2012/05/31中古ギア情報

プロに人気のユーティリティはこれだ!

今回はツアープロの間で人気を集めるユーティリティを紹介する。それはタイトリストの910H ユーティリティだ。契約外のプロ矢野東、横田真一、岩田寛、宮里優作、他にも多くがこのクラブを使っている。 米ツアーでも人気のこのクラブ、昨年発売だが徐々に使用者を広げている。人気の秘密は弾道調整機能がついていること。各プロがそれぞれ好きな顔に調整できることと、低スピンで吹き上がらず左へのミスが出にくいことだろう。アプローチの時はスピンが多く、ドライバーは少なくというボールの進化の弊害で、ただでさえスピン量が少ないロングアイアンでボールを浮かせにくくなってきている。 そういう時にユーティリティは、ロングアイア...
2012/04/26中古ギア情報

祝!米国女子ツアー8勝目、宮里藍の強さをクラブセッティングから検証

米国女子ツアー「ロッテ選手権」で宮里藍が通算8勝目を飾った。近年の女子ツアーではヤニ・ツェンなどパワーゴルフが主流のなか、体格や飛距離で劣る藍ちゃんが米女子ツアーで活躍するのは凄いことなのである。彼女の強さの秘密は、コースマネジメントとショートゲームだが、フェアウェイウッド(※以下FW)とユーティリティ(※以下UT)を多用して、飛距離のハンデを補っている点も見逃せない。 彼女の愛用するFWは「ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 701 FW」。2008年に発売されたモデルなので4年目になる。ヘッド体積が小さめの割には投影面積が大きく、操作性がよくてやさしく見える。ボールも上がりやすい...
2011/12/15中古ギア情報

ゴルフクラブは生モノ!決断は早めに

クラブ選びの相談の中で多いのは「新製品のドライバーを買ったのだがなかなか慣れない」というものだ。残念ながら慣れが必要という事自体、すでに合っていない。いきなりすぐ打てるクラブを探したほうがいいのだ。 しかし新製品を見ていると欲しくなるのがゴルファーの本能。新製品を買ってしまったが、どうも合わない。と思ったらどうすればいいのだろう・・・すぐに中古ショップへGOだ。ゴルフクラブは生モノである。特に新製品は鮮度が命。発売した時点が一番価値が高く、ヒットすれば価値の落ちが少なく、ヒットしなければ急激に落ちる。たまに、プロの使用で人気が徐々に上がるというクラブがあるが、国内ツアーが終わった今の時期には、...
2011/12/08中古ギア情報

マークダウン品と上手に付き合うには

すでに2012年の新製品が発売になってきた。最近の風潮で、新製品が出る前に“マークダウン”と呼ばれている価格改正が行われる。今年モデルだったものを、一気に販売価格を下げることで売りさばいてしまおうというものだ。さて、中古ショップでは、新品のマークダウン情報を掴んで価格をコントロールしたいのだが、なかなかメーカーからこの情報が流れにくい。基本的にマークダウンは想定しているが、「いつから?」というのがわからないのだ。なので、マークダウン直前に今年モデルの中古を買うと、非常に割高感を、マークダウン後に味わうことになる。そういう悲劇が起こらないように、事前チェックが必要だ。中古ショップもこういう悲劇を...
2012/01/12中古ギア情報

FWを探すならシャフト重量にこだわれ!

ゴルフクラブが大好き!という人でも意外に手を抜いているのが、フェアウェイウッド(FW)。ドライバーをメーカーカスタムにしているのに、FWが純正シャフトな場合、同じ表示フレックスがSでも、純正シャフトが軟らかく、おまけに重量も軽い場合がほとんどである。 もうこの時点でドライバーとFWの硬さと、重さのバランスが崩れてしまっている。しかし、重量のある純正シャフトを採用しているメーカーはほとんどない。FWが苦手、という人が多いが、スイングというよりもクラブに問題がある場合が多いのだ。 純正シャフトで重量がしっかりあるシャフトを採用しているメーカーは、ほとんど無いのが実情。そうなると、FWもメーカーカス...
2011/11/17中古ギア情報

アマチュア優勝を成し遂げた松山英樹のクラブを検証

今年の4月にマスターズで日本人史上初の快挙となるローアマを獲得し、その後アジア・アマチュア選手権で優勝。すでに来年のマスターズの出場権を持つ松山英樹が、日本の準メジャー級「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝した。日本ツアーでのアマチュア優勝は史上3人目。倉本昌弘、石川遼に続く快挙である。 最終ホールも完璧なイーグルで勝利を手にした松山のクラブセッティングをさっそくチェックしてみよう。彼はアマチュアなのでもちろん用具使用契約はしていないが、スリクソンのクラブを好んで使っているようである。 まずドライバーだが、「スリクソン ZR30」に「グラファイトデザイン ツアーAD DI8(X)」を使用...
2012/01/05中古ギア情報

トップアマのクラブ選びに異変?

ゴルフ雑誌を見ていると、トップアマのクラブセッティングが掲載されている。アマチュアはしがらみが無いから、イイものだけを自分で買って使っていると思われがちだが、日本のトップアマともなると、メーカーからクラブモニターと言う形で、クラブを提供してもらっているケースがある。しかしアマチュアの頂点である日本アマと違い、日本ミッドアマ、日本シニアになると、自分の好みでクラブを選んでいるトップアマが増えてくる。若くて体力のある学生ゴルファーもいないので、我々のクラブ選びに参考になるケースが多いのだ。 さて、今年の出場選手のクラブセッティングを見ると、例年に無い傾向が感じられる。最近の新製品はヘッドの大型化が...
2011/12/22中古ギア情報

2011年賞金王たちのドライバーをチェック

国内男子(JGTO)、国内女子(LPGA)、シニアツアー(PGA)による団体戦「Hitachi 3Tours Championship 2011」が終わり、国内ツアーの全日程が終了した。さて各ツアーの賞金王達はどんなドライバーを使っているのだろうか、気になる人も多いだろう。 まず国内男子はベ・サンムンが初の賞金王を獲得。また来年のUSPGAツアーのQTも上位で通過しており、アメリカを主戦場にするようだ。さらに選手の投票によるベストスインガーに選ばれるなど、彼のスイングは美しい。ドライバーは「キャロウェイ レガシーブラック」を使用。レガシーブラックの特徴は、重心距離が長すぎず捕まりが良いドライバ...
2013/08/09中古ギア情報

誰も教えてくれなかった簡単なパターの選び方

中古ショップでは月曜日にパターが売れるという。それは週末のラウンドで、パターが不調だったゴルファーが、モヤモヤとした気持ちを抑えきれず、中古ショップにやってくるらしい。やはりお目当てはプロが使う人気パター。しかし人気があろうが、値段が高かろうが、それでだけでボコボコ入れば簡単だが、そうはいかない。では、自分に合っているパターの見極め方を教えよう。 ■その1 テークバックが真っ直ぐ引きやすいパターを選ぼう パターのストローク軌道は、いろいろなタイプがあると言われているが、テークバックをまっすぐ、スッと引けることが大切。 ■その2 パターマットの上で、ボールのブランドロゴを打ちたい方向に合わせて、...
2013/08/16中古ギア情報

メジャーなプロが契約外でコッソリ使うユーティリティとは?!

プロゴルファーの多くは、クラブメーカーと用具使用契約を結んでいる。それも有名選手となれば尚更である。そんなメーカーの顔とも言えるプロたちが、こっそり他メーカーのクラブをバッグに忍ばせているクラブ。自分が契約しているメーカーのクラブをあえて使わず、勝つためにそのクラブを選んだクラブ。それは間違いなく名器ではないか?と我々は感じてしまう。 今年活躍している選手のバッグに、さり気なく入っているユーティリティがある。それはピンのANSERハイブリッドだ。全英オープンを制したフィル・ミケルソン、彼はご存知のようにキャロウェイの看板選手だが、ANSERハイブリッドの17度を使用。カナディアンオープンに勝っ...
2013/07/12中古ギア情報

片山晋呉の復活の影にキワモノパターあり

日本ツアー26勝、永久シードを持ちながら、最近優勝から遠ざかっていた片山晋呉。ミズノオープンの2日目全盛期の頃の爆発的なゴルフを展開し、最終的に4位タイに入り、2013年全英オープンの出場権を確保した。 すでに今シーズントップ10フィニッシュが3回と、復活優勝の手応えを掴んでいるように見える。精神的なことも大きいが、クラブの変化も大きいといえるだろう。ウッド、アイアンが好調だったときの、2007年に使っていたシャフトに戻している。ドライバーはグラファイトデザイン ツアーAD PTシリーズ。アイアンシャフトもグラファイトデザインに戻した。この連載でも何度か触れたが、シャフトはスイングとの相性が命...
2013/08/02中古ギア情報

白いドライバーの買い替え術

「そろそろ白いヘッドに買い換えたいんだけど、、、」といったお客様からの相談が多い今日この頃。2011年に「テーラメイド R11ドライバー」が発売されてすでに3年。新しもの好きだけでなく、広く一般的に浸透してきたといえる。さて、白いヘッドもモデルがたくさん増えてきて、どう選べばいいのかわからないといった質問も増えてきたので、買い換え時に注意するべき点をいくつかまとめてみようと思う。 まず大きな注意点は、2013年モデルの「R1」と「ロケットボールズ(※以下RBZ) ステージ2」からスリーブの形状が変わり、今までのカートリッジと互換性が無くなったことだ。以前から白いドライバーを使用し、シャフトは現...
2013/03/29中古ギア情報

ツアープロに人気!ピンの性能を探る

国内女子ツアー「Tポイントレディス」は一ノ瀬優希が3バーディ、1ボギーの70で回り、通算14アンダーでツアー初優勝を果たした。米ツアーに有村、上原など大物選手が行ってしまったので、盛り上がりが心配されたが、次々とニューフェースが活躍して、盛り上がりを見せる女子ツアー。 注目の一ノ瀬優希の使用クラブは、ドライバーがピンのi20ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティが、新しく発売されたG25、アイアンはi20と、新旧織り交ぜている。i20アイアン、ピンにしては小ぶりなへっどだが、スイートエリアも広く、ソールのバウンスもしっかりついているので、本格的に見えてもミスヒットに強い。i20ドライバ...
2013/09/06中古ギア情報

誰も教えてくれなかったUTの選び方

20年前には無かったが、すっかり普及したユーティリティ(ハイブリッド、UT)。ロングアイアンの代わりとなってすっかり市民権を得た。これからもますますこの傾向は強まるだろう。 それはなぜか・・・答えはボールの進化が原因なのだ。ドライバーの飛距離をアップさせるために、速いヘッドスピードではスピン量が少なくなるボールが増えている。その結果、ロングアイアンではボールが上がりにくくなってしまったのだ。 まずロフト角の選び方だが、3番、4番アイアンの代わりが基本20度、23度前後のものを入れるのが一般的。女子ツアーでは25度以上のUTを5番アイアンの代わりに使う場合が増えている。我々もぜひ参考にしたいポイ...
2013/09/13中古ギア情報

プレーオフに強い秘密はパターにあった?

アルペンゴルフクラブ 美唄コースで行われた、国内女子「ゴルフ5レディス」は、佐伯三貴、吉田弓美子のプレーオフとなり、プレーオフで4戦中3勝を誇る吉田弓美子が、今季3勝目を挙げた。プレー中も笑顔を絶やさない吉田弓美子は、女性ファンも多いと聞く。ステディーなプレーもさることながら、クラブセッティングもスキのない優等生なセッティング。そんな中、唯一の特徴は、女子プロゴルファーには珍しく長尺パターを使用していることだ。この長尺パターだが、米国男子ツアーや、シニアツアーではよく見受けられるが、女子では彼女以外使用しているプロを思い浮かばない。 長尺パターは禁止になるのでは?と思う方も多いと思うが、グリッ...
2013/08/23中古ギア情報

誰も教えてくれなかったスプーンの選び方

ゴルファーの間では、昨年のテーラーメイド ロケットボールズ(※以下RBZ)、今年のキャロウェイ X-HOTで大ヒットとなった“ぶっ飛びスプーン”が注目を浴びている。しかしその一方で、クラブを購入したけれど、地面からだとボールが上がらずティショットでしか使えない、いわゆる“スプーン難民”が増えていて“ぶっ飛びスプーン”を使いこなすための電子書籍まで発売されているのだ。 そもそもプロとアマチュアの違いは、ヘッドスピードの速さにある。ドライバーで計測する場合が多いのだが、男子プロだとヘッドスピードは47~50m/sを超えてくる。女子プロだと39~45m/sあたり。一般アマチュアの男性だと平均で38~...
2013/07/26中古ギア情報

全英オープン覇者に学ぶセッティングの妙

2013年の全英オープンでは、終盤上位が目まぐるしく入れ替わる展開となったが、終盤17、18番で連続バーディを決めたフィル・ミケルソンが、念願の全英初優勝を遂げた。ミケルソンといえば、かつてはドライバーを2本入れて、クラブによって球筋を打ち分け、マスターズのタイトルを手に入れたこともある。 今年のメジャーは、大胆にもドライバーを抜き、スプーンを2本入れた。フランケンウッドと呼ばれるディープフェースのスプーンをティショットで駆使して戦った。フランケンウッドは、キャロウェイのX HOT FWをベースにディープフェースにしたもの。最近限定で、X HOT DEEPというのを発売しているが、同じモノかは...
2013/04/19中古ギア情報

マスターズで活躍したパター達

2013年のマスターズは、プレーオフでオーストラリアのアダム・スコットが悲願のオーストラリア人初優勝を果たした。彼はこの試合で、終始パットに苦しんでいたが、勝負どころで劇的なバーディを決めた。彼のパターは今ルール問題で揺れる長尺パターを使用していたが、マスターズを見る限り、有利であるという感じではなかったが、皆さんの目にはどう映ったのだろうか。 さて、彼のパターは、スコッティ・キャメロンのプロトタイプ。残念ながら市場では手に入らないタイプ。一方、惜しくもプレーオフで2度目の勝利を逃したアンヘル・カブレラは、ピン スコッツデールTR シェイHと思われる。市販のスコッツデールTRは、長さが調整でき...
2013/04/26中古ギア情報

やさしい男はやさしいアイアンを使っていた

桜の季節もすっかり終わった男子ツアー開幕戦「東建ホームメイドカップ」では、遅咲きの桜が満開となった。プロ入り20年目の塚田好宣プロが、悲願の初勝利を上げたのだ。彼の変わった経歴はGDOのニュース記事を読んでもらうとして、一方では、SNS(ツイッター)を早くから始め、契約先であるピンのクラブについてはメディアの質問に対して丁寧に答えるやさしく真面目な性格なのである。彼のつぶやきはゴルフ好きの間では評判となり、じわじわとファンを増やしてる。 また、使っているアイアンも、やさしく親しみやすいアマチュア向きな「ピン G25アイアン」を使用している。グースネックでソール幅も広く深いキャビティ形状。『HO...
2012/11/29中古ギア情報

松山など多くのツアープロが使用する隠れた名器とは

先週、松山英樹が最終戦に向けて秘密兵器のスプーンを投入したという記事を見つけた。メーカーはなんと「ナイキ VR-PRO Limted」だ。実はこのクラブ。今契約外の選手がかなり使っている隠れた名器。松山以外も薗田峻輔、津曲泰弦、永野竜太郎プロが使用している。顔、打感、打音がよく、低スピンでボールが吹けない。純正で「グラファイトツアーAD BB」か「三菱レイヨン FUBUKI K」が選べるというのもいい。 ツアー開幕当初、吹き荒れたロケットボールズの嵐は、少し沈静化している。ツアー後半になると、今まで使っていたクラブに戻しているプロも少なくない。そんな中で目立つのが、キャロウェイのカーボンコンポ...