2014/07/30サイエンスフィット

フェースが開くと体が回らない!?

スライスに悩む原因は、オープンフェースのままインパクトを迎えてしまうことにあり、もっと突き詰めると、そもそも最初からフェースを開いてグリップしているケースがほとんどです。そんなグリップのまま、クラブを振っていると、なんとか真っ直ぐに飛ばそうとして、悪い動きが染み付いてしまいます。今回は、自然な体の回転が抑えられてしまうケースについて、考察していきましょう! 今回の受講者は… ヘッド挙動測定器による計測以前に、結構ダフることが多いので、なかなかうまく計測できないショットも目立ちました。ビデオの分析では、Vゾーンのかなり上から下りていて、まずアウトサイドインの軌道に陥っていることは間違いないと思い...
2014/06/04サイエンスフィット

グリップ改善で40ヤードアップ!

アマチュアの場合、必ずインパクトにパワーロスがあるので、それを改善するだけで、すぐにある程度の飛距離アップが見込めます。しかし中には、わずか1時間のレッスンでいきなり大幅な飛距離アップを見せるケースもあります。今回がまさにそれ。ドライバーの飛距離に悩む受講者でしたが、なんとおよそ40ヤードの飛距離アップを見せてくれました! 今回の受講者は… ヘッドスピードは45m/sと、とても恵まれていますね。飛距離に直結するのは、やはりヘッドスピード。ただし、それは芯を捉えて、ボールスピードに結びついていることが前提で、さらに、バックスピンとサイドスピンが適正値に収まっている場合の話。このヘッドスピードなら...
2012/05/09サイエンスフィット

ドライバーは引っ掛けて、アイアンは突き刺さる・・・

ドライバーは引っ掛け始めるとエンドレス。そしてアイアンは地面に突き刺さるようなショットになってしまうと悩むのが今回の受講者。スコアの差も激しく、悪い状態に見舞われたときには大叩きは必至。ドライバーもアイアンも同じ原因なのか、科学の目で根本原因を探っていきます! 今回の受講者は・・・ ドライバーは軽いスライスもありますが、全体的に出球が左で、外から入っていることが弾道でも見て取れます。そして、もっと振っていくとだんだんとフックの傾向が強まっていくようですね。ビデオ解析では、Vゾーンのやや外側から降りているので、基本的にはカット打ちのスライス軌道。基本的な持ち球はスライスで、少しでも掴まるとすぐチ...
2013/07/03サイエンスフィット

トップボールが止まらない!?

ゴルフの腕前はインパクトの瞬間のデータを見れば分かる。大半の上級者は軌道やフェースの角度といったデータが整っているものだが、ごく希にデータは非常に良くてもスコアに結びついていないケースもある。今回は、そんな受講者が登場。ドライバーは得意なのに、アイアンはトップばかりで、アプローチも苦手・・・。スコアに結びつかなかった原因は一体どこにあるのか?? 今回の受講者は・・・ ドライバーによる計測では、ヘッドスピード31m/sで160ヤード。ドライバーが好きというだけあって、安定したショットをしています。ビデオ分析で驚いたのは、Vゾーンのド真ん中からダウンスイングできていること。アマチュアでここにクラブ...
2013/12/11サイエンスフィット

実戦で生きるグリップルーティン!

打ちっぱなしでは好調だったのに、コースでは予想外に乱れる。練習場では出なかったような大きなミスに見舞われる。そんな経験ありませんか?コースで乱れてしまう大きな原因の一つはセットアップの乱れ。方向取りが狂ってしまったり、グリップした時点でフェースの向きが一定しなかったりと、動的なスイングに入る前の静的な部分で、すでにミスの危険をはらんでいるのです。今回は、特にグリップに注目してフェースの向きを一定に保つ方法を詳説いたします! ◆このレッスンの模様は、PRGRチャンネル「楽園の練習場」にて動画でご覧いただけます! 【取材協力】千葉カントリークラブ野田コース 今回の受講者は… ラウンドレッスン前の、...
2012/09/26サイエンスフィット

フェースを真っ直ぐ合わせるパットの極意!

芝の上での実戦レッスン、最終回はパッティング。ショットで球筋のベースとなるのはスイング軌道だが、パッティングでは軌道よりもまず、フェースの向きを真っ直ぐに合わせることが最重要課題となる。今回はフェースを真っ直ぐ合わせるための様々なドリルを中心に、パットが上達するポイントをご紹介します! 【撮影協力】フォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ ・PRGR GINZA リニューアルオープン! 今回の受講者は・・・ ボールが切れたり切れなかったりするのは、もちろん傾斜や芝目の影響の違いもあります。それともう一つは、芯に当たったり、外したりしていることも、ボールの切れ方を大きく左右します。芯に当たっていれ...
2010/11/16サイエンスフィット

コースでなぜミスる?ショートゲーム編

コースではアドレスが狂いやすく、傾斜や不安定なライでも、すぐにショットが乱れます。さらに、打ちっ放しでは、なかなか実戦的な練習ができない部分がショートゲーム。今回はショートゲームでのミスを最小限に抑えて、スコアアップに直結させるための鉄則をご紹介しましょう! 【撮影協力】フォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ 今回のラウンドレッスン参加者は・・・ インドア・スタジオのレッスンでは、なかなか受講者に伝えきれないのが、ショートゲームの実戦的な部分です。理屈は教えることができても、実感を持って伝えることが難しいところ。個々のポイントはとてもシンプルなのですが、その場で指摘してくれるスタッフがいること...
2010/08/17サイエンスフィット

スペシャル・ラウンドレッスン〔5〕 超シンプル・バンカーショット

大きくホームランしたり、砂だけ掘って全然出なかったり…。バンカーショットに苦手意識を持つ方が多いのは、こうした手痛い経験が積み重なってのことでしょう。しかし、20ヤード以内のアプローチ同様、一つの型を持っていれば、バンカーなんて全然怖くありません! 【取材協力】フォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ 今回のラウンドレッスン参加者は・・・ そこそこ許せるミスにとどまれば良いのですが、ガッカリするミスが多いので、恐怖感が先立って、さらにミスを誘発する。バンカーで構えた途端、金縛りのような状態になって、どう打ったら良いのか分からなくなり、頭が真っ白という方もいるでしょう。そんな呪縛から解放されるため...
2019/09/12サイエンスフィット レッスン

飛ばないモヤモヤを一掃!アウトイン軌道撲滅法(前編)

プロレベルに達している人が、アウトサイドインの軌道でインパクトしていることは、まずありません。一方、アマチュアのおよそ7割がアウトサイドイン軌道に陥っていて、そこから抜け出せないまま、ゴルフから離れてしまう方も多いことでしょう。しかし、きっかけさえ掴めば、スイング全体が良い方向に連鎖して、すぐにでもアウトサイドイン軌道を抜け出せるはずです! アウトサイドイン軌道でも、安定していればいいと考える人はいるかもしれません。しかし、この軌道では、球がつかまらないことは当然として、すくい上げたり、上体が突っ込んだりと、上下の軌道も不安定になりがちです。そもそも、安定したショットを得ることが、とても難...
2019/10/10サイエンスフィット レッスン

シャンクに潜むスイングの根本的問題を解決(前編)

たまにシャンクが出てしまう人は少なくないと思います。それはたいてい突発的に出るもので、ボールとの距離などを調整すればすぐに収まり、あまり深刻に受け止めない人も多いでしょう。しかし、シャンクはスイングに大きな問題が潜んでいることを示しています。今回は、アイアンのシャンクが止まらないと悩む受講者が登場。シャンクに潜む問題に深くフォーカスしていきましょう。 シャンクとは、アイアンのフェースにボールが当たらず、ネック部分に当たってしまうことです。シャンクが出る人は圧倒的に、外からクラブが下りている人が多いのです。インサイドアウト軌道が過剰になってシャンクするケースもありますが、シャンク=アウトサイドイ...
2016/10/13サイエンスフィット レッスン

アタマを動かさないほど軸が乱れます

ゴルフスイングで「アタマを動かさない」というアドバイスをよく耳にします。スイング軸をキープするためのアドバイスですが、実はアマチュアがこれを意識しすぎると、途端に体の回転が悪くなり、スイング軸が乱れてしまいます。テークバックで軸がターゲット方向に倒れるリバースピボットや、トップでのシャフトクロスを引き起こし、ショットが不安定になります。一体どうしてでしょうか?今回は、スイング軸を保つ秘訣をお教えします! プロのスイングを正面からみると、アタマが動いていないように見えますが、実際は多くのプロがテークバックの時点から、アタマが動いていきます。正確に言うと、顔の面が体の回転とともに、動いているのです...
2019/12/19サイエンスフィット レッスン

ヘッドを最大限に走らせるコツ(後編)

今回の受講者は、タメが浅い上に、そのタメが解けきる前にインパクトを迎えてしまっていることが問題でした。ヘッドが走っていないばかりか、この状態だとつかまりが悪いので、左手首を甲側に折って球をつかまえようとします。すると、インパクトでフェースをスクエアに合わせるのが困難になり、球が左右に散る結果となるのです。 前回お話した通り、沼田さんは腕を脱力した状態で垂らすと手の甲が正面に向くタイプなので、腕のローテーションを意識するのはハーフダウンまで。それ以降は手首の操作やアームローテーションは不要です。何もしないで振り抜くことがベスト。なお、ハーフダウンからインパクトで積極的に腕のローテーションを使った...
2017/05/25サイエンスフィット レッスン

開きすぎたフェースは絶対に戻せない!

ボールが右に飛び出したり、スライスが強い人は、インパクトでフェースが開いているという自覚があるはずです。そこで、ダウンスイングでもっともっと手を返そうとしてしまいがちです。しかし、まず直すべきはダウンスイングではないのです。トップの時点で、取り返しのつかないほど、開いてしまっているのを直すのが先決。では、取り返しのつかない開きとは、具体的にどの程度のものなのでしょうか? ダウンスイングの改善に取り組むべからず! 球がつかまらないほとんどの原因は、そもそもグリップに対してフェースが開いているか、テークバックで開いてしまうか、あるいは、その両方です。これを無視して、ダウンスイングだけでフェース...
2017/06/08サイエンスフィット レッスン

つかまえようとしないほど球はつかまります!

みなさんは、インパクトする時、どのような意識をもっているでしょうか? できるだけタメてタメて、インパクト直前で、ビューンとフェースを返すイメージでしょうか? それでタイミングが合えば、強い球が出そうですよね。実際、真っ直ぐ、すごく飛ぶこともあるでしょう。しかし、現実はほとんどがスライスで、時折フックしたりと、そのイメージだとかなり不安定になってしまうものです。ゴルフはなんと天邪鬼なのでしょう。意識的に返そうと奮闘するほど、真逆に球がどんどんつかまらなくなるのです。今回はそんなお話です。練習熱心な方ほど、絶対にお見逃しなく!! つかまえようとしている限り、絶対つかまらない!? 球をつかまえようと...
2017/04/27サイエンスフィット レッスン

100度も開く人がいる!?トップでの開きをなくそう!

初心者やスライスから抜け出せない人の、球が右に曲がる原因はただ一つ。それは単純に、フェースが開いて当たっているからです。これにはトップでのフェースの開き具合が大きく影響しています。今回は、アマチュアのスライサーとプロの、フェース向きの明らかな違いについて詳しくお話しましょう。テークバックのフェース向きさえ改善すれば、スライスが一発で直りますよ! トップでのフェースの開きは50度以内が理想 トップでフェースが開き過ぎていれば、インパクトでフェースをスクエアに戻すことが困難になります。トップのフェース向きには許容範囲があり、50度以上開くプロはまずいません。一方、スライスに悩む方は、その許容範...
2017/02/16サイエンスフィット レッスン

100をコンスタントに切るためのスイング改善【3】

スライスを改善したり、ドローボールを打つためには、インサイドアウトに振ることが基本となります。しかし、あなたがモノにしようと取り組んでいるインサイドアウトのスイングは、もしかしたら誤っているかもしれません・・・。今回は、100をコンスタントに切るためのスイング、第3回。当初のアウトサイドイン軌道はすでに脱却し、いよいよ真のインサイドアウト軌道にする方法を伝授します! 過去2回、それぞれわずか1時間弱のレッスンでしたが、山口さんが練習熱心なこともあり、当初の典型的なスライサーといえるスイングは、見違えるように改善しています。1回目は腕と体の同調、2回目はスイング軸のキープでしたね。そして今回は、...