2020/11/26ツアー選手権リコーカップ

最終盤までボギーなし 渋野日向子「落ち着かない感じだった」

◇国内女子メジャー第3戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 初日(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72) 2組目でスタートした渋野日向子は1イーグル3バーディ、1ボギーの「68」をマーク。首位と1打差の4アンダーで、単独2位発進を決めた。終盤17番までボギーをたたかない堅調なプレーだったが、「ボギーを打ってないのが不思議というか、落ち着かない感じ」だったと振り返った。 海外転戦を終え、国内ツアー復帰戦となった10月の「樋口久子 三菱電機レディス」で予選落ちしたころは気分が沈みがちで、「去年の自分に戻りたい」と葛藤した。その後、家族や周囲のサポートを受ける中で「戻るという考え方は...
2021/04/11国内女子

小祝さくら、稲見萌寧ら4人が首位 セカンドカットはなし

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(11日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6390yd(パー72) 日没サスペンデッドのため、持ち越されていた第2ラウンドが終了した。 上位は2日目終了時と変わらず、小祝さくら、稲見萌寧、岡山絵里、ペ・ソンウ(韓国)の4人が通算3アンダー首位。 小祝さくらと稲見萌寧は2021年3勝目がかかり、岡山絵里は2週ぶりの優勝がかかる。ペ・ソンウはツアー3勝目を目指す。 通算2アンダー5位に未勝利の辻梨恵。通算1アンダー6位にキム・ハヌル(韓国)、森田遥が並んだ。 決勝ラウンドは午前9時30分にスタート。セカンドカットはなく、通算7オーバー...
2021/04/09国内女子

国内女子ゴルフ濃厚接触者なし 6時間30分遅れでスタートへ

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(9日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6390yd(パー72) テレビ中継スタッフ1人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示したことを受け、大会事務局は9日、保健所からの連絡で大会スタッフ、選手らに濃厚接触者はいないと判定されたと発表した。 第1組は午前7時30分スタート予定だったが、6時間30分遅れの午後2時にスタートする。この日の兵庫県の日没は午後6時30分だが、54ホールでの競技成立を目指す。...
2021/01/17国内女子

昨年出場なしのアン・シネ 緊急事態宣言再発令でどうなる

新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京都など1都3県を皮切りに緊急事態宣言が再発令、14日には中国や韓国など11の国と地域で実施している“ビジネス往来”などが停止された。日本が主戦場の海外選手も気が気でない。昨年、試合出場ゼロのアン・シネ(韓国)もその一人だ。 QT25位の資格で日本ツアーに挑む予定だった昨年はコロナ禍で参戦を取りやめて韓国に留まった。韓国ツアーで所持していた5年シードは2019年までで、2020年はついに1試合も戦うことなく終えてしまった。 今年は国内女子ツアーの2021年初戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月4日開幕/沖縄・琉球GC)に向けて母国で調整。「開幕戦からやる気...
2020/10/16日本オープン

ツアー史上初のトップ5にアマ3人 無観客に違和感なし

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(16日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70) 日本一の称号が懸かる歴史ある大会で、初日に続き2日目もアマチュア旋風はとどまるところを知らなかった。2位までの5人に3人が名を連ねた。単独首位に立ったのは通算5アンダーの河本力(日体大3年)。1打差の2位に杉原大河(東北福祉大3年)と桂川有人(日大4年)。アマチュア3人が各日でトップ5に入るのは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足した1999年以降では史上初だ。 有料入場制度が取り入れられた1972年大会以降、無観客で行われたのは今大会が初めて。ギャラリー不在の閑散とした風景を、...
2020/11/15国内女子

57ホールボギーなし 酒井美紀「自分らしい」クラッチパットで信念

◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(15日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72) 54ホール、そしてプレーオフの3ホール。一度もボギーをたたかなかった酒井美紀に、6年ぶりの歓喜の瞬間は訪れなかった。 18番の繰り返しで行った20歳・古江彩佳とのプレーオフ3ホール目。ピン上6mのバーディパットを外せば、事実上負けが決まる。数分前、第2打を放った古江がスーパーショットで30cmにつけていた。下りのスライスラインを慎重に読むと、距離感をあわせるようにクラッチパット(勝敗を左右するパット)を放った。 コロコロと転がったボールは、カップの右にわずかに外れ、パー。悔しさを押し殺し...
2021/03/03国内女子

新型コロナ濃厚接触者はなし 予定通り有観客で開催

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(3日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72) 2021年初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」の主催者と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は3日、大会関係者が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示したことを受けて会見し、濃厚接触者はおらず、大会は万全の感染対策を施して予定通り観客を入れて開催すると発表した。 新型コロナ陽性者は二人で、屋外仮設物施工業務に携わっていた一人が再検査で2日夜に陽性と判明。現在は無症状で自宅療養している。もう一人は業務に携わる前で大会には関わっていないという。 3日朝から会場に保健所が入って行動記録に基づ...
2020/09/05国内女子

3タテは笑顔で阻止 原英莉花「ミスなし」

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 2日目(5日)◇GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6571yd(パー72) 原英莉花はインスタートの裏街道から6バーディ、ノーボギーの「66」でプレー。初日を終えて予選通過圏外の78位にいたが、通算5アンダー12位に急浮上した。「いい感じでフェアウェイをとらえることができた。無理なく、気持ちよくプレーできました。本当にミスがなかった」と笑顔で振り返った。 前半で1つ伸ばして折り返すと、最終9番ではPWで126ydからOKにつけて3連続バーディ締め。初日「73」との違いに「きのうはパー5で狙いすぎて、もったいないミスが多かった。流...
2021/09/28日本女子オープン

120試合連続出場中の小祝さくら 今季“休みなし”で女王奪取を決意

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前情報(28日)◇烏山城CC(栃木県)◇6550yd(パー71) 小祝さくらが、休むことも示唆していた次週「スタンレーレディス」に出場する意向を固めた。ツアーに本格参戦を果たした2018年から前週まで120試合連続出場を続けてきた。 「試合も残り少なくて、(賞金女王の)チャンスもかなり減ってきているので、出ることにしました」。現在、トップ稲見萌寧と約3300万円差の賞金ランキング2位につける小祝は、女王奪取に向けてラストスパートを決意した。「今年いっぱいは全部出て、来年は休みをしっかり作ったりしてやってみようかなって考えています」と、残り...
2021/09/16国内女子

アマ梶谷翼 海外遠征「手応えなし」からの国内戦

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(15日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72) 今年4月「オーガスタナショナル女子アマ」で日本勢初制覇を遂げた梶谷翼(兵庫・滝川第二高)は約4カ月ぶりの国内試合に臨む。6月の「全米女子オープン」をはじめ、「アムンディ エビアン選手権」、「AIG女子オープン(全英女子)」と今夏は計3試合の海外メジャーに出場。大会を終えてすぐに帰国したものの「強制隔離に自主隔離と、ここに来るまで5日間しかなかった」と練習不足に不安を募らせた。 海外での試合を振り返り、「いい経験をしたけど手応えはない」と自己評価は厳しい。戦績は...
2022/04/16国内男子

一時帰国も気付けば2年 岡田絃希が“家なし”から狙う恩返し

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 3日目(16日)◇よみうりカントリークラブ(兵庫県)◇7180yd(パー71) 「ああ、そういえばオレ、ちょっと前までマレーシアにおったんや…」。はじめは2週間のつもりだった日本滞在は、気づけば2年が経つ。「68」をマークして4位に浮上した岡田絃希。初めて上位で迎える最終日はうれしい反面、ちょっと予定外の出来事が重なった結果だったりもする。 千葉県生まれの岡山育ちで、プロ7年目の24歳。両親の仕事に合わせてマレーシアに渡ったのは作陽高2年のときで、そのまま現地の大学に進学した。日本ツアーにスポット参戦するたびに一時帰国をしながら、現地では欧亜共催大会「...
2021/06/12国内女子

稲見萌寧3日間ボギーなし 今年6勝目へ4打差独走

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目(12日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6517yd(パー72) 2021年5勝の稲見萌寧が6バーディ「66」でプレー。初日から3日間ボギーをたたかず、通算16アンダーとして単独首位を守った。後続との差を4打に広げ、最終日に臨む。 「あしたももちろんノーボギーであがれたら良いなと思うんですが、そこをあんまり考えすぎてもアレなので。とりあえずスコアを少しでも伸ばせるように」と振り返った。後半13番では2.5mを沈めて2連続バーディを奪った。 通算12アンダー2位に西村優菜、青木瀬令奈、西郷真央、木村彩子の4人が並んだ。西村は5月「...
2022/07/28国内女子

勝みなみ「行ってからのお楽しみ」 予習なしで「全英女子」へ

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 初日(28日)◇東急グランドオークGC(兵庫県)◇6616yd(パー72) 勝みなみがノーボギーの7バーディと猛チャージ。今季の初日の中でベストスコアとなる「65」をマークして好スタートを切った。「7月は初日にオーバーパーを打つことが多かったので、それを脱却できた」と笑みを浮かべた。 インスタートのこの日、前半17番まではバーディチャンスを逃してのオールパーと我慢の展開が続いたが、18番のグリーン上で2mのバーディパットの構えに入った際に「どうせ外れるなら試してみよう」と思い立ち、ゆったりとしたリズムのストロークに変えたのがハマった。 18番のバーディをき...
2022/05/27国内男子

「Sansan KBCオーガスタ」上限なしの有観客で開催 HKT48のライブ復活

国内男子ツアー「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」(8月25日~28日/福岡・芥屋GC)を主催する九州朝日放送(本社・福岡市中央区)は、大会を有観客で開催すると発表した。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で福岡県に緊急事態宣言が発令中だった昨年は1日5000人の上限を設けたが、今年は制限しない。 「家族みんなで楽しめる!」をコンセプトにする大会は、恒例となっていた福岡を拠点とするアイドルグループ「HKT48」によるミニライブやトークショーを3年ぶりに実施する。 2020年はコロナ禍で中止され、昨年大会はスコット・ビンセント(ジンバブエ)が初日からの首位を守り切る完全優勝でツアー...
2024/08/31米国男子

“ハンディキャップなし”なら首位ターン コリン・モリカワが4打差2位で週末へ

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(30日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7490yd(パー71) 初日にベストスコア「65」を記録したのはポイントランキング1位のスコッティ・シェフラー。2日目は2位からコリン・モリカワが「63」を出し、通算17アンダーにスコアを伸ばした。ランク順による初日のスコア差を除く36ホールで13アンダーは、シェフラーの11アンダーをしのぐ。 3mを沈めた3番を手始めにモリカワは前半で4バーディを奪った。11番(パー3)でティショットグリーン奥にこぼし、「全体を通して感触が良かったから、良くないボギー」を叩いた後、13番でグリーンエッジからチップ...
2024/08/26AIG女子オープン(全英女子)

「全然うまくいかなかった」畑岡奈紗は5年ぶりメジャートップ10なし

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 最終日(25日)◇セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)◇6784yd(パー72) 最終18番も5mほどのバーディパットが惜しくもカップをそれた。少し天を仰ぐように悔しがった畑岡奈紗は「やっぱり、もう少しグリーン上のチャンスを生かさないと」と言った。4日間の合計パット数は36→34→35→33で推移。グリーン上のもどかしさを象徴する数字となった。 大目標に据える今季5大メジャーの戦いが終わった。「試合で来るのは一生に一度かもしれない。貴重な機会でした」とゴルフの聖地でのプレーに感慨はにじませつつ、通算4オーバー37位では充...
2023/12/01国内女子

アン・シネ「きょう一日が1週間に感じました」 バーディなしの“75”

◇国内女子◇QTファイナルステージ 最終日(1日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6421yd(パー72)◇曇りのち晴れ 通算5アンダー4位からのスタートは、来季ツアー前半戦フル参戦可能な35位前後までのフィニッシュに何の問題もないと思われた。しかし、1番(パー5)で、3Wの2打目を右林の木に当てて、ボギー発進。アン・シネ(韓国)は「あんなに前が広いのに…」と振り返った。 スタート前の朝食まではいつも通りの自分だった。「でも、きょう一日頑張ったら、夢に見たレギュラーツアーに出られると思ったら、すごく緊張してきて」。6番、9番もボギー。「このままじゃダメ」と気合を入れて、パーでしのぎ続けた結果の「...
2023/09/28日本女子オープン

山下美夢有が渋野抜き “非公式”なら43.5R連続オーバーパーなし

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 初日(28日)◇芦原GC海C(福井)◇6528yd(パー72) 今季4勝の山下美夢有が6バーディ、2ボギー「68」で回り、4アンダー5位につけた。雨風が強まった午後のスタートだったが、「この天候の中で4つバーディが獲れたのは、あしたにつながる」と話した。 山下は6月「宮里藍 サントリーレディス」第1ラウンドからオーバーパーがない。連続16ラウンド後の8月「CATレディース」最終ラウンドを体調不良によりスタート前に棄権したものの、実際プレーしたラウンド数で30に到達。歴代1位だった渋野日向子の29ラウンド連続(2019年「ニチレイレディス」1...
2019/03/09国内女子

申ジエ「後方にキャディ」の新規則も問題なし

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(9日)◇琉球GC(沖縄県)◇6514yd(パー72) 申ジエ(韓国)は1月に施行された新規則10.2b(4)「キャディがプレーヤーの後方に立つことの制限」について「ルーティンも何も変わらないし、全く影響ないですね」と話した。昨年までは齋藤優希キャディがティショット時などに後方や、その近辺に立っていた。 齋藤キャディも「(昨年までは)後方に立っていたが、ほとんど話すことはなかったし、関係ない。(新規則でも)何の問題もなくやれているし、キャディの仕事に専念できるのでいいですよね」と話した。 この日は1イーグル1バーディ、4ボギーの「73」でプレー。前...
2018/07/21国内女子

OB経験なし 20歳米アマ「ゴルフを始めたときから曲がらない」

◇国内女子◇センチュリー21レディスゴルフトーナメント 2日目(21日)◇瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県)◇6518yd(パー72) 日本ツアー初出場となった20歳の米アマチュア、クリスティン・ギルマンが5バーディ、ノーボギーの「67」。通算12アンダーで首位に1打差の2位で最終日を迎え「すごく安定したプレーができたのでバーディがとれました」と振り返った。 前半1番(パー5)で2オンさせると10cmのバーディパットを沈めた。5番でも3.6mのバーディパットを決めるなど、最高気温36.7度を記録する猛暑日の中、前半だけで3つスコアを伸ばした。 2日間通してパーオン率は首位の小祝さくららと並ぶ...