1996/11/03国内女子

平瀬真由美、LPGAツアー初勝利を飾る

最終組から2組目にいたローラ・デービースがやはり猛烈に追い込んだ。最終日のスコアをながめてみても感じられるが、とにかくLPGAツアーの選手たちは最後でバーディをとってくる。最終日に貯金を増やす。単純に日本と米国(だけじゃないが)を比較してあれこれ言うのは陳腐すぎるが、でもやはり違うなと感じてしまう。 インに入って14番15番と3パット。危なくなってきた平瀬は最後の18番で大事なパットを沈めてバーディ。強敵デービースとのプレーオフにもちこんだ。「ローラとのプレーオフ、勝てる確率は万にひとつと思っていました。それがよかったんでしょうね」 これでLPGAの念願の初勝利。「嬉しい。本当に嬉しいですよ。...
1996/09/29国内女子

曽秀鳳、首位を守っての勝利

台湾出身の曽秀鳳が前日のトップを手堅く守り通しての優勝。中学時代は陸上3種競技の選手だったこともある曽。名古屋に留学していたこともある。これで賞金ランキングも20位とした。2位には原田香里が入ったが、やはり外国勢の李英美がオーバーパーを叩きながらも食い込んだ。実力の世界とはいえ、ちょっと日本人選手のふがいなさを感じざるをえないこの試合だった。...
1996/07/07国内女子

具玉姫が3年ぶりの優勝をかざる

福嶋晃子、中野晶らの急追を押さえて、具玉姫が「ほんとうに長かった」という3年ぶりの優勝。出だしの1番でいきなりボギーを叩いて一時は逆転されたが、「残りは長いし、自分のペースでいこう」と気持ちを切り替えてプレー。なんといっても初日の8アンダーという貯金がきいた。久しぶりに「ホッとした」具玉姫だった。...
1997/04/17国内女子

初日トップは大城あかね。2位に高村亜紀

ずはベテラン大城あかねが初日リード。しかし2位には若手実力派・高村亜紀。この二人がこのまま競りあうと面白い展開になりそうだけど、まだまだ波乱ぶくみ。コースは各ホールがユニークな設計のタフなセゴビアGCインチヨダだけに、パー73の設定ながら予断は許さない。例年、池ポチャシーンがたっぷり見れるコースだ。...
1997/04/11国内女子

68で斉藤裕子。福嶋晃子は2打差の3位

男子レギュラーツアーはお休み。マスターズで沸いているこの週、女子ツアー健勝苑レディスの初日トップは昨年ランキング30位の斉藤裕子。「グリーンを外したのは2ホールだけ。長いパットも6番の8メートルだけ」とキッチリ安定したプレーでアウトインそれぞれ2つのバーディ。 1打差の2位には島袋美幸。さらに1打差の3位グループには平田充代とならんで福嶋晃子。「ショットの内容も良かったし、いい位置にいるので明日は楽しみ」と福嶋。昨年の賞金女王としては、早い時期に1勝をしておきたいところだ。...
2001/10/25国内女子

米ツアー勢が本領発揮! 日本ツアーは4人しか残れず

日米を代表する女子プロゴルファーのマッチプレーが行われた。参加選手は賞金ランキング上位16名づつ計32名によって争われる。初日の第一回戦は両ツアーのランキング順に対戦が組まれ、16試合が行われた。 まず先陣を切って登場したのが、米ツアー賞金ランキング1位のA.ソレンスタム。対戦相手は、日吉久美子が欠場となったため繰り上げでの出場となった那須美根子。7番、10番のパー3でソレンスタムがリードを奪い、15番パー5で3UPになった。そして、16番のドーミーホールで那須がポイントを奪えず決着がついた。 「今日は12番のグリーンで1つだけミスをしたが、あとは良かった。スピード、距離感はとても良かったが、...
1999/08/20国内女子

金愛淑首位。1打差に服部など4人

神奈川県で行われた新キャタピラー三菱。気温23度・くもりとプレーヤーにとっては暑過ぎず有りがたい天候だった。初日を3アンダーとリードしたのは韓国の金愛淑。すぐ後1打差に服部道子・三橋里栄・具玉姫・元載淑が追いかけている。昨年優勝の小野香子は3オーバー50位タイと出遅れ気味。 「もう最高!」というのは6バーディを決めた金愛淑。ショットもいいし、ドライバーは問題ないという。アウトからスタートして前半はボギーなしの3バーディ。後半出だしを連続ボギーとし、トータル3ボギーで貯金を半分に減らしたが「上出来です」と満足の様子。「先週もコースの状態は良かったんですけどね」 NEC軽井沢72では初日4アンダー...
1999/08/13国内女子

新井敬子6アンダー。福嶋晃子は33位発進

長野県で行われた、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは悪天候のため進行が大幅に遅れたが、なんとか全員ホールアウトした。首位は新井敬子6アンダー、続く2位には坂上晴美・村田理恵・具玉姫・金愛淑・韓熙圓と日韓入り乱れた団子グループ。 昨年は初日をパープレーとしたものの2日目に9オーバーで予選落ちしている新井敬子。今年は、6バーディ、ボギーなしで34・32の自己ベスト66をマーク。初日を首位発進と好調なすべりだしとした。「自分としては100点です」と満点をつけた。 「ティーチングプロのの増田さん見てもらっています。5年10年通用するスウィング作りを目指しているので、今日の結果はそういう意味で嬉しい」...
1999/07/30国内女子

大場首位。服部、日吉もタイ

曇り空とはいえ、30度を越す気温の中行われたゴルフ5レディス。初日、2アンダートップに並んだのは大場美智恵・服部道子・日吉久美子の3人。1打差4位には入江由香・久保樹乃ら7人がひしめき合う。見事な団子状態レースとなった。 「ずっと調子を落としていたので良いスコアで初日を迎えるのは久しぶり」今季に入ってから不調が続いていた服部道子。ダイキンオーキッドで4位、ブリヂストンレディス5位と決してどん底というわけではなかったが、久々に賞金女王が戻ってきたといった感じがする。 「去年より雨の関係かグリーンが重く感じられる」5バーディ、3ボギーとした服部は「前半のパットは届かなかったが、後半やっとタッチが合...
1999/07/23国内女子

坂上晴美が単独トップ

住友VISA太平洋クラブレディース初日は、66をマークした坂上晴美がトップ。1打差2位に高村亜紀、3位には柴田綾子・西田智慧子・武田久子が続く。 坂上は6バーディ、ノーボギーでトーナメント自己ベストの66をマークした。しかし「好スコアの原因が分からない」という。ここ数日よく眠れない、食欲がでないとか。「ダイエットしているわけではないし、夜中に遊んでるわけでもないんですよ」 昨年のこの時期は五洋建設で初優勝し67の自己ベストを出していた。毎年この季節、暑くなりだすと調子が上がってくる。今日は32度を軽く越える暑さ。「初めは体が持つかな?と心配だったけど、ここに来て欲が出てきた」暑くて風のないこん...
2000/04/14国内女子

充実(?)の上位陣。今週は激しいぞ

薄曇りの熊本で行われている再春館レディース。今年のネーミングは「火の国」、最終日まで熱い戦いを期待したい。初日にリードを見せたのは台湾の大器、黄玉珍。33・34の67をマークして単独首位に立った。4アンダーの李五順が2位につけている。日本勢も上位をしっかりと狙っている。首位と2打差に、実力の若手米山みどり。4位グループには、アメリカ帰りの福嶋晃子・小林浩美ら3人。 先週は距離感が合わなかったが、今週はピタリと合うようになった黄玉珍は7バーディ、2ボギーとした。「ショットが良かった。クラブはもう大丈夫」ダイキンオーキッドから替えたクラブがだんだん慣れてきた様子だ。この時期、普段は苦しめられる花粉...
2000/04/07国内女子

女子ツアー本格再スタート

1カ月のブランクをおいて再スタートを切った形の女子ツアー。マスターズの裏を張った第2戦は新設のMTCIフューチャーカップだ。 初日の首位に立ったのはベテラン・西田智慧子。そして白戸由香。女子ツアーにしては華やかな5アンダーをマークした。4アンダーの3位は売り出し中の平尾名芳子。ちょっと離れた2アンダーグループにはこれも新鋭ベテランが入り乱れ、不動裕理、木村敏美、ト阿玉が並んでいる。 西田智慧子は6バーディ、2ボギー。昨年はランキング32位と不本意なシーズンで終わってしまったが、そろそろ再起の頃合いだ。「悩みながらのラウンドでした。でもスウィングのポイントがだんだん分かってきたし、パターも良かっ...
1999/10/15国内女子

ついに出た? 服部道子

去年の賞金女王。しかし今季はパッとせず悔しい思いをしてきた服部道子が、ようやくトーナメントをリードした。 服部道子は連続バーディの出だし。順調にバーディを放りこんでいった。「2番は7メートル、7番は8メートル。長いのが入ってくれました。バットは好調です。自分の思ったところへ打てている感じでした」 最近はショットが不安定でゴルフも「日替わり」状態という。だがミスショットの原因がだんだんつかめてきた。「最近はショットも手応えを感じれるようになってきた」という。 西田智慧子が上位に顔を出すのも久しぶりだ。3番でボギーとしたものの、あとは5バーディ。「先週、いろいろ気がついたことがあって・・」という。...
1999/10/07国内女子

まずL.デービースが好スタート

TaKaRa WORLD INVITATIONALの第1ラウンドが始まった。初日首位には、68をマークしたローラ・デービース、城戸富貴、大城あかねが並んだ。追いかけるのは3アンダーの入江由香と黄ゲッキン。6位グループに塩谷育代、リサロッテ・ノイマンら6人がいる。 大城あかねは初日を首位というのは今季はじめて。「自分としてはショットがよかった。でもパターのほうがもっとよかったかな」 今日はショットがいいだけにボギーなしで行きたいと思いながらラウンドしていたという。結果は4バーディ、ボギーなし。 普段持ち球にしているショットはフェードだが、先週までは引っかかってばかりだった。姉に見てもらい引っかか...
1999/10/01国内女子

金愛淑が初日をリード

今年から開催の新設大阪女子オープン初日。68をマークしてトップに立ったのは韓国の金愛淑。1打差2位には岡田美智子・赤木由美子・金萬壽が並ぶ。城戸富貴・中野晶・韓熙圓ら6人は5位グループ。 首位の金愛淑は4バーディ、ボギーなしとした今日の内容を「ボギーなしの4アンダーは満足しています」 このコースは飛距離よりも正確なゴルフが要求される。インコースでドライバーを使用したのはたったの2度。「飛ばしをセーブするのは難しいです。勇気のいることでした」 抑えて抑えて、落とし所を決めてショットしていた。「うまくいきました。それを実行したのがよい結果につながりました」 ショットが冴えていた金は、5番では1ピン...
1998/08/28国内女子

橋本愛子、平田充代が首位に並ぶ!

大雨の東日本をのがれて長崎県・野母崎GCでの五洋建設レディース。回復してきた橋本愛子がようやく本領発揮。また平田充代も首位タイに並んだ。 橋本愛子はボギーなしの5バーディ。「1年間休んでましたから。初日トップなんていつ以来か覚えてもいません」と橋本。1年の休場を繰り戻すには1年はかかると覚悟していた。「ボギーを打たないゴルフができたのはよかった。勝ちたいとは思いますが、でもそれは明日が終わってからの話ですね」 ショットが良くないときは「日頃やってないショットがうまくいくわけない」と冷静に対処している。年間3勝をあげたこともある かつてのトッププロが少しずつ、薄紙をはぐように本来の自分を取り戻そ...
1998/08/21国内女子

山崎千佳代、4アンダー単独首位

30度を越える暑さの初日。リードを奪ったのは山崎千佳代。2位グループには高村博美、高村亜紀、井上陽子と強豪が顔をそろえた。 山崎千佳代は5バーディ、1ボギー。「上出来です。グリーンは小さいし野芝のラフなのでコースは難しいです」と山崎。オフに胃をこわして普段は65~66キロの体重が54キロまで落ちた。スマートになったのはいいが、飛距離がでない。ようやく59キロまで回復して「春先よりは飛ぶようになってきました」 特に飛ばしたいという意識はない。しかし飛距離はやはり平均したものであってほしいのだという。去年1勝してからまたちょっと不調だが、米ツアーに挑戦したいという気持ちはまだ捨てていない。「まだ気...
1998/04/10国内女子

なんと7アンダー! 首位は白戸由香

大城あかねや野呂奈津子の4アンダーなら驚かない。しかしトップはなんと白戸由香の7アンダー、65! これは女子ツアーではあまり例のないスコアだ。もちろん大会コースレコード。これまでは68が記録だったから、一気に塗り替えてしまったことになる。 白戸はこれまでベスト10にも入ったことのない38歳。実業団(日立)でソフトボールもしていたが、引退してゴルフを始めたのは20歳から。「友人からすすめられたんですが、見るとやるとは大違いで、ここまでくるのは大変でした。プロテストは一発合格でしたが、この5年間、全試合に出られるようになったのは今年が初めてです」 白戸はインからスタートして出だしをボギー。しかし...
1998/07/24国内女子

中野、野呂など5人が並ぶ大混戦!

雨の影響もあってかスコアが伸びず、2アンダーに5人が並ぶ混戦となった。このところ上位に顔を出している中野晶、そして野呂奈津子、木村敏美などなどがひしめきしった。 中野晶は風邪をひいて体調不十分。「試合を休んでいると風邪をひく。自分は試合にでるのが好きで、出場しながら体調が良くなっていくタイプなもんですから」 野呂奈津子は、実はプロアマの表彰式で大会のイメージソングを歌ったのだという。「ドキドキして汗をびっしょりかいてしまいました。ずっと車の中で練習していたんですけど・・」 今日の結果は「ま、1日目ですから」とあっさり言った。 ちなみに懐かしの(?)ローラ・ボー。ダボが4ホールもあるなかなか辛い...
1998/07/10国内女子

高又順、ボギーなしの66

本州はまた梅雨戻りのような今週、北海道もカラリと快晴というわけにはいかなかったが、気温20度とまずまず過ごしやすい初日だった。トップに踊りでたのは高又順。出だしから3連続バーディで1日ボギーなし。 先週、韓国に帰り親しいプロにスウィングを見てもらった。「バックスウィングプを大きくした。朴セリの感覚をイメージしながらラウンドした」という。 ルーキーながら全米でメジャー2勝の朴セリとは一種のライバル関係にある。96年の韓国女子プロでは一緒にまわり、朴の4連勝をストップさせたのだという。「その当時から世界一になるなと思いました。当時は18歳だったけど、心は50歳という選手でしたから」 ライバルではあ...