2014/04/28植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.4 朝イチの練習場での考え方

その日の自分の球筋を確認しておこう 今回は朝イチのスタート前練習の考え方がテーマです。朝イチ練習の大きな意味は、その日の自分の球筋を確認することです。もちろん体をほぐすことも重要な部分ですが、練習量の少ないアマチュアにとっては、その日にどのような球が出るのかを知り、その球筋でコースを攻略するべきなのです。スライスが出たからスライスを直そうとするのではなく、曲がり幅を小さくする工夫をするのです。では具体的に説明していきましょう。 スイング修正はNG 朝の練習場ではスイング中の動きを変えることはおすすめできません。ミスが出たら、そのミスの度合いが小さくなるようにアドレスに手を加えましょう。例えば...
2014/11/10植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.32 スライス徹底矯正! その2

体は回せばいいというものではない スライスの原因は、インパクトでフェース面が開くからです。フェース面が開く原因のひとつとして、フィニッシュで体を回し過ぎることが考えられます。よく、フォローを大きくとか、フィニッシュまで振り切ることが大事とかいった表現をしますが、それを過剰に意識することで、体を回すことだけを考えてしまう。結果、ヘッドの動きの管理ができず、振り遅れて、フェース面が開いてしまうのです。 胸が開き過ぎないフィニッシュを覚える フェース面のコントロールがきっちりできるようになれば、スライスになることはありません。そのためには、むやみに体を回しすぎないことです。ボールをしっかりとつかま...
2014/06/16植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.11 SWでピッチショットをマスターしよう!

サンドウェッジを使ったピッチショットを覚える グリーンまわりのアプローチをテーマにレッスンしていきましょう。グリーンまわりのアプローチで使うクラブと言えば、PW、AW、SWの3本が基本になりますが、今回覚えてもらいたいのがSWを使ったピッチショット。ピッチショットはキャリーと高さを出して、ランを少なめにするショットです。ピンまでの間に障害物があったり、ボールを止めたいときに効果的な打ち方です。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) キャリーとランの比率は7対3くらいに考える 振り幅の大きさはピンまでの距離によって変わりますが、基本的にはテークバックとフォローを左右対称...
2014/04/14植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.2 スタート前の下半身ストレッチ

意外とケガをしやすい下半身をしっかりと伸ばす 今回は下半身のストレッチのやり方を紹介します。ゴルフのスイングは上半身と共に下半身も重要な部分。スイングの土台という意味では、下半身をしっかりとストレッチしておくことが良いスイングにつながると言えます。また、長時間歩くスポーツだけに疲れが溜まりやすくケガをしやすい部分でもあります。スタート前のちょっとした時間を使って必ず下半身をほぐしておいてください。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 足首を伸ばして左右の動きに対応 ゴルフのスイングは右から左(右打ちの場合)へ横の動きが入り、さらに回転の動きが入ります。その複雑な動き...
2014/09/08植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.23 パットの距離感を合わせる

まず大切なことは芯でヒットすること パッティングにおいて、最も重要で難しいのが距離感を合わせることです。特にロングパットは練習する機会が少ないアマチュアにとっては、なかなか上達しにくい部分で、感覚的なものが必要になります。その感覚を活かすために、まずは前回のレッスンで行った、しっかり芯でヒットするということを重視してください。 インパクトの加速感を一定にする ボールの転がりを安定させることが距離感を合わせる上で非常に重要になります。転がり方が安定しない人は、インパクトでヘッドを急加速させたり、逆に減速させたりしている可能性があります。理想は、ジェットコースターのように徐々に加速させながらボ...
2015/01/12植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.40 フック・ヒッカケ徹底矯正!その5

ヘッドを振りすぎるとフックになる フックが強くなってしまう一因として、インパクトでヘッドを過剰に走らせようとすることが挙げられます。ヘッドを速く動かそうとすればするほど、ヘッドが先に下りてきてしまう。結果、手打ちになり、フェース面がかぶりやすくなるわけです。インパクトは点ではなく面だと考えて、しっかりと体全体でスイングすることを覚えていきましょう。 ヘッドを走らせようとするのはNG 飛ばそうとすると、どうしても小手先でヘッドを走らせようとしてしまいます。意識が上半身にあると、下半身が止まってしまうのは必然。上半身と下半身をバランス良く使うことで、理想的なインパクトが生まれることを理解しておい...
2014/09/15植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.24 パッティングラインを読むためのポイント

まずはボールの転がるスピードをイメージする ラインを読むことはパッティングにおいて誰もがやらなければならないこと。真っ直ぐに見えてもスライスだったり、フックだったりすることもあります。ラインと言うと左右どちらかに曲がるかを、まず確認する人が多いと思いますが、まずはカップまでの距離を打つのに必要な、ボールのスピードをイメージします。要するに上っているか、下っているかを先に確認する必要があるということです。 真横から見ると上り&下りは確認できる グリーンによっては、周囲の景色の錯覚で、上っているのか下っているかがわかりにくいグリーンがあります。そんなときはボールとカップを結んだラインの真横から見...
2014/04/07植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.1 スタート前の上半身ストレッチ

ストレッチはケガを防ぐ意味でも重要! ゴルフのスイングは見た目以上に体に負担がかかるものです。スタート前のストレッチには思い通りのスイングをする意味と、ケガを防止するという意味があります。プロは試合会場には1時間30分から2時間前に到着して、ストレッチに1時間ほどかけて入念に体をほぐします。アマチュアの方にそこまでは求めませんが、ギリギリに到着してそのままスタートというのは避けて下さい。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ナチュラルなコッキングが可能に ゴルフのスイングは上半身も下半身も両方使います。まずは上半身のストレッチから説明しましょう。手首が柔らかくないと...
2014/07/14植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.15 左足下がりのアプローチ

ボールを止めるためにサンドウェッジを選択 左足下がり(右打ちの場合)は、傾斜的にボールは上がりにくくなります。アマチュアにとって最も難しいライと言ってもいいでしょう。ピン位置によっては物理的に寄せられない状況も発生します。重要なのは、無理に上げようとしないこと。まずはダフリやトップのミスを出さないための打ち方をマスターしてください。高さが出にくいため、最も高さが出てくれるサンドウェッジが使用クラブになります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 傾斜なりに構えて傾斜なりに振る ボールを上げようとしないことがまずは重要です。そこでアドレスは傾斜なりに構えます。ボールの...
2015/01/05植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.39 フック・ヒッカケ徹底矯正!その4

フェース面が閉じるのは手の動き過ぎが原因 フックが出る原因は、インパクトでフェース面がかぶってしまうことですが、その多くの理由は手の動き過ぎにあります。余計な腕の動きが多いと、インパクトでアジャストする動きが必要になる。手打ちになればなるほど、フェース面の動きが不安定になり、フェース面がかぶる可能性も大きくなるのです。今回のテーマは腰を使うこと。よく言われる下半身主導の動きを覚えて、フックのミスを解消していきます。 右腰を積極的に動かす 上半身ではなく下半身主体でスイングするときに、意識してもらいたいのが腰です。特に右腰を積極的に動かすことを覚えてください。効果的なドリルが、右腰にクラブのグ...
2014/06/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.9 飛ばすための切り返し・インパクト

エネルギーを伝える大切な部分 トップからインパクトにかけてはボールにトップで溜めたエネルギーを伝える重要なパートです。ただし、あくまでもスイング中の通過点なので、あまり過剰に意識し過ぎないことも大切なポイントになります。どのようなことを意識しておけば、テークバックからダウンスイングでスムーズに移行できるのか。いくつかのポイントにわけて説明していきましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 下半身から動かすことはそれほど重要でない よく切り返しを下半身から行うのが大切だと言います。もちろん間違いではないですが、下半身のことばかりを意識していると振り遅れなどが起こり...
2014/06/23植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.12 AWのピッチ&ランはアプローチの基本

最も使う場面の多い打ち方 今回のテーマはピッチ&ランです。アプローチで最もスタンダード、最も多用する打ち方なのでしっかり覚えて下さい。使用するクラブはAWでいいでしょう。ある程度キャリーを出してからランで転がす。距離感のイメージが出しやすく、アマチュアの皆さんはアプローチをする場面に遭遇したら、まずはこの打ち方ができるかどうかを考えるといいでしょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) キャリーとランの比率は5対5が目安 ピッチ&ランをするときに重要になるのがボールの落とし場所です。ボールからエッジまでどれくらいの距離があるのか。グリーン面のピンまでの状況は上りなの...
2014/11/03植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.31 スライス徹底矯正! その1

インパクトでフェースが開く 今回から全5回にわたって、アマチュアゴルファーを悩ませるスライスを徹底的になおしていきます。 スライスする原因は、インパクトでフェース面が開いた状態で当たるからです。開いて当たることで、ボールに右回転がかかる。結果、右に大きく曲がる球になるわけです。ロフトの立ったクラブほど、開きやすい傾向があり、ボールがつかまらなくなる。それを防ごうとして、手を使い始めたらミスの悪循環に陥ってしまいます。良いスイングを身につけるためには、まずはきっちりスライスを矯正することから始めましょう。 肩が開くからフェースが開く なぜ、インパクトでフェース面が開いてしまうのかというと、ポイ...
2014/09/22植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.25 グリーンエッジからパターで寄せるコツ

ボールからグリーン面までの芝の状態を確認 グリーン周りにボールがこぼれて、ボールのライが良かったときに、パターを使おうかウェッジを使おうか迷うことはありませんか。ウェッジを使ってプロのように寄せたい気持ちはわかりますが、転がす方が断然ミスの確率は減ります。そこで判断基準にしてもらいたいのが、グリーン面までの距離と芝の長さです。特に芝が長いときはグリーン面までの距離が短くても、抵抗が読めないのでウェッジを使ったほうがいいでしょう。 プラス1メートルの距離感で打つ グリーン面までの距離が1メートルで、芝の状態は良い。エッジからカップまでの距離が約7メートルで、合計8メートルですが、打つ距離のイメ...
2014/08/04植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.18 深いラフからのアプローチ

ラフは距離感が出しにくい プロや上級者はバンカーから打つよりもラフの方が難しいと言います。その理由は、ラフはボールとフェースの間に必ず芝が挟まるからです。しかもその抵抗の強さを予測しにくいので、距離感が合わせづらくなります。この状況でボールにきっちり当てようとするとミスになる。ラフからはある程度のアバウトな打ち方が必要になります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ボールの前後10センチの芝を切るように振る クリーンにヒットしようとして上から打ち込むのは間違いです。ラフの打ち方はヘッドを低く動かすこと。ボールの前後10㎝くらいの芝を切るように振るのがポイントになり...
2015/03/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.47 ラウンド中のスライスを即効修正!その1

フェースが開いたままインパクトする スライスは多くのアマチュアゴルファーが必ずといっていいほど悩まされるミスです。スライスになる原因は様々ありますが、すべてのスライスに共通していることは、インパクトでフェースが開いた状態でボールをヒットすることです。フェースが開くとボールは右回転になります。なぜ、フェースが開いてしまうのか、原因をきっちり理解すれば、スライスをなおすことはそれほど難しいことではありません。 ハーフウェイダウンでのフェースの向きをチェック インパクトでフェースが開いて当たるということは、ハーフウェイダウンの位置ですでにフェースは開いてしまっているのです。この位置でのフェースの向...
2014/05/26植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.8 テークバックでは肩を回転し体を捻る!

肩の回転を重視する 今回のテーマはテークバックからトップまでの動きです。テークバックからトップまでで重要なのは体の捻転です。下半身と上半身の捻転差をいかに作れるかが、飛距離を生み出す条件になります。ここでは肩の回転と腕の使い方について説明します。それぞれのパーツに分けて、具体的にポイントを説明していきましょう。 左肩ではなく右肩を意識 肩の回転を大きくすることが上体を捻転させるポイントですが、よく左肩をしっかりと回すという表現を使います。間違いではありませんが、左肩を意識すると腕だけを上げようとしてしまう可能性があります。それよりも右肩を意識してください。右肩を背中側に引っ張るように動かすと...
2014/07/07植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.14 左足上がりのアプローチ

使用するクラブはアプローチウェッジ 左足上がり(右打ちの場合)のライというのは基本的にボールが上がりやすいライです。上がりやすいライなのにサンドウェッジを使用すると高さが出すぎて距離感が出しにくいので、アプローチウェッジがおすすめです。自分のイメージにあった高さを出せるクラブを使用する。アプローチでは打ち出しの高さというのが寄せるために非常に重要になります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 左足上がりには2種類の打ち方がある 左足上がりのライには2種類の打ち方があります。ひとつは傾斜と平行に肩や腰のラインを合わせて打つ打ち方。もうひとつは傾斜に逆らうようにアドレ...
2015/03/16植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.49 ラウンド中のフックを即効修正!その1

インパクトでフェースがかぶる フックで悩んでいる人の多くは、スライスが原因になっていることが多いんです。スライスを嫌がって、フェースを返す。結果、インパクトでフェースがかぶって当たるわけです。フックと表現していますが、厳密にはまっすぐか、もしくは左に出て左に曲がるような球のことです。フックはスライスと比べて球が強いので、曲がり幅も大きく、落ちてからもどんどん左へ転がります。もっともスコアがまとめられない球筋と言えるでしょう。 腰の回転が止まるからフェースが返る フェースが返ってしまう仕組みを説明しましょう。フェースを返そうとしていないのに、勝手に返ってしまう理由は、体の回転が止まってしまうか...
2015/02/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.43 ラウンド中のトップを即効修正!その1

腕を短く使ってしまうからトップになる トップのミスは、字のごとくボールの頭を叩いてしまうミスです。なぜトップになるのかというと、理由のひとつとして腕を短く使ってしまっていることが考えられます。インパクトでボールに当てようとして腕が縮こまり、結果、ボールにヘッドが届かず、トップになるわけです。つまり、インパクトを意識しすぎると、トップになる傾向があります。 左腕の長さを保つことがポイント 腕が縮こまらないようにするためには、左腕を長く使うようにしましょう。特にフォロー側で左腕を長く使う意識を持つと、インパクトに集中しすぎなくなるので、自然に左腕が伸びてきます。ボールを上げたいという意識があると...