1998/10/08国内男子

首位は野上貴夫。横尾 要も好発進

今週は愛知県・三好CC西コースでの東海クラシック。海外からは粋なコスタンチノ・ロッカ、マーク・カルカベッキアが参加している。「もちろん勝つためにきたんだ」と明言していたロッカの初日はイーブンパーの出だしとなった。「予想どおり風が難しかった。しかし欧州ツアーで風はさんざん経験している。大丈夫」 初日をリードしたのは野上貴夫。「キャディがサングラスをしていた。それをかけると逆光のときはっきり見える。だいたいボク、乱視だったんだ」と野上は言う。サングラスのおかげで普段は迷いながら打っていた18番など傾斜がはっきり見えたとか。 「今週はやるよ。ここまでくればシード狙います!」と宣言した。 「前半はぜん...
1998/10/02日本オープンゴルフ選手権

今度は田中秀道、2アンダーでリード!

大洗GCは快晴微風の絶好コンディションでもやはりタフだった。サスペンデット消化に続いて行われた第2ラウンド、今度は元気男・田中秀道がトーナメントリーダーの座に立った。34-36の2アンダープレー。ちなみにこの日、60台でプレーした選手は谷口徹と横田真一の2人だけだった。 田中秀道は出だしから連続バーディとして調子に乗った。 「真ん中に乗せてパーを取って行こうとプレーした。5番(パー4)なんかもボギーだけど仕方ないなという楽な気分でやった。惜しいパッティングも入らなくて当たり前。そう思ってやらないとこのコースではダメ」 先週、ジャンボ御大に「フックしか打てない一流選手なんているか!」と叱られた。...
1998/10/01日本オープンゴルフ選手権

雨の初日、尾崎直道らが1アンダー首位!

タフでなる茨城県・大洗GCを舞台にいよいよ日本オープンが始まった。初日はあいにくの雨でコースは想像を絶する難しさ。アンダーでホールアウトできたのは尾崎直道、井戸木鴻樹の2人だけだった。 またイーブンでプレーしたのはジャンボ尾崎、C.パリーなど7人。さすがに本命選手はしっかりスコアを作ってくる。 尾崎直道は5バーディ、4ボギーというラウンド。「固いゴルフができた。ひどい雨で1ホール1ホール神経をつかったから、2ラウンドやったような感じだ」 雨がたまるとグリーンにローラーをかける。しかしこのローラーが曲者で「かけてる間につい考え込んでしまう。だから難しい。それにローラーをかけた後ではグリーンが変化...
1997/10/05日本オープンゴルフ選手権

C.パリー逆転優勝。奥田は1打差に泣いた

ジャンボ尾崎はもちろん強い。3日目の77の後、ここまで首位に迫れるほど強い。その他のプロとの間には、依然として格差が存在している。しかしその強さが、かすかに陰りを見せているような気がしてならない。いままでなら安心して見ていられたパターンの最終日、ジャンボは5バーディ、3ボギー、1ダボ。苦しみ抜いてのパープレー。ついに6度目の日本オープン勝利はつかめなかった。 「このコースは好きなタイプなのでスコアの計算ができるはずだったが。結局、18番のドライバーがすべてだった。優勝できなかったんだから、もう順位なんて何位でも一緒だよ」と言う。 勝利は9分9厘、奥田靖己の手に渡りかけていた。マークしていたジャ...
1997/09/14国内男子

藤田寛之、プロ6年目の初優勝!

やはりジャンボ尾崎の追い込みは猛烈だった。お得意、恐怖の5連続バーディ攻勢。後ろからシャーマン戦車が地響きをたてて追いかけてくるようなもので、いままでこのパターンで自滅していった若手・中堅は数知れない。 プロ6年目。28歳の藤田寛之が特別に図太かったわけでもない。「もう駄目かと思った。やっぱりジャンボさんか。自分は勝てないんだろうなと思った」という。もう駄目かと思いながら、しかし冷静にバーディを取り返し、またボギーが出るとバーディでつくろった。 もちろん本人に言わせるとそんなものではない。 「最初からふるえていました。ウィニングパットを入れたときは、もう頭の中が真っ白」という。 「やっと終わっ...
1997/04/03国内男子

トップは久保谷健一。丸山茂樹も好位置キープ

6871ヤード、パー71に設定された江戸崎CC。明大出身、まだ25歳の久保谷健一が初日のリードを奪った。2位タイには丸山茂樹。それにしてもB.ジョーブ、P.テラベイネン、T.ハミルトン、P.マックウィニー、S.ギムソンとカタカナ名前がずらりと並んでいる。今年は元気な杉原輝雄もまた上位に顔を出しており、これから混戦、どういう展開になってくれるか(まぁ、混戦になるでしょう)。...
1998/07/23国内男子

首位はコンラン。田中秀道も好位置!

全英オープンの余韻の残る今週。男子トーナメントは青森CCを舞台に今年から始まった新規トーナメントアイフルカップゴルフ。途中、雨のため中断をはさんだ初日、トップを走ったのはS.コンラン。ボギーなしの7バーディ。本人としては先週はワッツ、今週はコンランで決まり!といきたいところだ。「雨の中のゴルフは精神的に影響を受ける人もいるだろうが、ぼくは平常心でプレーできる」 富永浩が66でラウンドした。ボギーひとつ、バーディ7つ。「午後のスタートで条件が良かった。風もなく傘もいらなかったからね」 今年は10キロの減量に成功した。夕食を早い時間にとるようにしたのだという。「トレーニングもしている。最近は疲れが...
1998/06/18国内男子

好調持続。鈴木亨が7アンダー!

舞台は兵庫県・よみうりCC。昨年の優勝者は丸山茂樹。去年の今頃、丸山の強さといったらなかった。抜群の安定性を誇っていた。そんな丸山が今年は別人のような不安定なプレー。しかしここ数週、ようやく本来のプレーをチラホラ見せるようになっており、今週も34-34の68とまずまずのスタートを切った。 さて初日の首位を走ったのはノリまくっている鈴木亨。こういうタイプの選手は自信をもって突っ走りだすと破壊力がすごい。なんと2イーグル、5バーディ、2ボギー。インからスタートして18番、2番とOKパットに近いイーグルだった。すごい内容のラウンド。 「好調が続いている。来週も試合のホストプロなので、今週も気を抜けな...
2004/03/28国内男子

片山が粘りを見せるも届かず、藤田寛之が死闘を制す!

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で行われている、2004年日本ツアーの幕開け「東建ホームメイトカップ」の最終日。大会ホールよっては時折吹く強い風と、硬く速いグリーンで選手たちはスコアメイクに苦しんだ。 大会最終日に粘りを見せたのは片山晋呉。終盤の17番パー5では、ピンまで残り250ヤードをスプーンで打った2打目はグリーンを越えて、奥のグラスバンカーにつかまってしまう。だが絶妙なアプローチを見せ、ピン側30センチにつけてバーディ。これで1アンダーとしたが、18番はティショットを左に曲げてバーディを奪うことができず2位タイでフィニッシュした。 優勝争いは、13番から15番まで3連続バーディ...
2003/05/16日本プロゴルフ選手権大会

11アンダー、鈴木亨が首位キープ。片山、藤田が4打差2位

今シーズンの国内メジャー第1戦、茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催されている「日本プロゴルフ選手権競技大会」の2日目。初日5アンダーの単独首位に立った鈴木亨が、さらに6ストローク伸ばし2位に4打差の11アンダーで首位をキープしている。 10番ホールからスタートした鈴木は、前半で3つ、後半に入っても2番パー5でバーディを奪い順調にスコアを伸ばした。ところが、3番ホール終了時点で一緒にラウンドしていた湯原信光が腰痛の為に棄権してしまうと、リズムが崩れたのか4、5番で連続ボギーを叩いた。しかし、続く6番パー5でイーグルを奪うと再び勢いに乗り、7、9番でもバーディを奪った。決勝ラウンドに入っても、そのまま...
2003/08/30国内男子

混戦状態の中、田島が踏ん張って首位キープ!!

福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開催されている「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」の3日目。初日に単独首位に立った田島創志が、通算14アンダーまで伸ばして首位をキープ。最終日を2位に1打差の単独首位で迎えることになった。 この日最終組でラウンドしたのは田島、ディネッシ・チャンドの首位2人と2001年この大会の覇者平石武則の3人。これまで順調にスコアを伸ばしてきた田島、チャンドがスタートでつまづいてしまった。1番、3番でチャンドがボギー、2番で田島がボギーを叩き、着実にスコアを伸ばした平石と3人の首位争いが終盤まで行われた。 9番でイーグルを奪うなど勢いを取り戻したチャンドが、14番までに1...
2003/08/29国内男子

田島は首位キープ! D.チャンドが10アンダーで並んだ

福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開催されている「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」の2日目。初日のような雨の影響はなく、試合は予定通りに進行した。 初日8アンダーをマークし単独首位に立った田島創志は、インコーススタートで前半2バーディ、2ボギーをスコアが伸び悩み苦しいラウンドになった。しかし、8、9番の上がり2ホールで連続バーディを奪い、10アンダーで首位を守った。 その田島を捕えたのは、初日2位に付けていたディネッシ・チャンドだ。チャンドも10番ホールからのスタートになり、こちらは12番パー3から4連続バーディを奪いあっさりと単独首位に浮上した。ところが、その後はスコアが伸び悩み10アン...
2003/10/11国内男子

川原希が首位! 片山、川岸が1打差で追う!!

愛知県にある三好カントリー倶楽部で開催中の男子ツアー第21戦「ジョージア東海クラシック」3日目。3つスコアを伸ばした川原希がトップに踊り出た。 いきなり3連続バーディでスタートし首位争いを演じた川原だったが、順位を意識してか4番をボギー。5番でバーディを奪うが6番ではダブルボギーをたたいてしまった。しかしインに入ってからは3バーディ、1ボギーと着実にスコアを伸ばし「69」の3アンダーでホールアウト。トータル10アンダーで首位に立った。 トップでスタートした丸山大輔は1つスコアを落とし9アンダーで2位タイに後退。そして同じく9アンダー2位タイには、3つスコアを伸ばした片山晋呉と川岸良兼がつけた。...
2003/10/14日本オープンゴルフ選手権競技

紅葉の日光で日本の頂点に立つのはいったい誰!?

今年で第68回となる男子ツアー第22戦「日本オープンゴルフ選手権競技」が10月16日(木)から19日(日)までの間、栃木県にある日光カンツリー倶楽部で開催される。プロ・アマを問わず、日本の頂点を決める大会。この大会を制し、国内ナンバーワンの称号を手に入れるのはいったい・・・。 昨年の大会は、ニュージーランド出身のD.スメイルが2位以下に4打差をつけて、見事ツアー初優勝を飾った。「第2の故郷である日本のナショナルオープンでツアー初優勝を飾ることができて、本当に嬉しい。今週は調子が良くて、それがたまたま日本オープンという大きな大会の週だった。15番あたりから優勝のプレッシャーを感じ始めたが、何とか...
2003/10/12国内男子

プロ10年目、川原希がツアー初勝利!

愛知県にある三好カントリー倶楽部で開催されている、男子ツアー第21戦「ジョージア東海クラシック」最終日。大会3日目を終えて、ツアー未勝利の川原希が単独首位に立った。川原はこの大会と相性が良く、2001年に4位タイ、2002年では2位タイに入っており、今回を含めて3年連続最終日、最終組でのラウンドとなった。 少しでもリードを広げたい川原は、出だしの1番で幸先の良いバーディ発進。4番でもバーディを奪うなど確実にスコアを伸ばした。一方、1打差の2位でスタートした片山も2番、3番で連続バーディを奪い追撃を開始。トップと1打差を保ったまま前半を折り返した。 後半に入り、川原が10番でボギーを叩いてしま...
2003/10/09国内男子

シーズン2勝目を狙う田島が首位!谷原も1打差で追う

今年で第34回を迎える男子ツアー第21戦「ジョージア東海クラシック」が、愛知県にある三好カントリー倶楽部で開幕した。先週一週間試合が無かったが、今週から4試合続けて賞金の多い試合が続く。 初日首位に立ったのは、5アンダーをマークした田島創志。8月に行われた「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」で、ツアー初優勝を果たした田島が勢いに乗っている。15番パー5でイーグルを奪い、この日のバーディは6つ。ボギーも3つ叩いているが、2位に1打のリードを奪った。初優勝の時は初日から首位に立ち、4日間首位の座を明け渡すことなく完全優勝を達成した。果たして今週も4日間トップをキープできるか。 4アンダー...
2003/10/07国内男子

2週連続2位のジャンボが雪辱を果たせるのか!?

今年で第34回を迎える男子ツアー第21戦「ジョージア東海クラシック」が10月9日(木)から12日(日)までの間、愛知県にある三好カントリー倶楽部で開催される。 昨年の大会では、最終日トップでスタートした川原希が中盤で痛恨のトリプルボギー叩き後退。代わって首位に立った谷口徹が2位以下に2打差をつけて優勝を飾った。 ディフェンディングチャンピオンの谷口徹は最近の2試合で上位に絡む活躍。「ANAオープンゴルフトーナメント」で6位タイ、「アコムインターナショナル」で12位タイにはいるなど、秋のシーズンに向けて彼の持ち味である攻撃的なスタイルのゴルフを取り戻しつつある。同一大会連覇に向けて気合の入る一戦...
2003/08/10国内男子

プレーオフの末、ジョーンズが昨年の雪辱を果たした!

北海道にある札幌ベイゴルフ倶楽部で行われていた「サン・クロレラクラシック」最終日。昨日とはうって変わり、強い風の中でのラウンドとなった。果たしてこの風が優勝争いにどう影響するのか。 最終日、トップでスタートした矢野東。若手成長株の彼がどこまでやれるのか注目が集まった。だが、風の影響で距離感が合わず、2番から4番まで3連続ボギー、結局前半だけで5つスコアを落としてしまい、優勝争いからズルズルと後退していく。 一方、プロ10年目で悲願の初優勝がかかる丸山大輔。スコアが伸ばせず我慢のゴルフが続いたが、17番で約8メートルの長いバーディパットを決め単独首位に立った。これで最終18番をパーで上がれば優...
2004/03/27国内男子

伊沢、片山、ジャンボが優勝争いに名乗りを上げる!!

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されている「東建ホームメイトカップ」の3日目。前日のような突風は収まったが、それでも風の影響でボールコントロールが難しく、スコアを伸ばした選手は2日連続で2人しか現れなかった。 4アンダーの単独首位でスタートした藤田寛之は、スタートの1番ホールでバーディを奪ったが3番ホールから3連続ボギーを叩いてしまった。その後、堅実にパーを奪い持ちこたえたが15番のセカンドショットでグリーンをオーバーしボギー。続く16番パー3でも寄らず入らずボギー。1アンダーの単独2位に後退した。 首位に立ったのは韓国のチャーリー・ウィ。1アンダー7位からスタートしたウィは、1...
2004/03/26国内男子

伊沢失速! 藤田寛之が4アンダーで単独首位に浮上!!

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されている「東建ホームメイトカップ」の2日目。朝から強風が吹き荒れ、各選手スコアを崩していった。初日7アンダー首位に立った伊沢利光はダブルボギーを2つ叩くなどスコアを6つ落とし1アンダー7位グループに後退。 代わって首位に浮上したのは藤田寛之だった。午前中のラウンドとなった藤田は、10番ホールからスタートし13、14番で連続ボギーを叩いたが、その後はバーディを5つの量産した。通算3アンダー、藤田がホールアウトした時点では首位の伊沢とは4打差ついていたが、上位陣が総崩れし単独首位となった。 2アンダーの2位には、ベテランの渡辺司やジャンボ尾崎、伊沢と...