2001/10/27国内女子

やっぱり強い、ソレンスタムと朴セリが直接対決に向け準決勝進出

シスコワールドレディースマッチプレーの3日目、第3回戦4試合が行われた。米ツアー賞金ランキング首位のA.ソレンスタム、2位の朴セリは危なげなく勝ち進んでいる。 2番ホールで対戦相手のM.マッカイに1アップのリードを許したソレンスタムだが、イーブンに戻した後は主導権を握り、一度もリードされることは無かった。このコースにも、日本にいることにも慣れてきたソレンスタムは気持ちよさそうにラウンドしていた。 「今日は、両プレーヤーとも良いプレーをして、アップしたりダウンしたりエキサイティングな対決。今週で一番スウィングは満足しています。最初ダウンしましたが、早かったこともあって、そんなにプレッシャーは感...
2001/10/26国内女子

A.ソレンスタム、朴セリは順当、高村亜紀が3回戦進出!

日米LPGAツアー共同開催で行われている「シスコワールドレディースマッチプレー」の2日目は2回戦8試合が行われた。 1回戦同様、第一試合にA.ソレンスタムが登場、M.レドマンとの対戦となった。1番2番は互いにポイントを奪い合ったが、5番パー5でソレンスタムが1アップ。続く6番はセカンドショットをピン50センチにつけてバーディ、8番ホールまで4ホール連続で取り4アップとなった。その後は互角の戦いになったが、15番パー5でソレンスタムが取り5アンド3で3回戦進出を決めた。 「今日はとても良いゲームができました。ほとんどミスもしませんでしたし、でもバーディパットがあと4つ入るチャンスがありました。...
2001/10/25国内女子

米ツアー勢が本領発揮! 日本ツアーは4人しか残れず

日米を代表する女子プロゴルファーのマッチプレーが行われた。参加選手は賞金ランキング上位16名づつ計32名によって争われる。初日の第一回戦は両ツアーのランキング順に対戦が組まれ、16試合が行われた。 まず先陣を切って登場したのが、米ツアー賞金ランキング1位のA.ソレンスタム。対戦相手は、日吉久美子が欠場となったため繰り上げでの出場となった那須美根子。7番、10番のパー3でソレンスタムがリードを奪い、15番パー5で3UPになった。そして、16番のドーミーホールで那須がポイントを奪えず決着がついた。 「今日は12番のグリーンで1つだけミスをしたが、あとは良かった。スピード、距離感はとても良かったが、...
2001/09/30日本女子オープンゴルフ選手権競技

南の島、沖縄勢が、北の台地、北海道を制した

日本女子オープンゴルフ選手権競技の最終日は2日目から吹いた強風がさらに増し、協会発表の風速は9.4メートルに達した。 最終組の首位、島袋美幸と2位岡本綾子との差は3打。この女子オープンに過去2回優勝している岡本はスタートから連続ボギーを叩いてしまった。 2日目から首位に立った島袋は、耐えて耐えてパーセーブを繰り返した。4番ホールを終えた時点でその差は6つに広がっていた。8番でダブルボギー、14番ではダブルパーの8を叩いたが、と続く15番で苦しみながらも快心のパーセーブ。思わずバンザイが出るほどだった。 その後16、17番でボギーを叩いたが、最終18番はパーセーブ。「ホッとしてます。4日間ようガ...
2001/09/29日本女子オープンゴルフ選手権競技

7オーバーで島袋が首位キープ。岡本綾子と一騎打ちか!?

日本女子オープンゴルフ選手権競技の3日目。2日目と同じように風が選手を苦しめた。女子プロ協会会長の樋口久子も「難しい条件が全て揃ってしまった」というほど、スコアを崩す選手が続出した。 2日目に単独首位に立った島袋美幸はラウンド中も笑顔を絶やさず、迷いのないプレーで5つスコアを落としながらも首位をキープした。2番パー5でバーディを奪い、前日ホールインワンを達成した6番パー3では、ピン奥からの難しいラインを読みきりバーディを奪った。 後半の13番から続く難ホールも15番のボギー1つに抑えるなど、寄せとパターでピンチを切り抜けた。17番ではピン奥2メートルからのバーディパットが、カップの横を通過する...
2001/09/28日本女子オープンゴルフ選手権競技

ゴルフにならない!? そんな悲鳴が上がるスコアになった

日本女子オープンゴルフ選手権競技の2日目は、初日の無風が嘘のように本来の室蘭の顔を見せた。JGA発表の風速は6メートルとなっていたが、グリーン上に止まったボールが動くほどの強風が吹き荒れた。そしてスコアも大荒れ、16オーバーが予選カットラインとなった。 この日のベストスコアは2オーバー74で回った大城あかねと黄玉珍の2人で、ともに6オーバーで初日の25位から2位タイに浮上した。 単独首位は2オーバーの島袋美幸。風の中、距離感や方向性もままならない状況だったが、6番180ヤードのパー3で4番アイアンを使用し、ホールインワンを達成した。 「6番ホールは打順が最後だったんです。スライスのボールだけ打...
2001/09/16国内女子

ベテラン城戸富貴が今季初優勝を手にした

前日3打差でスタートした城戸富貴に誰も追いつけなかった。9アンダー2位には不動裕理・藤井かすみ・原田香里。5位に大場美智恵。 「これで9月の決算が黒字になりました。ありがとうございました」と城戸富貴。前日首位でホールアウトするも「差はあってないようなものだったので、自分のゴルフをするしかない。それで他の人が優勝するならしょうがないと思っていました」 といいつつも、同組の原田香里らの調子に「引っ張られて」ここまでこれた。 2日目にコースレコードの65をマークするなど、勝つにしても嬉しいおまけまであった。終わってみれば2週連続予選落ちとは思えない好調ぶり。「こればっかりは何年ゴルフをしててもわ...
2001/09/09日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

二転三転の首位争いは、最終ホールであっけない幕切れとなった

日本女子プロゴルフ選手権の最終日は雨模様の中で行われた。3日目に首位に立ったものの、終盤スコアを崩した日吉久美子が、どこまで踏ん張れるかといった感じで最終日を迎えた。 日吉は2番でバーディを奪うと6番でもスコアを伸ばし、9アンダーまで伸ばした。しかし、前日の嫌なイメージの残る後半のホールに入った。そして、12、13番で連続ボギーを叩き2位に後退してしまった。 その日吉を捕らえたのは、1打差の2位からスタートした福嶋晃子だった。日吉がボギーを叩いた13番でバーディを奪った福嶋が逆に1打リードした。そして、最終18番ホールに入った。 18番はティショットを浮島に向かって打つ名物ホールになっており、...
2001/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

日吉久美子が7アンダー首位。1打差で福嶋晃子、木村敏美が追う

日本女子プロゴルフ選手権の3日目。2日目に5つスコアを伸ばし2位につけていた日吉久美子がスコアを伸ばした。スタートの1番パー5でバーディを奪うと、6、7番でも連続バーディ、後半にも12番でもスコアを伸ばし11アンダーで独走態勢に入るかと思われた。 しかし、15番パー5で3オンした日吉は残り7メートルを3パットでこの日初めてのボギーを叩くと、17番でもボギーでスコアを落とした。そして、最終18番ではセカンドショットを池に入れ、打ち直した4打目をピン横80センチに寄せたが、このボギーパットを外しダブルボギーで7アンダーでのフィニッシュとなった。 「途中で差がついたのは知っていましたし、明日もあるの...
2001/09/07日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

井上陽子が8アンダーで首位をキープ。日吉久美子が1打差で追う

今シーズン最初の公式戦「日本女子プロゴルフ選手権」2日目。初日首位の井上陽子が出足2つのボギーでつまずいたが、その後5つのバーディで通算8アンダーまで伸ばした。 「初日のスコアを落とさないように、なんとかついていこうと思っていたんですけど、パットのタッチが合ってきたら、攻める気持ちが出てきました。この流れを崩さないように残り2日間やりたいですね」 井上を1打差で追いかけるのは、この日5つスコアを伸ばした94年の覇者、日吉久美子だった。スタートの1、2番で連続バーディを奪った日吉は、8番でも伸ばし、15、16番の連続パー5を確実にバーディを奪った。 「今日の組み合わせ(不動・天沼)は、ネームバリ...
2001/09/02国内女子

上位陣総崩れ、島袋美幸が逆転でツアー4勝目を上げた

フジサンケイレディスクラシックの最終日は、前日単独首位に立ったL.デービースが思わぬ苦戦をし、紺状態となった。終盤の混戦状態から一歩抜け出したのが韓国の李知姫。14番でバーディを奪い1オーバーで単独首位に立った。そして島袋美幸も16番で李に並び優勝争いは2人に絞られた。 最終組ではデービースが崩れていくのを見ながら、坂上晴美、土屋陽子は2オーバーでこらえていたが、16番のパー3で互いにティショットを池に打ち込んでしまった。 「お約束の池に入れてしまいました。でも、ギャラリーが多い中でできて気持ちよかった。とりあえず17、18番と上がりが良かったんで、次につながります」 一昨年の最終日と同じ...
2001/09/01国内女子

デービースが本領発揮。67で単独首位。

2日目はほとんどの選手がスコアを伸ばせず苦しむ中、前日1オーバー17位タイからスタートしたL.デービースがひとりで伸ばし首位に踊り出た。1打差2位には今日をパープレーとした坂上晴美と土屋陽子。4位グループには村井真由美・武田久子ら4人が並んでいる。 先週ヨーロッパの試合に出場していたデービースは、「開催コースのグリーンが非常に遅く、ここに対応するのに時間がかかってしまった」 初日はグリーンが速い太平洋御殿場コースに苦しめられたものの、今日はようやくフィーリングが合ってきたようだ。7バーディ、3ボギーの67。 いつもトップ3を狙うデービースだが、今季USPGAツアーでの成績は不本意。今週優勝...
2000/04/08国内女子

上位大変動。不動裕理が首位に浮上

大幅なムービングディとなった大会2日目。強い風にあおられてスコアは伸びず、叩いた選手、じっとガマンで叩かなかった選手がシャッフルを切るように総入れ換えとなった。結果的に首位に浮上したのは1アンダープレーの不動裕理。初日の上位陣はそっくり後退してしまった。西田智慧子は今日だけで5オーバー。白戸由香は7オーバー。平尾名芳子も5オーバー。まだゴルフに体が慣れていないにしても、この2日目の平均スコアを計算してみたらかなり悲惨なものになりそうだ。まだ16歳のアマチュア上原彩子(山陽高校)の健闘が光っている。 不動裕理は1番で14メートルの長いパットが入っていきなりバーディ。「今日はいけるかな、と思ったん...
2000/04/07国内女子

女子ツアー本格再スタート

1カ月のブランクをおいて再スタートを切った形の女子ツアー。マスターズの裏を張った第2戦は新設のMTCIフューチャーカップだ。 初日の首位に立ったのはベテラン・西田智慧子。そして白戸由香。女子ツアーにしては華やかな5アンダーをマークした。4アンダーの3位は売り出し中の平尾名芳子。ちょっと離れた2アンダーグループにはこれも新鋭ベテランが入り乱れ、不動裕理、木村敏美、ト阿玉が並んでいる。 西田智慧子は6バーディ、2ボギー。昨年はランキング32位と不本意なシーズンで終わってしまったが、そろそろ再起の頃合いだ。「悩みながらのラウンドでした。でもスウィングのポイントがだんだん分かってきたし、パターも良かっ...
2000/03/05国内女子

藤野オリエ、開幕戦逃げきり

初日から首位を走ってきた新鋭藤野オリエが最終日もまずまずのプレーで逃げきり。プロ初優勝をかざった。前半はプレッシャーからかバタバタの39だったが、インに入って落ち着きを取り戻してのパープレー36。実質プロ2年目の26歳にして勝利をつかんだ。復調逆転が期待された塩谷育代は後半スコアを崩して5位に転落した。 藤野は5番、8番、9番で3パット。「スタート前も緊張していたけど、ラウンド中はもっと緊張してしまった。ショットはまだ良かったんですがショートパットの感覚がなくて。9番で外したときはこれでズルズル行ってしまうのかな・・と」 3ストロークを失って、いちばん怖い塩谷育代に並ばれた。「あー、とうとう来...
2000/03/04国内女子

藤野オリエ、4打差に抜け出す

初日首位スタートの新鋭藤野オリエが2日目も4ストローク伸ばして単独首位の座をキープした。米山みどりは一歩後退。塩谷育代、高村博美といったベテラン勢がジワリと浮上している。不動裕理も大外から一気に上がってきた。また東尾理子は予選クリアに1打足りなかった。 明日最終日、まだ経験の浅い藤野が守り切れるか。万一崩れるようだと3アンダー、4アンダーグループまで緒戦優勝のチャンスが生まれてくる。 藤野は前半3バーディ3ボギー。出入りの激しいゴルフだった。しかしインに入ってからはボギーもなく3バーディ。「自分でもビックリです。18番(1パットバーディ)はいいフィニッシュです。でもそれ以上に17番のパー(1パ...
1999/11/28JLPGA 明治乳業カップ

肥後かおりが更に伸ばして優勝

ここで勝てれば賞金女王という具玉姫。もちろん追撃した。スコアを4つ伸ばしてなんとか追いつこうとしたのだが、いかんせん肥後かおりとの差がありすぎた。 ひたひたと詰め寄る具玉姫に一時は嫌な雰囲気もあったが、それでも肥後は16番で突き放すバーディ。貯金を2つ加えて結果的には4差の逃げきり。アピタサークルK、サントリーレディスに続く3勝目をマークした。 肥後かおりの第一声は「いやー、ほんとに・・」 その後に続く「つらい試合でした」という言葉をのみこんだ。 自分でも意外なほど緊張した。朝食がたべられない。いいさ、お腹がすいたら何か食べればいいや・・とは思ったのだが、具玉姫の猛追を見ているうちにそれど...
1999/11/27JLPGA 明治乳業カップ

肥後かおり、今季3勝へ独走

肥後かおりがつっ走った。ボギーなしの68。2位になんと6打差をつける快走だ。しかし注目・具玉姫はやはり着実に上がってきて2位。万一明日、肥後かおりが崩れるようなことがあると大波乱だ。 肥後かおりは4番を2メートル、7番8番は50センチにつけてのイージーバーディ。しかしつい気分が安易になって9番の1.5メートルは外してしまった。しかし、もちろんパー。14番でも40センチにつけてこの日4つ目のバーディ。トータル11アンダーと伸ばした。 「いやー、寒かった。寒いのは苦手なんでカイロ入れてプレーしました」と肥後の表情はあっけらかんとしている。「自分がこれに勝って賞金女王になるとかというなら具さんを...
1999/11/25JLPGA 明治乳業カップ

具玉姫はイーブンでスタート!

いよいよ女子トーナメントも今大会が最後。出場資格が与えられるのは前週の賞金ランキング上位者(60位まで)のみ。賞金女王争いにかかわる最終決戦、今年は村口と具玉姫の闘いが注目されているが、現在ランキング50位前後の選手たちの頑張りも見ものだ。泣いても笑ってもこの大会で決まるシード権。守る方も攻める方も当然必死だ。賞金総額6000万円の公式戦。勝てば5年シードもついてくる。 初日をリードしたのは藤井かすみ。2位以下に3打差をつけての単独トップに立った。今年はランキング33位と安全圏にいるものの、昨年ランキング51位とあと一歩の所でシード権を逃している。2位には山田かよ・西田智慧子・岡田美智子ベテラ...
1999/11/21国内女子

平瀬真由美、奇跡の4連続バーディ

2日目に松沢知加子が言っていた「キセキ」は松沢の頭上ではなく平瀬に行ってしまった。「こんな展開になるとは思ってもいなかった」と優勝した平瀬本人が言う。8番から3連続ボギーで完全に戦線から脱落したはずの平瀬真由美が、終盤も終盤、15番からなんと4連続バーディ。逆に安全圏のリードに見えた松沢知加子が17番18番でボロボロと脱落。まったく信じられないようなどんでん返しの終盤だった。 平瀬は出入りの多い1日だった。なんと8バーディ、5ボギー。ふつうのパーに終わったホールは5つしかない。「なんせショートパットが入らなくて3パットの繰り返し。いろいろ考えて13番から強くヒットすることができるようになった。...