1997/03/07国内女子

開幕戦初日トップは原田香里

男子トーナメントより1週間早く始まった女子ツアー。めでたい(?)開幕トップはやはり期待の原田香里。そして2位には昨年初勝利で勢いのある久保樹乃。ことしのトーナメントせは面白くなるぞ。 原田香里はアウト、インともに3つずつのバーディを重ね、ノーボギーのプレー。「今日の目標は2アンダー。1個バーディをとったらもう1個というのではなく、1個とったらもう2個、2個とったら更にもう2個という目標だったんです」 この原田流のよくばり計算式で初日を走った。 久保樹乃も6バーディながら6番の3パットでトータル5アンダー。「昨年の成績がよかったので自信をもってプレーできた」のが好結果を呼んだ。 風が吹くと難しい...
1996/11/24国内女子

井上陽子、追い込んでの初勝利。賞金女王は福嶋晃子に決定

前日「優勝は7アンダーだと思います。でも意識なんてしていません」と言っていた井上陽子が5バーディ2ボギーの素晴らしいプレーを見せて初優勝。「同期の久保樹乃が先に勝ったので、私もがん張ろうと思っていました。でも今年目標に立てていたことが最後の最後で実現するなんて・・」5年間のシード権を得た。 井上は94年のプロ入り。まだ実質プロ2年生。「先生は父」という。おとうさんは大相模のハンディ1という。 福嶋晃子がものすごい追い込みを見せた。7バーディ、ボギーなし。33・32の65。可能性のあった原田香里が75を叩いて後退したのに対して単独2位に入り、文句なしの賞金女王。7059万円の獲得高となった。ちな...
1996/10/06国内女子

塩谷、堂々の逃げ切り。岡本、デービースは追撃に失敗。

本命かと思われていたローラ・デービースは2つオーバー。きざしの見えている感じの岡本綾子もやはりカラ回りで、塩谷育代が結果的には楽勝の展開となった。「最終組で、アメリカでバリバリ活躍している選手たちと一緒で、しかも難しいコンディションの中で勝てたことは、すごく嬉しい。逃げる気持ちはまったくなかった」という塩谷。「最終的な目標は、女子プロ界に名を残せるようなプレーヤーになること」と言い切った。...
1996/09/22国内女子

久保樹乃、逆転の初勝利

「なんとかシード権をとりたい」と無欲の久保樹乃が、まさかの初優勝を飾った。初日こそトップだったが2日目には後退。若い選手だけにそのままズルズル落ちるのがよくあるケース。雨の最終日もいきなり1番2番とボギーを連続したが、4番、13番、16番とチャンスをものにしてのトータル2アンダー。「服部さんが18番でパットを外したときは、失礼な話ですけどうれしかった。いままで感じたことのないうれしさでした」という久保。シード権を確保どころか、これから1年間の試合出場権利をしっかりものにした。...
1996/09/15国内女子

前田すず子、大逆転の勝利。岡本は6位に転落

優勝まちがいなしと思われた岡本綾子は4オーバーを叩いて後退。期待のかかっていた福嶋晃子もパットに苦しみ「よかったのは最後のイーグルだけ」の71。 かわって前日9位グループの前田すず子が1つのボギーこそあったものの、なんと7つのバーディを沈めて一気に逆転した。「今日のショットはすごくよかった。でも最後の最後までわからない。気持ちとしては(橋本愛子と)プレーオフをするつもりで待っていました。大逆転? 私でいいのかなという感じです」 これで賞金レースも堂々の5位に浮上した。...
1996/09/08国内女子

福嶋晃子、大波乱の77。塩谷が逆転優勝

余裕の優勝と信じていた福島が「自分のゴルフができなくて」ノーバーディの5ボギー。「いままでの中でいちばん悔しい」大崩れとなった。優勝争いは服部、肥後、塩谷の3人に絞られた形となった。出だしの3連続バーディで勢いに乗った肥後だったが「後半がものたりなかった。最終18番、塩谷さんがチャンスをくれないかなと思ってたけど、やはりちゃんと入れられて・・」ベテラン塩谷がきっちりビッグタイトルの勝利を飾った。...
1996/09/01国内女子

岡本綾子、2年ぶり60勝

4バーディ3ボギーと、決して好調とはいえず「バーディチャンスはことごとく外した」ラウンドだったが、下からの追い上げにも動じることなく逃げ切った。「1ショット1ショットを大事にしていれば、必ずチャンスは来る」と信じてのプレー。「2年ぶりだけど、ついこの前に優勝したみたいな、まるでこの2年が夢みたい」 本当に久しぶりにアヤコスマイルがファンの前に披露された。...
1996/08/25国内女子

山崎千佳代がトータル・イーブンパーで逆転優勝

風が強く、各選手ともスコアを乱す中で、3バーディ、4ボギーと1オーバーながら手堅く回った山崎千佳代が芳賀、肥後、斎藤を1ストローク抑えて優勝。前日首位の 野呂奈津子はアウトで5ボギーを叩き、結局79、トータル3オーバーで6位タイに終わった。 山崎は「嬉しいのはもちろんですけど、とりあえず1年間試合に出られるのが大変嬉しい。というのもここ2、3年調子が悪くて精神的にも技術的にも落ち込んでいたんです」と、この1勝をテコに自分のゴルフを取り戻して、公式戦(日本女子プロ)でいい成績を残せれば「米国のプロテストを受けるとか試合にも挑戦したいですね」と意欲的。...
1996/06/30国内女子

木村敏美、7オーバーの勝利

前日首位の村口史子は惜しくも今季初優勝をのがした。かわって優勝カップを手にしたのは実力派・木村敏美。「予選が2オーバー、2オーバーだったので、きょうはなんとかパープレーでと思っていました。なんとかここのコースに勝ちたいという気持ちだったので、スコアボートをあまり気にしないでプレーできました」という。2人目の子供が生まれてからは初めての勝利(1人目から数えると5勝)になる。...
1998/06/11国内女子

マクガイヤ首位。吉川、鈴木が追う

今週の女子ツアーは長丁場の4日間トーナメント。男子ならあたりまえの日程だが、女子選手にとって「4日間」はけっこうプレッシャーになるらしい。体力が持つかどうか、好調を保ち続けられるかどうかがカギ。 まず飛び出したのはマーニー・マクガイヤ。実力派と自他ともに認めるベテラン選手なのだが、左腕を痛めてこのところ休場。ニュージーランドに帰っていた。「練習のしすぎじゃないかと思う」と本人は言う。実際、よく練習する人です。 マクガイヤはインコースで5バーディ、1ボギー。32としてトータル68。「非常にいいプレーができた。スタート前、忍耐強くプレーしようと目標を立てたのだが、その通りにウランドできた」 休みあ...
1998/06/05国内女子

中野晶、坂上晴美が5アンダーの首位

ちょっと風はあったが天気もなんとかもってくれた初日、ボギーなしの5アンダーで飛び出したのは中野晶。上位で名前を見るのも久しぶりだ。今日はショットがほぼ100点満点。「7番で乗ったか乗らないかというのがあった以外はすべてパーオンです。ショットは完璧でした」 問題はパッティングだけだが「細心の注意をはらってプレーしている」という。そもそもショートゲームが課題だった。特にグリーンを外してからの処置に弱点があった。しかし「良いスコアがショートゲームの不安を解消してくれるような気がします」 坂上晴美はボギーがひとつ。6バーディ。「今日のプレーは150点以上。点数がつけられないです」という。トーナメントリ...
1997/10/03国内女子

強い!福嶋晃子、3アンダー

1週間、和歌山で海を見ていた福嶋晃子。帰ってきたらやっぱり強い! ボギーなしの3バーディ。本人が喜ぶかどうかは知らないが、ちょうどジャンボ尾崎のレディス版みたいな感じになってきた。強さが底なしになってきた。 「久々のコーライグリーンだから不安も少しあります。でも与えられたところで、いっしょう懸命やるだけですから」と福嶋。 ドライバーを使ったのは3ホールだけ。でも以前のように、それでストレスがたまるようなことはなくなった」とか。休暇中は「釣りでリフレシッュ。体調は万全です」 1打差の2位には柴田綾子。ボギーなしの3アンダー。もちろんツアーでトップに立つのは初めての体験。3アンダーというスコアも初...
1997/09/26国内女子

悪天候のため初日は中止と決定

あいにくの悪天候のため、8時40分、初日のプレーは中止と決定した。第1ラウンドは明日土曜(27日)朝8時からアウト・インのスタートとなる。...
1997/07/18国内女子

村口史子、7バーディで初日トップ

村口史子がアウトは1番からの3連続をふくむボギーなしの5バーディ、インに入って2バーディ。16番で惜しくも3パットボギーが来たがトータル66で首位に立った。 「出だしでバーディが来たので落ち着いてプレーできました。バーディがたくさん来るとつい安心してしまうんで、気を引き締めながらプレーしました」と村口。 先週も最終日に7バーディ。しかしボギーも3つと惜しい「もったいないプレー」をしてしまった。それが反省材料。 美人プロと騒がれたが、もう30を越したのだという。「プロになって3年くらいはただ一生懸命やってただけだったけど、30過ぎたらスポーツは駄目になっちゃうでしょ。一からやらなくては」と、冬場...
1997/07/11国内女子

肥後かおり、山田かよ、69で首位

前週までの暑さがうそのように快適な21度。少し風はあったがまずまずのコンディションだった北海道。まず肥後かおりが上がり3ホールを連続バーディとして首位。「このところ練習ラウンドはいいのに試合はダメというパターンが多かったんです。今日はよかった。体の動きを抑えているのにキャリーも出ているし」と肥後。 山田かよは、大城あかねの「弟子」。94年のプロ入りで昨年は堂々のランキング46位。「昨日、大城さんにパターを見てもらったら、もっとボールに近く立つように言われて」今日はそれだけ考えてプレーしたという。打ちたいラインにボールが出るようになった。アウトで3バーディ。 そもそも山田のパターが悪くなった原因...
1997/09/05国内女子

久しぶり高村亜紀。2アンダー首位

中京TVブリヂストンで1勝はしているものの、ここしばらくちょっと不調だった高村亜紀がアウトで4バーディ。ただしインでは2ボギー。 「ショットが良くないです。当たってないし、飛んでないし。前半はパットに助けられてバーデだけど、後半はラインの読み違いがあってボギー2つです」 こういうのって、いいんだか悪いんだか難しい。去年に比べて体重は2キロ落とした。野菜ジュースを飲んだり、バランスよく食べたり、走ったりといろいろ気を使っている。そのせいか「後半の14番15番あたりから疲れの出てくるのがなくなりました」とか。 「夏を乗り越えて、9月から調子を徐々に上げて、あと1勝!」 李ウェン琳(リー・ウェンリン...
1997/08/22国内女子

まず黄玉珍、藤崎、坂東などがリード

今年から始まった新キャタピラー三菱。初代チャンピオンの座を競ってまず飛び出したのは黄玉珍。前半は1バーディ。インに入ってからは3バーディ、1ボギーとして69。「このところ調子はいい。シードがだいたい決まったのでホッとしています。シードの次は優勝。一度くらい優勝してみたい」と黄。現在の獲得賞金は約1300万円。30位。確かにシードは大丈夫かもしれないが、やはり優勝を経験しないと。 日本ではト阿玉、鄭美琦などがいろいろ親切にしてくれている。「台湾の選手みんなにお世話になってます」 しかし「これまで2人で住んでいた部屋を一人で払わなければならなくなったので、稼がないといけない」のだという。稼いでくだ...