2000/10/08国内女子

不動裕理、年間6勝。1億円突破

予想通り不動裕理が激しく追い上げた。藤井かすみもよく踏ん張り、勝負は二人だけのマッチレース展開。最終18番までもつれにもつれた。しかし18番で未勝利の藤井はセカンドを外してあわや池入りのボギー。対して不動はきっちりパー。突き放した不動裕理はこれで年間6勝。賞金獲得額も1億円を突破した。なんとも強い。 不動裕理のアウトはバーディ一つとおとなしかったが、バック9が凄かった。11番で「これは絶対入れたい」という4メートルを決めてバーディ。弾みがついて12番は3メートル、13番2メートル、ひとつ休んで15番では10メートルが転がりこんだ。そして17番、ここでもまた10メートル。 「運としか言いよう...
2000/10/07国内女子

藤井かすみが3差トップ。不動が追う

2日目も藤井かすみがスコアを伸ばした。トータル7 アンダー。2位に3打差をつけて明日は安泰・・と言いたいところだが、なにしろ追っているのが今季実力ナンバー1の不動裕理。高村亜紀、藤野オリエなど爆発力のある選手も4打差3位グループにいるだけに、明日も激戦になりそうだ。 藤井かすみは6バーディ、2ボギー。ショットがピンに1~2メートルとビタビタ付いた。インに入ってからは1ホールおきにバーディが来た。しかし最終18番はボギー。「最後にもう1コと思ってたんですが・・。池ギリギリに止まってスタンスも取れないような状況で、ボギーですんでよかった。ダボでもおかしくないケースでした。今日はラッキーでした」 ...
2000/10/06国内女子

不動を筆頭に実力4選手が首位タイ

群馬県で開催されているSANKYOレディース初日は、不動裕理・藤井かすみ・肥後かおり・黄玉珍が3アンダートップに並んだ。実力の若手、ベテランがまざって、競技は面白い運びになりそうだ。1打差2位には今年プレーオフまで進みつつも敗れている那須美根子・芳賀ゆきよ・田尻美香・西田智慧子の4人。先週優勝の安井純子は2オーバー60位タイと出遅れ気味。 1メートルほどのパットを外して何度かのチャンスを逃した不動裕理。今週は月・水曜日は練習をしないで、ゆっくりと過ごしてリフレッシュ。それが効いたのかパットとは逆にショットは「すごく」良く、ピンに絡んで4バーディ、2ボギー。「明日、明後日のことは分かりませんが、...
2000/10/01国内女子

プレーオフ制して安井純子、V

「年間3勝なんて若い頃のことよ」と笑っていた安井純子。しかし冗談半分のその言葉が現実になってしまった。上位が伸びず、追い込んだ安井、藤野のプレーオフ。その最初のホールでバーディを奪った安井が堂々の今季3勝目を飾り、通算賞金獲得額も5100万と伸ばした。 安井純子は今年8月の新キャタピラー三菱でもプレーオフで勝利を納めている。通算では7勝2敗。「プレーオフに持ち込めば勝てる、と思ってます。気分的にも前向きになれます」 4番でボギーが先行した。しかし好きなインコースに入ってからは10番、13番、14番、そして18番をバーディ。69でホールアウトしてプレーオフの権利を得た。 「今回のプレーオフ...
2000/09/30国内女子

スコアは停滞。依然トップは大城あかね

曇り。風も強く雨も降る2目だったが、スコアは初日と対照的に伸びなかった。60台をマークした選手は皆無。66~68がゴロゴロ出た前日とは比べ物にならない。 現状維持で首位をキープしたのは大城あかね。芳賀ゆきよも同じくパープレーで2位も守った。怖そうな不動裕理、中野晶は少し後退。明日は安井純子あたりが要注意? 首位とはいえ大城あかねのゴルフは苦しかった。3バーディ、3ボギー。5番、11番のバーディは長い距離がスコンと入ってくれた結果のバーディ。昨日も今日も22パットとパターで頑張った。 「ショットが悪い。パーを必死になってとりました。パターで持ったという感じ。イーブンパーまで落としてもおかしく...
2000/09/29国内女子

好スコア続出。首位は大城あかね

年一度の大阪開催競技のフリスキー大阪女子オープン、初日首位に立ったのは65をマークした大城あかね。後を追うのは芳賀ゆきよのみ。他はさらに2打差離された4アンダー。その3位グループには中野 晶・安井純子・村口史子ら4人。先週プレーオフで破れた藤野オリエは不動裕理と共に7位に並んだ。東尾理子は3オーバー60位につけている。 8バーディ、1ボギーの大城あかねは練習でもなかった自己ベストの65を叩き出した。同組でラウンドした不動裕理、片野志保らがじっくりラインを見て、いいリズムで回っているのに感心し、自分でも“間”を大切にプレーした。「若いのに自分のゴルフがしっかりしてるなと思ったし、自分にもプラスに...
2000/09/24国内女子

具玉姫がプレーオフを制して2連覇

最終日は悪天候のため、全員が半ラウンドで終了となった。前日首位からスタートした藤井かすみと具玉姫が最終的に2アンダーで並びプレーオフへ突入。1ホール目をパーとした具玉姫の今季初優勝と昨年に続く2連覇となった。1オーバー3位には野呂奈津子。2オーバー4位に不動裕理・中野晶ら4人。 4バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフを見せた具玉姫だったが、強く降る雨の中1つ伸ばすことができた。終わってみて「前半はスコアが落ちつかなかったので、あわてていました」というものの、相性のよくない13番ホールをボギーで終えた後、14番からの3連続バーディを沈めて見事に気持ちを安定させた。 「夏あたりから上位に入り、...
2000/09/23国内女子

藤井かすみ、2打差の首位

プロ5年目の藤井かすみが70として、2位に2打差をつけてトップに踊り出た。3アンダー2位には中野晶・具玉姫のベテラン勢が追いかけている。4位に野呂奈津子・平瀬真由美・シンソーラ。 学生時代はソフトボールの選手として日本代表メンバーに選ばれたこともある藤井かすみ。マッハだと言われるくらいプレーが早いのが、毎回ラウンド後の反省点だった。しかし今日は「落ちついてプレーできました。この出来をソフトボールに例えるなら“ノーヒット、ノーラン”です」 4バーディ、2ボギーの70だった。 「ソフトボールはいつも暴投でしたが、明日は暴投せずにプレーしたいです。このコースは初優勝を狙っていると相性がいいそうなので...
2000/09/22国内女子

初日首位は高村亜紀、金愛淑

ミヤギTV杯ダンロップ初日、首位に立ったのは70で回った金愛淑と高村亜紀。1アンダー3位には藤井かすみ、平瀬真由美、昨年優勝した具玉姫ら5人が並んでいる。 先週は休養にあてリフレッシュした金愛淑は5バーディ、2ボギー。しかし抱えている腰痛はよくなっていない。「今もあまりよい状態ではないけど、かばいながらのプレーが返ってよかったのかもしれません。技術的には以前と変わっていませんから」 そんな状況での70だけに満足しているという。 「今日は17番以外は上手く行きましたね。ショットもとてもいいです」とバーディスタートで16番まではボギーなしの好調な滑りだしとした高村亜紀だったが、17番でダブルボギー...
2000/09/17国内女子

またも大逆転! 不動裕理V

信じられないような展開になった。6月のサンクスレディスを再現する逆転劇。余裕の5打差でスタートしたはずの米山みどりはフロント9でスコアを4つ落とし、16番ボギーでついに不動、李英美に並ばれた。そしてパー5の最終18番、プレーオフ感覚の3人勝負は1人不動裕理が微妙なフックラインを決めてバーディ。李英美、米山はならず。米山は再度の逆転負けを喫した。 3カ月前の逆転は3打差。今週は5打差。米山vs不動の対決はまたしても不動の勝利となり、これで不動は今季5勝目を上げ、賞金獲得額も8660万円に伸ばした。それにしても不動裕理は強い。 不動本人は無理と思っていた。なにしろ5打差。ふつうなら考えるだけム...
2000/09/16国内女子

米山みどり、5打差に抜け出す

終日雨の2日目。片野志保、金沢鈴華はやはり後退した。定番の不動裕理がぐんぐん追い上げてトータル2アンダー。初日の30位からゴボー抜きで上がってきた。ディフェンディングチャンピオンの李英美も2アンダー現状維持ながら2位へ浮上。これで米山みどりが停滞していれば面白い展開になるのだが、その米山みどりも伸ばした。16番、17番、18番と上がり3連続バーディで7アンダー。 明日は米山の独走試合になるのか、それともまだ紛れの要素が残っているのか。6月のサンクスレディスでは首位を走っていた米山が不動にひっくり返されたことがあるが、あのときは3打差でしかなかった。しかし今度は余裕たっぷりの5打差。なんとなく...
2000/09/15国内女子

また出ました! 金沢鈴華

風が強かった。城戸富貴、川波由利、高又順、大場美智恵などなどがしっかり上位をキープした初日。先週の女子選手権初日で顔なじみになったばかりの金沢鈴華が今週もいいゴルフを展開して首位に立った。2週続くと、力も本物という感じだ。片野志保も同じく首位。もちろん実力の米山みどりもトップに並んでいるし、去年のチャンピオン李英美も好位置。今週も混戦の予感がする。 金沢鈴華は5バーディ、1ボギー。「この風の中で集中していたので、プレーの内容はあまり覚えていないんです」という。本当は火曜の午前中にコース入りするばずだったが台風のニュースを聞いて水曜に変更。名古屋からレンタカーを走らせたが渋滞に巻き込まれ、結局...
2000/09/10日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

5人プレーオフ! 高村亜紀がV

こんな展開になるとは予想外だった。終始リードしていた高村亜紀が15番、17番を痛恨のボギー。1アンダーに後退してしまった。遅れていた中野晶は最後のチャンス18番でバーディとしてこれも1アンダー。そして17番ボギーでお終いかと思われた天沼知恵子も18番バーディ。小野香子は先に16番バーディで1アンダーホールアウト。大外から米山みどりも15番、17番をバーディとして1アンダー。 高村が沈み、天沼が現状維持。他の3人が追い込んだ結果、なんと1アンダー5人プレーオフという事態になってしまったのだ。5人がもつれれば、誰が勝ってもおかしくはない状況だったが、しかしやはり貫祿。公式戦2勝の実績と自信の高村...
2000/09/09日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

高村首位キープ。天沼も依然追走

経験を積むとこんなに強くなるものなのだろうか。8月のNEC軽井沢までは?印の若手だった25歳天沼知恵子が、同期の不動裕理とのプレーオフですっかり変身してしまった感がある。今週も初日の首位から一歩後退はしたが、そのまま崩れることもなくしっかりトップに追走している。 トーナメントをリードしているのは相変わらず高村亜紀。波風のないラウンドでイーブンプレー。下からは定番の中野 晶、そしてツアー2勝目で気を良くしている小野香子が、ボギーも出るがバーディも大量生産という攻撃ゴルフで追い込んできた。好調・平瀬真由美もしっかり好位置を守っている。狭いフェアウェイと難グリーンで大きなアンダーパーは望めないこの...
2000/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

公式戦女・高村亜紀が単独首位に

金沢鈴華、天沼知恵子、表純子と3人並んだフレッシュトリオの初日だったが、さすがに2日目は力の差が出てくる。NEC軽井沢でのプレーオフ(不動裕理に敗退)など場数を踏んだ天沼知恵子だけが大きく崩れることもなく73。狭いフェアウェイ、深いラフという設定のこのコース、大会関係者の予想ではイーブン付近が優勝ラインということだから、崩れても1オーバー程度のプレーならまずまずという線だろう。 伸ばしたのはパワーの高村亜紀。ただ一人2アンダー70をマークして首位に立った。公式戦にはめっぽう強い選手で、すでに女子オープン、女子プロの2大タイトルを獲得している。弱点のスタミナ不足さえ克服できれば大ブレイクしても...
2000/09/07日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

さぁ公式戦。4日間の長丁場だ

舞台は福島県、リベラルヒルズ。選手たちにとってズッシリ重いタイトルの日本女子プロが始まった。賞金総額も7000万円と大きいが、もちろん選手たちにとってはタイトルに付随してくるオマケのようなものでしかない。 さて雨の初日をリードしたのは3アンダー金沢鈴華、天沼知恵子、表 純子の3人。ちょっと新鮮な顔ぶれだが、すぐ下の4位グループには今季元気な藤野オリエ、そして去年の単独2位・米山みどり。更に1打差には塩谷育代、高村亜紀、島袋美幸、那須美根子と手ごわそうな連中が並んだ。先週嬉しい優勝を飾った平瀬真由美、負けて悔しい橋本愛子、本命No1の不動裕理なども好位置につけている。まだまだ先の長い4日間トーナ...
2000/09/03国内女子

平瀬真由美、文句無しの逃げきり優勝!

橋本愛子が2番から4連続バーディと一気にまくった。アウトは31。こうなったらもう橋本の勝利間違いなし、と見えたのだが・・。これに反して前半パーの続いた平瀬真由美は8番でようやく初バーディ。3~4メートルが入った。 「橋本選手はよく入っていた。自分はボギーになりそうなものを拾っていくパー。でも微妙 なパーパットを沈めたのが自分にとっては大きかった」と平瀬。 バック9に入ってからも11番でバーディが入りここで逆転に成功。しかし14番はボギーでまた並び、15番は橋本のボギーでまたリード。17番でピン2メートルについてくれた。ここでほぼ勝利が確定。 「アンダーでは回ろうと思っていたが、最終ホール...
2001/11/04国内女子

格の違い!? 安定したゴルフでA.ソレンスタムがしっかり逃げ切った

日米共同開催の女子ツアー第2戦「ミズノクラシック」の最終日は、これまでの2日間とはまったく異なり、10メートルを越える突風が吹きつけた。 各選手スコアメイクに苦しみ、スコアを2つ以上すなわち60台をマークしたのは選手は4人だけだった。 初日から首位に立ち、最終日を2位に2打差の11アンダーで迎えたアニカ・ソレンスタムは、前日の記者会見では、「スコアは良かったが、ショットには満足していない」と言い、最終日もスタート直前までスイングのチェックに余念がなかった。 「今日はグリーンの真ん中を狙い、ミスをしないゴルフを心がけた。風が強かったので、あまり攻撃的にならず、きっちり守っていこうと思った。迷った...
2001/11/03国内女子

ソレンスタムが逃げるか? 不動裕理が背後に迫る!

日米共同開催の女子ツアー第2戦「ミズノクラシック」の2日目は、午後から雨模様となった。しかし、日米を代表する選手にはまったく影響が無かった。 初日6アンダーをマークし首位に立ったA.ソレンスタムは、2、4番でスコアを伸ばし、9番パー5ではセカンドをグリーン手前のバンカーに運んだ。そして、ピンまでの距離を補足して臨んだバンカーショットが、チップインイーグルとなった。 「今日はスコアほどプレーは良くなかった。パットはまあまあだし、アイアンもミスは無かったが、良いとはいえない。明日、不動さんと回ることは試合として面白いが、自分のゲームに集中して、いいゴルフをして優勝したい」 独走態勢に入りかけたソレ...
2001/10/28国内女子

予想通り!? A.ソレンスタムVS朴セリとなった

準決勝第一試合はA.ソレンスタムとL.ケーンの対決。序盤からパーセーブを繰り返すソレンスタムに対し、ケーンはショットが乱れ自滅のような形になった。13番ホールでソレンスタムがバーディを奪い5アップでドーミーホールを迎えた。しかし、14、15番ホールはケーンが意地を見せ3アップまで戻したが、16番ホールでソレンスタムがトドメのバーディを奪った。スコアは3アンド2だった。 第二試合は韓国の朴セリと台湾の黄玉珍との対決となった。今大会アイアンが絶好調の朴は、スタートホールを取った。3番でオールスクエアとなったが、その後は終始朴が試合を引っ張った。14番ホールでこの試合7つ目のバーディを奪い6アンド4...