新を目前にして、バンカーから何発も打って撃沈…。毎回、ガッカリしてゴルフ場を後にする。徹底的に避ければ、避けるほど吸い込まれてしまうのがバンカー。そんなゴルファーの助けになるウェッジの選び方、オススメモデルを紹介しよう。 あなたのウェッジ、本当に正解ですか? ボールに直接コンタクトせず、手前の砂にヘッドを入れるのがバンカーショットのキホン。まずは練習で、バンカー内に線を引いて、そこに安定してヘッドを落とせるかやってみてほしい。実は狙ったところにヘッドを入れられない場合、ウェッジ自体に問題があることが少なくない。 アプローチショットは、「ボールにしっかりコンタクトできるかどうか...
2024/06/28中古ギア情報

「中尺パター入門」は中古から 長さ、ロフト、重さ…選び方の基準とは

「全米オープン」で優勝したブライソン・デシャンボーは、一般的なパターよりも少し長い中尺パターの使い手。昨年復活勝利を飾ったリッキー・ファウラーが使用したオデッセイの中尺も限定発売され、“瞬殺”で売り切れ。オークションサイトでは定価以上の値で取引されており現在も人気がある。そんな話題の中尺パターのメリットと中古価格を調査した。 そもそも「中尺パター」のメリットは シニアプロの間では、振り子のようにストロークしやすい長尺パターが人気。ただ、慣れるまでにはかなりの練習量が必要で、アマチュアの使用者はかなり限定的だ。その点、中尺は扱いやすく、手軽にチャレンジできる。一般的な長さのモデルと同じ感覚で中...
2023/03/17中古ギア情報

申ジエが選ぶならさぞや…彼女のギアを中古で探してミタ

国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制した申ジエ(韓国)。今大会では毎日セッティングを変えて試合に臨んでいた。クラブ契約フリーで戦うベテランの14本を分析してみよう。 ドライバーはキャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド」(2023年)の9度を使用。2月に発売されたばかりのため、中古で見つけるのはまだ難しそうだ。低重心・低スピンだと評判のパラダイムシリーズ1Wの中でも特に低浅重心で、低スピンとコントロール性能を極めたプロ仕様のモデルだ。ドライバーのシャフトは、藤倉コンポジットの「スピーダー 569 エボリューション 4」を長く愛用している。安定感を重視した叩きにいける中...
2023/12/05ギアを愉しむ。

ハイバウンス? それともローバウンス? 一周回って考えるウェッジ選び/ギアを愉しむ。

バンカーの基本は何ショット!? ウェッジはハイバウンスがいいのか、ローバウンスなのか――。普遍的にゴルフメディアで取り上げられるテーマである。今日はこの疑問を解消するためのひとつの“考え方”を紹介したい。 ポイントは、ウェッジの本来の目的について考えること。現代ではピッチング、ギャップ(アプローチ)、サンド、ロブとバリエーション豊富な“ウェッジ類”が存在するが、起源は名手ジーン・サラゼンがバンカーの脱出用にスペシャルクラブ(ユーティリティ)として考案したサンドアイアン(1932年)が始まりとされている。 ソールに大きなアール(地面方向に対する出っ張り)を付け、エクスプロージョンショットを行いや...
2024/01/09ギアを愉しむ。

引き算? それとも足し算? 一周回ったアイアンの距離感の作り方/ギアを愉しむ。

方向性が整う“プラス”な飛距離の作り方とは 前回、ストロングロフト設定のアイアンの生かし方について書いたが、今回はもう一歩踏み込んで、アイアンの距離感の作り方について述べていきたい。 一般的なロフト角のモデルより1~2番手ほど距離が出るストロングロフトアイアンでは、いつも通りの距離を打つことで、左右のブレ幅が減ると話した。だが、実際に飛距離を意図して落とすことは、思っている以上に難しい。 皆さんは、ターゲットより飛距離が出るクラブを使う際、どのように距離を落として打つだろうか。「フルショットでこのくらい」→だから「10yd落とすにはこれくらい」という風に、スイングスピードを落とし、ボールに強く...
2024/04/12中古ギア情報

中古で始める「ボーケイウェッジ」 お買い得はSMいくつ? ギアマニアが指南

PGAツアーをはじめ世界中のプロゴルファーが愛用するタイトリストのボーケイウェッジ。新品単品ウェッジの売り上げは全体の過半数を占めるほどの人気ぶりだ。一般アマチュアのあいだでは「ボーケイを使ってみたいけれど、どうにも種類が多くてどれを選ぶべきかわからない」と言う人も少なくない。中古で購入する際のポイントをまとめてみた。 ボーケイ人気の発端はタイガー・ウッズ 1999年に発売されたボーケイウェッジ人気の火付け役は、タイガー・ウッズだろう。当時タイトリストの契約プロだったウッズは2000年の「全米オープン」から前人未踏のメジャー4連勝。その手にあった「ボーケイウェッジデザインウェッジ」は「200」...
2024/05/03ギアを愉しむ。

マッスルバックがやさしい!? 一周回って考えるクラブの難易度/ギアを愉しむ。

「プロが難しいクラブを使っている」という都市伝説 マッスルバックアイアンをキャディバッグに入れていると、同伴者に「難しいクラブを使っていますね」と言われることが多い。硬さ(フレックス)Xのシャフトを使っていても、同じく「難しいスペックですね」となる。小ぶりなサイズのドライバーでも同様。そこにL字パターが加われば、もはやパーフェクト。究極の“難しいセット”が完成する。 以前までは「実は難しくないんですよ」と弁明していたが、理解されることがほぼ皆無なため、今はその使用理由について言及することをやめている。「ですよね、難しく見えますよね」と返すほうが、余程スマートで賢明な対応と心得ている。 クラブは...
2003/07/02米国男子

米ツアー2004年からドライバーテスト開始

火曜日のウェスタンオープンで選手達よりも注目を集めたのはギアメーカー各社。ついに米ツアーのコミッショナー、ティム・フィンチャムが2004年の1月1日からドライバーのCOR(高反発係数)テストを開始…
2023/01/18ダンロップ特集

山下美夢有の史上最年少年間女王をサポートした“立役者”

たが、「自分のスイングが問題」だったという。それでも前シーズンから使用しているギアへの信頼は厚く、クラブを変えずに調整。自身の感覚のズレを徐々に修正していった。 「いい時は何をやってもうまくいくけど…
2023/12/01中古ギア情報

「明るいスリーウッド計画」中古で3Wを買う時の失敗しないコツ

1Wを除くと、最も長くてロフト角が小さいクラブが3Wだ。理屈では主に地面から打つクラブの中では最も飛距離が出るものの、キャディバッグの中の14本で一番難しいと言われている。ツアープロでも3Wを入れていない選手もいるのが実情だ。私見ではヘッドスピードが43m/s以上で、シングルハンデの腕前がないと使いこなすのは難しいと思うのだが、一番と言えるほどよく聞かれるのが「やさしい3Wを教えて」である。私の答えは一貫して“そんなクラブはない”なのだが、今回はできるだけ使いやすい3Wの選び方を紹介する。 やさしい3Wの中身を考えてみよう 「やさしい」と聞くと、まず“ミスヒットに強い”というフレーズが思い浮か...
2024/01/26中古ギア情報

薄芝、硬いグリーン、飛距離ダウン… “冬ゴルフ”の悩みは中古クラブで解決

寒い時期のゴルフは敵が多い。低気温で体が動かない上に、着ぶくれしてスイングは思い通りにならない。グリーンは凍って硬く、枯れた芝からのアプローチも難しいため、ベストシーズンよりもスコアが悪くなる気がしてならない。テンションが下がり気味のそんなあなた、冬ゴルフの悩みを助ける秘密兵器を中古でゲットしてみてはいかがだろう。 飛距離が落ちる冬 ランで稼ぐか、キャリーで稼ぐか 「冬に夏と同じ距離を打つには、無条件で1番手長いクラブを持つ」とツアープロは言う。防寒着を1枚増やすたびに飛距離が落ちることを自覚しよう。しかし、冬だからこそ有利な点もある。地面が硬くなりランが出やすい。これを利用しない手はない。 ...