1997/04/03国内男子

トップは久保谷健一。丸山茂樹も好位置キープ

6871ヤード、パー71に設定された江戸崎CC。明大出身、まだ25歳の久保谷健一が初日のリードを奪った。2位タイには丸山茂樹。それにしてもB.ジョーブ、P.テラベイネン、T.ハミルトン、P.マックウィニー、S.ギムソンとカタカナ名前がずらりと並んでいる。今年は元気な杉原輝雄もまた上位に顔を出しており、これから混戦、どういう展開になってくれるか(まぁ、混戦になるでしょう)。...
1999/07/22国内男子

高見和宏、ダントツ8アンダー首位

雨にも遭わず、快晴の中行われたアイフルカップ初日。3打と他を離してトップに立ったのは高見和宏。2位につけた伊沢利光・白浜育男・平塚哲二は5アンダーとした。 「全部はいっちゃうんだもん。どうしちゃったのかなぁ・・・」とは高見和宏、8バーディを決め単独トップの位置にいる。折り返し後の1~3番ホールと上がり9・10番の連続2ホールをバーディとしてトータル8アンダー、64をマークした。 本人は「200パーセントの出来。普通じゃないですね」とびっくりしている。1月に故障した足首がいまだに痛みが取れず、プールでのトレーニングを続けていた。64を出したのは試合では初めてのこと。「明日はどうなるか分からないけ...
2000/03/16国内男子

首位 片山晋呉。田中秀道も好スタート

第29回ダイドードリンコ静岡オープンが静岡カントリー浜岡コースで始まった。ここ数年悪天候に見舞われているこの大会。ただでも遠州灘の海岸線から海風が吹き上げてくる難しいコースだが、昨年、一昨年は雨の影響でサスペンデッドを挟み、選手たちには辛かった。今年も初日からあやしい雰囲気をみせたが、なんとか全員ホールアウトすることが出来た。 首位に立ったのは65をマークした片山晋呉。2位には6アンダーの田中秀道が続き、1打差3位に室田淳・井戸木鴻樹・山本善隆が並んでいる。 アウトからスタートした片山晋呉は、5番から3連続バーディを決めて波に乗った。結局7バーディ、ノーボギー。先週優勝の芹沢信雄同様、目の手術...
1998/11/26国内男子

タイガー・ウッズ、初見参!

ついにというか、やっとというか、タイガー・ウッズの真剣ショットが見られた。前回の来日はなんといってもエキジビションだったため、あれがタイガーの真価と言えるかとどうか・・。 さて初日を走ったのはタイガーと一緒の組をプレーした尾崎直道。6バーディ、1ボギー。「いい雰囲気だったよ。日本のギャラリーの中でタイガーと初めて回れたのはラッキーだった」 これがもし米国のギャラリーの中なら、今日のスコアは出なかっただろうと言う。今回は日本という地の利があった。しかしタイガーマニア(ファン)の熱狂的な反応を考えると、米国で一緒にプレーするのはごめん被りたいということらしい。 「一瞬だけど、ああいうタイプのゴルフ...
1998/08/27国内男子

やっぱり強い。ジャンボが単独首位!

今週は福岡県。KBCオーガスタ。昨年の優勝者、全米プロ帰りのジャンボ尾崎があっさり初日の首位を奪った。このあたりでジャンボもそろそろ2勝目を上げておかないと秋のシーズンに楽しみがなくなる。 インスタートのジャンボはアウトにまわってから5バーディ。6番から9番まで4連続で入れた。「まあまあ。全米プロから帰ってきて以降、後半戦にむけて少しは良くなってきている感じだ」という。「右肩から右指の間でしかスウィングしていなかった」反省から、下半身のリード、左腕のリードがテーマだった。 手島啓二は9番でイーグル。4バーディ、1ホギー。「ティショットがプロになっていちばん安定している。今季は14試合出て11試...
1997/08/14国内男子

まず片山晋呉。一気に17ポイント獲得

今週はストロークプレーではなく、日本では珍しいステーブルフォード競技。積極的にバーディを取っていく選手が有利だ。まず初日飛び出したのは若い片山晋呉。イーグル1つ(5ポイント)、バーディが6つ(計12ポイント)と稼いだ。 「前からショットは悪くないのに、いつも5メートルくらいのパットが入らない。しゃくだった。それで先週から長尺パターにしたんだけど、いいいっかけになったみたいです」 みてくれが悪いと言われる。何故と聞かれる。しかし抵抗なく使っている外国人選手も多い。「良いものは取り入れる主義」だから、思い切って変えた。パットに自信をもってグリーンに上がれるのは久しぶりです、と言う。 今年は米国ツア...
1997/07/03国内男子

尾崎直道、5アンダーでトップに立つ

猛暑の初日。「久しぶりの日本の夏、こんなに暑かったっけ」と尾崎直道。ボギーなし、5バーディでいきなりトップ。「フェアウェイにティショットを打てばそんなに長いクラブはいらないし、芝の状態もいいし」で、いいゴルフができた。 「ショートアイアンをもったらバーディチャンスにつける。それが米ツアーの基本だから」という言葉もけっして自慢には聞こえない。実際そうなんだろうな、と思う。 今年の米ツアーにはあと数試合を予定している。それで終わり。「今年はチャンスと思っていたんだけど、米ツアーシードに必要なのが18万ドル。あと4試合で8万ドル稼ぐは難しい。多分シードはとれないと思う。取れなかったら、けじめとして一...
1998/07/02国内男子

首位は謝錦昇。丸山茂樹が好発進!

先週も外国人選手の優勝。いくらなんでも少々、飽きてきた。日本選手ももう少しいいところを見せてくれないとゴルフ界全体のポテンシャルがどんどん低下してしまいそうだ。 さて初日のトップを走ったのは謝錦昇。堂々の7アンダー。カタカナ名前ではないものの、もちろん立派な台湾の外国人選手だ。外国人選手の間には「あの〇〇が勝てるならオレだって・・」というイケイケムードの楽しい(?)連鎖反応が起きているらしい。日本選手も「え? あんな××が優勝できて、オレが勝てないわけがない!」と前向きに考えてほしいものだが。 2位タイの6アンダーにはなんと8人。期待のかかる全英出場前の丸山茂樹。さらに1打差には横尾要がいるし...
1998/05/21国内男子

福永和宏、細川和彦が6アンダー並走!

コースは宇部CC万年池東コース。今週はスケジュール的にスキップする選手も多く、考えようによっては中堅どころにとっての絶好のチャンスとも言える。初日はまず福永和宏、細川和彦がどちらも34-32の66としてトーナメントをリード。 夏男・細川和彦はイーグル入りの6バーディ、2ボギー。「やっと自分のゴルフができた。11番のイーグルでノってきた。暑くなってきて、やっと自分の季節がきたのかな」 なぜか丸山茂樹、宮本勝昌と回るとスコアがいいのだという。「ほどよい緊張感があって、雰囲気がいい。8月だけでなく、ほかの季節にも勝ちたいですね」 福永和宏は7バーディ、1ボギー。「出だしでポンポン入ってくれたんで、気...
1998/05/14国内男子

小達敏昭、7アンダーをマーク

賞金総額も1億2000万円と増額、優勝すれば10年シード。多くの選手がここに焦点をあてて調整するのも当然なのが公式戦、日本プロだ。今年はタフで知られる奈良県グランデージGCに144人が参加しての開催だが、初日はまず小達敏昭が31-34の65、7アンダーで飛び出した。 小達はアウトを5バーディ。インを3バーディ、1ボギー。初優勝が93年だから、もう5年ものブランクができてしまった。いつ勝ってもおかしくない逸材なのに、スコアの凹凸が激しい。課題は持続力だけだ。 「このところアプローチがびどい。イップス気味です。1回ミスすると気持ち悪さが伝染してしまって他もダメになる」という小達。こんなスコアは久し...
1998/05/07国内男子

日下部光隆、一気に64をマーク

5バーディ、1イーグルと完璧ゴルフで初日を終えたのは日下部光隆。イーグルは16番(512ヤード)でグリーン手前20メートルにセカンドを運び、そこから9番アイアンでの転がしがカップイン。 「ライが良かった」とはいえ、一気に7アンダーだ。 「今年はグリーンが柔らかい。それがボクにはやさしく感じられた。17番18番なんて去年は4日ともボギーだったんじゃないかな。苦手意識があるんだけど」 苦手な上がり2ホールも無事にパーでおさめた。 このところ米山剛の調子がいい。上位に顔を出しては、ちゅうちょするようにまた沈んだりの繰り返し。 「今シーズンは調子悪くない」と控えめに本人も言う。今週も初日からボギーなし...
1998/06/18国内男子

好調持続。鈴木亨が7アンダー!

舞台は兵庫県・よみうりCC。昨年の優勝者は丸山茂樹。去年の今頃、丸山の強さといったらなかった。抜群の安定性を誇っていた。そんな丸山が今年は別人のような不安定なプレー。しかしここ数週、ようやく本来のプレーをチラホラ見せるようになっており、今週も34-34の68とまずまずのスタートを切った。 さて初日の首位を走ったのはノリまくっている鈴木亨。こういうタイプの選手は自信をもって突っ走りだすと破壊力がすごい。なんと2イーグル、5バーディ、2ボギー。インからスタートして18番、2番とOKパットに近いイーグルだった。すごい内容のラウンド。 「好調が続いている。来週も試合のホストプロなので、今週も気を抜けな...
1998/09/24国内男子

エレラ、今年もトーナメントをリード!

一昨年はジュンクラシックCCを舞台にジャンボが優勝。昨年はロペ倶楽部が舞台でエドアルド・エレラが勝利。尾崎は最終日に75と大叩きして4位だった。そして今年、絶好調とは言えないながらも賞金レース首位に躍り出たジャンボ尾崎は、当然この試合を制して秋のシーズンへ気分よく船出したいところだろう。昨年の雪辱も果たしたい。もちろん丸山茂樹を始めとしてジャンボ阻止に立ちふさがる選手も多いはずで、さて本番はどんな展開になるか・・。 しかし初日をリードしたのは昨年の勝者・エドアルド・エレラだった。ボギーなしの6バーディ。このロペ倶楽部がすっかり好きになってしまっている。「このコースは去年も勝っているし、グリーン...
1998/11/12国内男子

まず初日はE.エレラがリード。尾崎兄弟も好位置!

寒いことは寒かったが、まずまずの天気の初日。コロンビアのE.エレラがアウトで5バーディ、インでも3バーディ、1ボギーとして65をマーク。初日の首位に立った。2位には芹沢信雄、川岸良兼と渋い面々が並び、さらに下には尾崎ブラザーズもひかえている。田中秀道、片山晋呉などの若手も順当。これから激戦になりそうな雰囲気だ。 「今日はラッキー。ボールがよくカップに入ってくれたよ。でも明日は入るかどうか・・」とE.エレラ。どんなに良いパットでも、もし入らなければ3パットの危険性がある。それほどグリーンが速い。「今年、いちばん速いグリーンだ。こんなグリーンは生まれて初めて」とまでエレラは言った。 月曜火曜はもっ...
1998/10/29国内男子

初日は鈴木亨、6アンダー首位!

今週は兵庫県、ABC CCを舞台にフィリップ・モリス選手権。賞金総額は2億円。優勝賞金は3600万円とビッグなトーナメントだ。 初日の首位に立ったのは鈴木亨。ノーホギーの6バーディ。「今日は1回もグリーンを外していない。100パーセントのパーオンなんて1年を通じてもなかなかあるもんじゃないです」 先週の最終日、奥さんが試合を初めて見にきてくれたという。「どこが悪いのかアドバイスしてもらった。これが効きました」 1回もやったことがないけど、18番 で奥さんを抱きしめてキスしてみたいのだとか。「子供なら、抱いたことあるんですけどね」 田中秀道も5アンダーと出足好調。「腰痛というか筋肉の疲れで先週は...
1998/10/22国内男子

中島常幸、トップを飾る!

昨年のチャンピオンはジャンボ尾崎。先週の敗退はちょっとショックだったはずだが、しかし下を向いてはいられない。早いところ立ち直りぶりを示したいだろう。またまた95年96年の優勝者は丸山茂樹。これも大好きな袖ヶ浦CCだけに、もちろん意欲十分。 しかしもう一人いた。過去優勝56回という中島常幸。なぜかこのブリヂストンオープンのタイトルは持っていない。そればかりか昨年、今年とむざんな低迷。ひそかに捲土重来を期していた大選手が、本当に久しぶりに、初日の脚光をあびた。これをキッカケに、かつての強さを取り戻すか。 中島常幸は10番で2メートルを外し、12番で1メートルを外してのボギー。しかし14番でひとつ取...
2000/04/20国内男子

ジャンボ出遅れ。今田竜二 好スタート

いよいよ公式戦、キリンオープンが始まった。もともとアジアンツアーの一環としての位置づけを持っていた試合だが、今年からはJGA(日本ゴルフ協会)とAPGC(アジア太平洋ゴルフ協会)の共同主催へ発展した。このため出場カテゴリーも変化し、アジア太平洋地域19カ国から推薦のプロやアマチュアが多数参加する国際色ゆたかな大会となった。 今年も茨城GCで開催されるキリンオープンだが、今回は東コース。強風と雨の中という悪天候の初日。リードを見せたのは台湾の林根基。66をマークして2位のK.H.ハンに3打の差をつけている。続く東聡、片山晋呉ら3人が上の2人を狙っている。 アウトからスタートした林根基。1番ホール...
2016/04/14国内男子

永野竜太郎と重永亜斗夢が首位発進 池田勇太ら1差

同組でプレーした27歳の2人が、国内開幕戦のリーダーボードトップを分け合った。10番から出た永野竜太郎と重永亜斗夢が「65」をマーク。ともに前半5アンダーに伸ばした貯金を活かし、6アンダー首位タイに並んでスタートした。 同じ組で回り、首位で滑りだした2人は熊本県出身の同級生。ともにツアー初勝利が待たれる存在だ。昨季賞金ランキング22位で終えた永野は2月の「レオパレス21ミャンマーオープン」で8位フィニッシュ。この日は前半11番で残り196ydの2打目をピンそば1mにつけてバーディを先行させ、ノーボギーで終えた。「ピンチらしいピンチもなかった。上出来じゃないですか。守ったら難しくなるコース。後半...