1999/06/05国内女子

高村博美、完全独走。坂上、久保らが5差

ベテラン高村博美が2日目もスコアを伸ばし、独走態勢に入った。坂上晴美、久保樹乃など若手が追いかけてはいるが、すでに首位との差は5ストローク。かなり苦しい展開になった。 大量リードをもってスタートした高村博美は3バーディ、2ホギー。貯金をひとつ増やした。「昨日より落ち着いてプレーできました」 先週は「グチャグチャ」にウンがなかったという。ところが今週はなぜかたっぷりウンがある。「なんでこんなにツイてるんだろ、というくらい」 「優勝? まだまだ。自信なんてないです。コースにはワナがたくさん。いくつ叩くかわからないところがいっぱいあるし。そんなこと考えたらプレッシャーかかってしまいます。まだ若いんだ...
1999/06/04国内女子

高村博美、大爆発の7アンダー

曇り空の中行われたリゾートトラストレディス。7アンダーで単独トップに立ったのは高村博美。3打差をつけられ米山みどり・坂上晴美・野呂奈津子が2位グループ。 8バーディを決めた高村博美は65をマークした。アウトからスタート、前半2ホール目でボギーとしたものの、4・5番ホールを連続バーディ。そこからいい波に乗った。インに入ってからは11から14番ホールまでの4連続バーディを沈めた。ショットが冴え、打ってはピンに絡むの繰り返しだった。「入ったというより、ショットがくっついて自分でも気持ち悪かったです」 「今シーズン、あんまり悪かったので引退かな。なんて思っていました」先週は久ぶりにベテランの安井純子が...
1999/10/07国内女子

まずL.デービースが好スタート

TaKaRa WORLD INVITATIONALの第1ラウンドが始まった。初日首位には、68をマークしたローラ・デービース、城戸富貴、大城あかねが並んだ。追いかけるのは3アンダーの入江由香と黄ゲッキン。6位グループに塩谷育代、リサロッテ・ノイマンら6人がいる。 大城あかねは初日を首位というのは今季はじめて。「自分としてはショットがよかった。でもパターのほうがもっとよかったかな」 今日はショットがいいだけにボギーなしで行きたいと思いながらラウンドしていたという。結果は4バーディ、ボギーなし。 普段持ち球にしているショットはフェードだが、先週までは引っかかってばかりだった。姉に見てもらい引っかか...
1999/10/03国内女子

21歳・韓煕圓逃げきりのツアー2勝目

雨のパラつく最終日、上位陣は軒並み崩れ、下からは激しく追い上げの展開だった。しかし首位スタートの韓煕圓(ハン・ヒーウォン)はプロ経験1年の21歳とは思えない堂々の試合運びで逃げきり。今季2つ目のツアー勝利を飾った。 これで賞金ランキングも大先輩の具玉姫を抜いて堂々の2位。トップ村口史子にあと550万円と迫った。それにしても、強い。 韓煕圓は前半貯金を増やす35。しかし11番バーディの後、12番13番と連続ボギー、15番でダブルボギー。この時点で追い込んでいた高又順と並んだが17番でようやく高を突き放すバーディ。1打差で逃げきった。「もうダメかと思いました。17番で2メートルが入ってよかった・・...
1999/10/02国内女子

躍進 韓煕圓。2勝目へまっしぐら

暖かかった大阪。しかし金愛淑は伸ばせなかった。かわって同じ韓国の新進気鋭・韓煕圓が68をマークして一気に首位。今季2勝目を目指す。李英美も順位を上げており、明日は韓国旋風が吹き荒れるか? 韓煕圓は出だしこそボギーとしたものの、以後は5バーディ。14番でまた1打後退したが18番で気分よく取り返した。34-34の68。 「2日間の12バーディ。あまり記憶にないです。パットが好調で3~4メートルがよく入りました。今日も昨日もパット数は25です」と韓煕圓。 距離が短い。だからセカンドでショートアイアンを使うことが多く「うまくいった」のだという。「でもアンダーも出るけどケガも出るコースです。明日は自分の...
1999/10/01国内女子

金愛淑が初日をリード

今年から開催の新設大阪女子オープン初日。68をマークしてトップに立ったのは韓国の金愛淑。1打差2位には岡田美智子・赤木由美子・金萬壽が並ぶ。城戸富貴・中野晶・韓熙圓ら6人は5位グループ。 首位の金愛淑は4バーディ、ボギーなしとした今日の内容を「ボギーなしの4アンダーは満足しています」 このコースは飛距離よりも正確なゴルフが要求される。インコースでドライバーを使用したのはたったの2度。「飛ばしをセーブするのは難しいです。勇気のいることでした」 抑えて抑えて、落とし所を決めてショットしていた。「うまくいきました。それを実行したのがよい結果につながりました」 ショットが冴えていた金は、5番では1ピン...
1999/09/26国内女子

ステディ具玉姫、今季2勝目

今日も風が強かった。勝つ味を知っているはずの中野 晶が大きく崩れた。まだ経験の浅い山田かよも崩れた。総崩れの中で生き残ったのは曽秀鳳、坂上晴美、具玉姫。しかし曽秀鳳も17番で後退し、残った坂上晴美も最終ホールをまさかのボギー。堅実パープレーでホールアウトした具玉姫が今季2回目のV。賞金レースでも首位・村口史子に約850万円差の2位に浮上した。やっぱり、強い。 具玉姫は2バーディ、2ボギー。「風が強かったのでショットがうまくいかくどうか、少し心配だった。8番9番で寄せてパーが拾えたし、ショットも良くなって来た。このへんから、もしかして今日はパープレーくらいでもいいのかも知れないと思うようになって...
1999/09/25国内女子

中野晶、67マークで6アンダー首位

初日上位の中では山田かよ一人がなんとか残り、あとは入れ代わりの激しい2日目だった。3連続をふくむ6バーディ、1ボギーと一気に浮上してきたのは中野 晶。7月に今季初勝利をあげている中野だが、ランキング面では決して満足できる内容ではない。更に1勝をあげてはずみをつけ、上位に浮上したいところだ。 山田かよも頑張っている。昨年はランク37位でシード2年目の28歳。今季好調の坂上晴美もガマンの71で優勝戦線に踏みとどまっている。具玉姫、韓煕圓と強いところも上位に上がって来た。 思い起こしてみれば中野晶の初優勝(91年ミヤギテレビ杯)も台風の余波が感じられる最終日だった。今日土曜も日本海を台風が抜ける...
1999/09/24国内女子

山崎千佳代首位。服部が1打差2位に

初日飛び出したのは山崎千佳代。インコースで32と稼いだ。1打差に山田かよ、そして服部道子。毎週々々元気な坂上晴美もまたまた好位置で頑張っている。 山崎千佳代は1番2番と連続ボギーの出だしだった。「でもリズムを崩さずにすみました。コースマネージメントなんてことではなく、ただ気をつけたのはアドレスだけ。よくピンに付いてくれましたね」 6番7番は2メートル、10番は5メートルだったが14番は2メートル、16番1.5メートル、18番1メートル。距離も短かったが、うまくピン手前に乗った。結局6バーディ、2ボギー。 服部道子は昨年のこの試合、予選落ちしている。だから1番でいきなりのボギーはイヤな感じだった...
1999/09/19国内女子

李英美の勝利。通算8勝目

雪印レディス東海クラシック最終日。優勝は韓国の李英美。3日間を70・68・67と調子を上げてトータル11アンダー、2位に3打差をつけての勝利となった。2位には不動裕理・曽秀鳳の2人。昨年優勝の肥後かおりは7位だった。 7バーディ、2ボギーの李英美が今季初優勝を飾った。「今日は優勝のことなんて全然考えていませんでした。ベスト5にでも入ればいいかな・・・と」 勝因はペース配分だけ考えてプレーしていたことと言う。「ラッキーも多かったし、キャディさんも良かったからかな」 パッティングが特に好調だった。ほとんどが6~8メートルのパット。これを次々と決めたが、17番が終わるまで優勝はまったく意識していなか...
1999/09/18国内女子

坂上晴美が67を維持トップへ

雪印レディス東海クラシック2日目。初日、2日目ともに67をマークした坂上晴美が首位に立った。前日首位でスタートの他選手が後退する中、坂上だけがペースを維持して首位に残ったかたちだ。2位には70と踏ん張った曽秀鳳、2アンダー15位スタートの不動裕理が並ぶ。 6バーディ、1ボギーと体調の割には波にのれている坂上晴美。地元での試合ということもあり応援がすごい。「父や祖母が来てくれて、はげみになってます」 2日間でバーディ12個、連続で67というの初めてという。 「『ガンガン行けよ!』と父親に言われたので、明日はもっと伸ばしていきますよ。緊張感は全然ないです。少しくらいスコアを落としても守りに入るなん...
1999/09/17国内女子

服部ら6人がならんで大激戦

三重県で行われている雪印レディス東海クラシック。初日から混戦の模様を呈している。首位に並んだのはなんと6人。服部道子・城戸富貴・坂上晴美・前田真希・曽秀鳳・アマチュアの大山志保、ベテランからアマチュアまでが5アンダー67をマークしている。ひとつ飛んで3アンダー7位には村口史子・塩谷育代ら8人のグループ。 6アンダー、1ボギーとした服部道子。昨日は雨だったおかげで「グリーンが止まるのでピンをデッドに狙っていこうと思っていました」 止まりさえすれば大きなミスにはつながらない。このコースにはいいイメージがあるという。昨日までまるでダメだったショットが、狙っているうちに良くなってきた「最後はイメージ通...
1999/09/12日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

城戸富貴、独走逃げきりV

今日も暑くタフだった日本女子プロ最終日。去年のミズノレディスとまったく同じ展開で城戸富貴が堂々の逃げきり勝利を飾った。このコースでトップを走る選手が2アンダープレーしたのでは、誰も追いつく事ができない。後続選手たちはひたすら2位争いに終始するしかなかった。 5打差をつけてスタートした城戸富貴は「今日がいちばん上手でした」という納得のプレーだった。なんとか出だしホールをすんなり通過できればと思っていたが2番で1.5メートルにつけて幸先のよいバーディ。「パットを打つときはオドオドしてしまった。やっぱり緊張してたんだと自覚しました」 一見すると豪放らいらくに見える城戸だが、実はプレー中もスコアボー...
1999/09/10日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

中野は後退。首位は4アンダー城戸富貴

日本女子プロ2日目。上位が伸びきれない中、前日1アンダー5位スタートの城戸富貴が2位に2打差をつけトップに立った。前日トップでスタートした中野晶は1つスコアをおとして2アンダー2位。3位には川波由利・鄭美琦が並ぶ。 暑いのは得意ですね?と聞かれ「脂肪ありますから」と笑顔で応えたのは城戸富貴。6バーディ、3ボギーで3つ伸ばしトータル4アンダーとした。今日はピタッという感じはなかったという。「でも、行ったらいいなという方や、いいラインの方にのってくれて助かりました」 途中はバーディが来たら次にボギーと、その繰り返しが3回ほどあった。「そのせいか、あんまりバーディ取った感じがしませんでした」 まだ2...
1999/09/09日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

夏女・中野晶が初日リード

いよいよ始まった日本女子プロ。初日ハナを取ったのは中野晶。69をマークしての単独首位とした。続く2アンダー2位には、ベテラン塩谷育代・中堅大場美智恵・新人村田理恵と入り乱れている。つい先週に初優勝した米山みどりは1アンダー5位。昨年優勝の服部道子は4オーバー49位のスタートと出遅れ気味。 トップの中野晶、今日の内容は7バーディ、2ボギー、1ダブルボギー。「考えて打ってもラフに入ることはあるし、今日は思いきり振ろうという気持ちでプレーしました」 インコースで11番から13番までの3ホール連続バーディを決め、15、16番も続けてバーディ。17番をダブルボギーにはしたもののパターがよく決まりスコアに...
1999/09/05国内女子

大器・米山みどり。ついにツアー勝利

何回となく最終組プレーを重ねては破れていたルーキー米山みどり。しかしようやく訪れた「トーナメントリーダーで最終日」というチャンスを確実に生かし切った。下からベテラン選手が脅かす中、プレッシャーも払いのける堂々の68マークでついに念願のツアー初勝利をもぎとった。 米山は5番で3パットとボギー先行。しかし6番7番とバーディを決めた。以後もボギーなし。パターも好調だったし、ショットも番手を迷いなく選ぶことができた。そして更にダメ押しの2バーディ。「短い一日でした。高村さん、岡本さんの追い上げが気になって、早く18ホール終わってくれ・・という感じでした」 ゴルフは10年前から始めた。しかし本人は止めよ...
1999/09/04国内女子

米山みどり、初優勝へあと1日?

新進・ベテランの大混戦。結局抜け出したのは新鋭米山みどりだった。2位に2打差は決して安全圏ではないが、ここは初優勝へ驀進したいとこだ。 米山みどりは3パットボギーの出だしだったが2番ショートで1メートルにつけてすぐ戻した。11番でもセカンドショットをダフってボギーとしたが12番でバーディ。なんとなく崩れそうで崩れないパターンで結果的にスコアをひとつ縮めた。 「ショットはノーミス。あとはパターだけです。グリーンが難しいコースです。攻めるというより堅実に行きたいと思います」と米山。何回となく上位には来ているが、最終日にトップで回るのはこれが初めてだという。「チャンスです。頑張ります」 坂東貴代は3...
1999/09/03国内女子

初日から村口がトップ

フジサンケイレディス初日、村口史子・久保樹乃が3アンダーと並んで首位。三橋里衣・シンソーラ・米山みどりが2アンダー2位につけた。 初日のトップ2人は同じインからのスタート。それぞれ3バーディ、ボギーなしだった。村口史子は後半5番・6番を連続バーディ。久保樹乃は前半の12番・13番を連続バーディとしている。 「昨日のプロアマのほうが良かった」とは村口。後半の連続バーディが今日のプレイのキーポイントという。「このコースは難しいイメージがあるけど5番・6番で波に乗れた」体のバランスがいいのが好調につながっている。今日は歩測もキャディ任せではなく自分でやった。 久保は「ピンチというピンチはありませんで...
1999/08/29国内女子

野呂奈津子、65マークの大逆転

あっさり逃げきれるかと思われた井上陽子がもたつき、意外な展開になってしまった。井上が伸びないならと下から猛烈に追い上げたのが野呂奈津子。 アウトで3バーディ。インに入ってからも10番11番12番と3ホール続けて入れ、14番でも決めた。15番で初ボギーとした時点では優勝の行方が混沌としてきたが、最終18番で勝負を決める8コ目の貴重なバーディ。これも猛烈に追い上げてマッチレース展開になっていた最終組の服部道子は終盤スコアを伸ばすことができず。先にホールアウトしていた野呂が1打差の逃げきりとなった。 これで野呂は昨年の日本女子オープンに続いての3勝。中堅・ベテランが次々と勝利を決める今シーズンの「勝...
1999/08/28国内女子

井上陽子、3勝目へ王手

1シーズン・ダブル連続優勝はさすがに簡単にはいかない。最終組の村口史子はスコアを落として2位タイググループへ後退。かわって井上陽子が久しぶりに元気なゴルフを見せて単独首位に浮上した。今季早い時期に2勝してから鳴りを潜めていた井上だったが、ようやく再起動。年間3勝へむけて動きはじめた。 服部道子、村井真由美といった実力派も好位置につけている。塩谷育代も上がって来た。 「一つ一つパーを取ろうと思ってプレーした」という井上陽子。ちょっと間違うとすぐボギー、ダボが出るコースだけにロングホールも刻みまくった。「でも明日が心配です。このコースは1ホールで3つくらいすぐオーバーしてしまう。3打差なんてあって...