2008/11/07国内女子

佐伯と服部が首位タイスタート!桃子14位、藍20位

三重県にある近鉄賢島CCで行われている日米両ツアーを兼ねた「ミズノクラシック」の初日、前夜から降り始めた雨は早朝には止み、早い時間は曇り空、昼前からは太陽も顔を出す暖かな陽気となった。雨を吸ったグリーンは前日よりも軟らかくなったが、その分、初日からピン位置は左右に振られた。 初日、通算5アンダーでトップに並んだのは、佐伯三貴と服部真夕の2人。この試合で勝てば翌年の米ツアー出場権を得られるとあって、来季の米ツアー挑戦を表明している佐伯にとっては大きなチャンス。「優勝とかはあまり意識していない」というものの、「今日はパットに助けられた」と6バーディ1ボギーの好スタート。5番、6番と連続でチップイン...
1997/10/12国内女子

本山残念。ノイマン、接戦の末の勝利!

正直いって、リサロッテ・ノイマンの独走パターンかと思っていた。しかし本山裕子は大健闘。2番6番8番とバーディ。一方のノイマンは4番9番をボキー。一時は本山とノイマンが並走、好勝負となった。 「ハーフターンで並ばれたので、これから新しいスタートだ!と気持ちを入れ替えてプレーした」というノイマン。12番で本山が3パット。14番でも短いパットを外したのを見て、ようやく楽になった。 「キャディに、あんまり考えすぎず、大きなプレーでいこうよ」と言われて、それから少しずつ固さがとれた気がします」と言う。 そのノイマンに「彼女はとてもいい選手。堅実なプレーをしていました」と言われた本山裕子。「ノイマンさんも...
1997/10/11国内女子

ノイマン、独走態勢に移る!

珍しく気温は上がったがそのかわり風が吹いた。この日アンダーパーをマークしたのはJ.セビルただひとりだけという、選手たちにとっては苦しい展開だった。首位のリサロッテ・ノイマンもボギー連発で、午前中は39。 「風が強いだけでなく、風向きが違ってしまったので苦労した」というノイマン。しかし午後に入ると10番、11番をバーディ。 「この連続バーディで持ち直したとは思うんですが、パットの調子がいま一つで、まぁこんな堅実なスコアになったわけです」 ノイマンの武器となったのは9番ウッド。「3番.4番アイアンがあまりボールが上がらなかったので、ボールを上げたいときに使いました。今日は3回使ったかな」という。1...
1997/10/10国内女子

ノイマン、一気に7アンダートップへ!

底力というのか、さすが。リサロッテ・ノイマンはアウト1番から3連続バーディ。6番ロングホールでもバーディとして32。「練習場からいい感じでラウンドに入れた。だからスタートからいいショット、いいパットでプレーできた」という。 しかしインに入ると疲れが出てきた。時差ボケ。「13番はあと数センチで池。ボギーになったけど、ほんとうにラッキーでした」 なんでも前の夜、松竹梅を少し飲ませてもらったのだとか。「だからラッキーを呼んだんじゃないかしら」というのがノイマン説。めでたい名前なんだよと説明してもらったらしい。 今週はいわゆる定番の強豪連中がのきなみスコアを崩している。予選落ちもゴロゴロ。福嶋晃子も...
1997/10/09国内女子

首位は本山裕子。福嶋、4オーバー!

さすがに福嶋晃子も少し疲れたのかな。バーディは1ホールだけ。ボキーが5コというラウンド。「ボーっと終わってしまいました。なんか気が抜けました。良くもない、悪くもない。ただかみ合わないだけなんです・・」 ドライバーを無理して使ってやっと「3回だけ」のプレー。刻んでばっかりだったという。「あくびを100回、してきました」んだって。 リサロッテ・ノイマンは6バーディ、3ボギーという激しいラウンド。2位タイ。12番ショートホールでは20メートルのパットを沈めた。「ジェットコースターのようなライン。ラッキーです」 いきなり5アンダーで発進したのは本山裕子。インコースで4バーディを出した。「4日間競技はけ...
1997/10/05国内女子

福嶋晃子、3試合連続の優勝!

強いなぁ。首位でスタートしたものの1番で3オンのホギー。いやな感じの発進だったが「ガマンのゴルフです。特に嫌な感じはありませんでした」という福嶋晃子。この1年で本当に成長した。6番、13番14番でバーディ。2位以下を引き離した。 最終日もティショットにドライバーを使ったのは2ホールだけ。 「これまでの優勝は飛距離をアドバンテージとしての勝利だったけど、このコースは違います。曲げると難しいコースだったから、アイアンで打つことが多くて、ある意味ではシンドイ優勝でした」 たとえば6番ロング(526ヤード)などもティショットは2アイアン。セカンドで3Wという具合で神経をつかってのバーディ。ドカンと飛ば...
1997/10/04国内女子

福嶋、首位キープ。吉川、久保が追う

今日の福嶋晃子はあまり冴えなかった。2番でボギー。4番ロングでバーディ。それっきり。「パーをセーブするほうに気持ちがいってしまった。安全にいってしまった」と少し反省。 ドライバーは2ホールしか使っておらず、あとはほとんど2番から4番アイアンでティショット。気温が下がってきて体の回転が鈍くなってきた。「18番ロングもそれでドライバーは使いませんでした。昨日と同じようなゴルフだったんですが、スコアに繋がらなかったんで、あまり楽しい1日じゃありませんでした」という。 吉川なよ子は5バーディ、1ボギーの68。「パットがこれだけ入ったら上出来。きのう友達にパットをレッスンしてもらったのがよかった」とか。...
1997/10/03国内女子

強い!福嶋晃子、3アンダー

1週間、和歌山で海を見ていた福嶋晃子。帰ってきたらやっぱり強い! ボギーなしの3バーディ。本人が喜ぶかどうかは知らないが、ちょうどジャンボ尾崎のレディス版みたいな感じになってきた。強さが底なしになってきた。 「久々のコーライグリーンだから不安も少しあります。でも与えられたところで、いっしょう懸命やるだけですから」と福嶋。 ドライバーを使ったのは3ホールだけ。でも以前のように、それでストレスがたまるようなことはなくなった」とか。休暇中は「釣りでリフレシッュ。体調は万全です」 1打差の2位には柴田綾子。ボギーなしの3アンダー。もちろんツアーでトップに立つのは初めての体験。3アンダーというスコアも初...
1997/09/28国内女子

服部道子、一人アンダーで今季2勝目

晴れた日曜日。しかし風が強かった。好スコアはほとんど出ず、選手たちはのきなみ苦労しながらのラウンドとなった。服部道子も出だしこそバーディとしたものの3番でシャンク絡みのダボ。続く4番でもボギー。10番13番でもボギー。 「おかしいなと思いながら14番まできてしまいました。でも15番でテークバックをゆっくりと心がけたらまたショットが良くなり、リズムも出てきました」と服部。リズムを取り戻してからは2バーディ、1ボキー。けっして調子が万全というわけではなかったが、ここに付け入ってくる選手がいなかった。 「デビュー戦での優勝は、ほんとうに嬉しいです。欲張りだから、優勝するともう一つ、という気になります...
1997/09/27国内女子

服部道子、5アンダースタート

初日が悪天候のため中止。2日間に短縮された土曜の予選ラウンドも中断をはさみながらの進行となった。この日は服部道子が2番でボギーとしたものの6番から6つのバーディを入れ、67でトップ。「ショットとパットが噛み合っていました」という。先週からショットの調整を試み、それが成功。「このミヤギTV杯は私のデビュー戦なんです。プロとしてスタートの第一歩。懐かしいです」 肥後かおりは36-33の69。「中止となった初日、96年大会のビデオを見てたら、かなりクローズドスタンスでパットしてるんですね。参考になりました」という。 西田智恵子は14番15番を連続ボギーとしながらの69。「今年は1試合しか休んでいませ...
1997/09/26国内女子

悪天候のため初日は中止と決定

あいにくの悪天候のため、8時40分、初日のプレーは中止と決定した。第1ラウンドは明日土曜(27日)朝8時からアウト・インのスタートとなる。...
1997/09/21国内女子

福嶋晃子、2週連続優勝を飾る

塩谷育代との賞金女王対決の形になった最終日、福嶋晃子は4バーディ、2ボギーとさらにスコアを2つ凹ませて堂々の勝利。先週の公式戦・日本女子プロに続く2週連続優勝だ。 事実上はマッチプレーのような試合だった。 「タイからのスタートだから、自分が先にボギーを打ったらいけない・・。今日は相手のボギーで気が引き締まりました。これなら自分から崩れたりはしないなと自信がてました。昔だったら逆にあわててしまったかもしれないけど」という福嶋。自信をもってあわてず、のんびりプレーしなさいと母からも言われていた。 プレー内容は決して楽ではなかった。 「ホッとしました。スコアカードを見るとボギーは2つだけだけど、でも...
1997/09/20国内女子

出た出た、福嶋晃子が首位タイ。一騎討ち

強い選手がいると試合が面白くなる。初日は75と出遅れ、今週はお休みかと思っていた福嶋晃子が3番でボギーとしたものの6番7番と連続バーディ。9番489ヤードでは2番アイアンで30センチにつけての文句無しイーグル。インでも3バーディとして塩谷育代に追いついた。 「9番ホールはすごくいいショットでした。エッジまで190ヤードちょっと。ピンまでは230ヤード。あそこまで寄っているとは思いませんでした」という福嶋。エッジまでなら4番アイアン、グリーンセンターまでなら3番、ピンが奥なので2番という計算。 「距離的には230なんて飛んでませんよ。210ヤード。あとは転がりです」 先週は日本女子プロで優勝。「...
1997/09/19国内女子

塩谷育代、2アンダーで初日トップ

ここ数週、ちょっと精彩のなかった塩谷育代が2アンダーで首位。他にアンダーの選手は原田香里だけという厳しい試合になってしまった。台風20号の影響で瞬間風速20メートルを越える風も吹いた。コンディションが厳しい時ほど、実力ある選手がスコアをまとめてくる。 「こんなコンディションならイーブンでも大丈夫」とすぐ計算できたのはさすが塩谷。5バーディ、3ボギー。2オン2パットのパーなど皆無に近く、ほとんどが1パットでしのいだパーセーブだった。 原田香里も久しぶりの上位登場。「ボードに名前が出たのを見て足がふるえた」という。やはりグリーンを外しまくり、必死にしのいでの71だった。 明日2日目の最終組はは塩谷...
1997/09/14日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

福嶋晃子、独走でついに公式戦を獲得

これまで7勝。しかし公式戦には不思議に縁がなかった。3日目を終わって2位に4打差。最終日も福嶋晃子がただ一人走り続けた。4バーディ、3ボギー。結局アンダーを1つ増してトータル9アンダー。 「もうめちゃめちゃ嬉しい。うまく言えないけど、ヤッター!という感じです」と福嶋。 年間3勝、メジャー初勝利と、この試合には多くのものがかかっていた。 「スタート前、緊張している自分がおかしくて、つい笑ってしまいました。どういう展開になるか予想できなかったんで、とにかく2ケタのアンダーだ、と目標を決めてたんです」 2ケタの勝利には届かなかった。しかし、念願の優勝。 「慎重に、しかし守るな!、と自分に言い聞かせて...
1997/09/13日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

福嶋晃子、今日もアンダーで2位に4打差

プレーを見ている限りは絶好調という感じはしない。しかし着実にバーディ。乗っているとスピード感の感じられない高性能外車のようなものなのだろうか。エンジンそのものが違う? 3日目は6バーディ、3ボギーとして福嶋晃子が2位との差を拡げた。 「午前中、あまりよ良くなかったんですけど、午後からは短く握って振るようにしたら安定してきました」という福嶋。スコアそのものは午前が34。午後は36。問題は結果ではなく、ショットに対する信頼感なのだろう。短く握ればシャープに振れるし、きちんと当たれば飛距離も落ちない。連続ボギーとしたあとの7番からそれに気がついて、すぐ8番9番10番は連続バーディ。簡単に切り変わって...
1997/09/12日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

福嶋晃子、今日は60台をマーク

あらららという展開で、上位は大幅に入れ替わった。男子のサントリーではジャンボが上がってきたけど、女子もやはり現在賞金リーダーの福嶋晃子がボギーなしの4バーディでグイッと首位に。実力なんでしょうね。 「今日はあまり曲がらなかったし、85点というところです。感覚が戻っているという感じ。ゆっくりやろうと思ってプレーしました。」と福嶋。彼女の場合はパットからスウィングのリズムが狂ってくるのだという。ショットが悪くてもスコアにはなる。しかしパットが悪いとショットまで悪くなってしまう。 石黒裕季子は出だし好調。3バーディで来たが7番でダボ。「このダボでつまづいて・・でも後半も、12番でボギーのあとすぐバー...
1997/09/11日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

森口祐子、公式戦初日をリード

森口祐子、福嶋晃子、高村亜紀、服部道子・・・ビッグな名前や実力プロが上位に顔を並べている。これが公式戦なんでしょうね。森口祐子は1カ月ぶりのトーナメントで4バーディ、1ホギー。 「練習して臨んだほうがいい結果が出るのが試合のはずなのに、私の場合はそれ以上に休養がいいのかな、とか考えてしまいました」という森口。「このところ試合解説をやってたんですが、それが影響したのかどうか。試合を離れてみると、選手たちがみん一生懸命なんだなと、改めて感動して」という。 ただし、まだ4日間のうちの1日。「ゴルフをしばらく離れていると、1日くらいはいいスコアが出たりするもんなんです」とあくまで冷静。予選カットライン...
1997/09/07国内女子

高村亜紀、プレーオフを制して今季2勝目

塩谷育代は信じられないような崩れ方だった。39-39の78。3パットのボギーも2ホールあったが、ショットが悪かった。そしてショットを救うはずのハットもまたあてにならない。塩谷のような選手でも、こういうラウンドがある。 高村亜紀が中京TVブリヂストンに続く2勝目。これも決して好調という内容ではなかった。前半は2バーディで貯金を増やしたが、インに入ってからはボギー先行。最終18番の3パットボギーで、急追してきた戴玉娟に追いつかれた。 「プレーオフは初めてです。やっと終わったという感じ。めまいがして、最後はもう気力だけでした」と高村。 延々と続いたプレーオフ。4回目の18番ホールでついに均衡が破れ、...
1997/09/06国内女子

塩谷が追い上げ、高村と並ぶ

高村亜紀は必死に我慢してのパープレー。アウト、インそれぞれボギーが先行したが、なんとか取り戻して首位をキープした。 「ショットもパットも調子が悪いので、イーブンでプレーできればいいやと思ってラウンドしました」という高村。「いつも優勝とか上位に来るときって、だいたい調子が悪いとか何か問題があることが多いんです。無理せず安全にプレーするのがいいのかも知れませんけど」 塩谷育代が上がってきた。上がってきたといっても、大詰め17番でバーディひとつ。あとはスコアカード通りのプレー。「2メートルとか3メートルとかのバーディチャンスがほとんどないラウンドでした。その代わり1.5メートルくらいのパーパットがみ...