2015/10/10ツアーギアトレンド

好みのタイプを再確認 復調・近藤共弘は8月からパターの浮気なし

国内男子ツアー「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」3日目、近藤共弘が6バーディ2ボギーの「67」(パー71)で通算14アンダーとし、前日からの首位をキープ。後続組にビッグスコアが続出したムービングデーを2打差リードで乗り越え、今季初タイトルに王手をかけた。 この日も、昨年オフから取り組んできたスイング改造を一時中断しているショットは「イマイチだった」という。だが、好調なパットが首位キープを支えている。シーズン開幕から様々な型のパターを試した末、8月にマレット型のセンターシャフトモデル『オデッセイ ワークス BIG T(ビッグ・ティー)パター』と出会って、フ...
2016/05/13ツアーギアトレンド

松山英樹が新パターを実戦テスト 5ラウンドで3機種目

フロリダ州のTPCソーグラスで開幕した米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」。4アンダーの23位タイでスタートした松山英樹は初日、新しいパターを実戦投入した。 スタート前のアプローチ練習、ドライビングレンジでの打ち込みを終え、仕上げのパッティンググリーンに入ってきたときには、その手にエースパターがあった。愛用するスコッティ・キャメロン製のピン型モデルで何度かボールを転がしているうちに、松山はおもむろに別のパターにスイッチした。今週の事前練習日にテストしていた、同ブランドのセンターシャフトのネオマレット型モデル(コンビ プロトタイプ)だった。握って感触を確かめると、進藤大典キャディに手渡した。...
2016/05/15ツアーギアトレンド

セアカゴケグモなのだ!ジェイソン・デイの真っ赤なパター

3月の「アーノルド・パーマー招待」「WGCデルマッチプレー選手権」の連勝で世界ランキング1位に君臨するジェイソン・デイ(オーストラリア)。フロリダ州で開催中の「ザ・プレーヤーズ選手権」3日目を終えて、通算14アンダーとし、2位タイの松山英樹ら後続に4打差をつけて“第5のメジャー”制覇に王手をかけた。 デイが4月の「マスターズ」を終えてから、手にしているのがヘッドのクラウン部分が真っ赤に装飾されたパターだ。愛用するテーラーメイドの「スパイダー Itsy-Bitsy」のプロトタイプ。昨年から握っている黒いヘッドのモデル同様、つや消し加工がされており、この2本を試合やコースによって使い分けている。 ...
2016/06/10ツアーギアトレンド

パット好調のカン・スーヨンが使用 米国発の新興パター

国内女子ツアー「サントリーレディス」2日目を5位から出たカン・スーヨン(韓国)が8バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。通算12アンダーの単独首位に立ち、後続に4打差のリードをつけて週末へと折り返した。 「ショットも良かったけど、もちろんパットのお陰です」。グリーン上でバーディ量産につなげたのは『CNB1(クランクネックブレード・ワン)』というブレード型のパターだ。米国の新興ゴルフメーカーであるTRU2ゴルフ社が開発し、日本では昨年10月に発売。メーカー担当者によると、男女ツアーですでに配布を始めているが、使用プロはまだ数人だという。 カンは、昨年10月の「伊藤園レディス」の練習日に初めて手...
2016/04/29ツアーギアトレンド

首位浮上の片岡大育 和合対策特注ウェッジのお値段は?

この時期は花粉症に苦しむ片岡大育。「中日クラウンズ」2日目に吹いた強風は、花粉を舞い上げ「最低です」と苦笑いを浮かべたが、それでもカメラマンが集まるスタートホールと上がり数ホールでは、マスクを取って顔を出す。この日、パープレーの「70」で回って通算4アンダーの単独首位に浮上した片岡なりのプロ意識だ。 最終18番、片岡は2打目をグリーン左のバンカーに打ち込んだ。深いバンカー内からは、ピンに向かって、下ってスライスしていくライン。「少しダフると(スピンがかからず)ツーって行ってしまう」と警戒しながら打ったショットは、ピンの3mほど手前で止まってしまい、ボギーとした。 「それまでノーボギーだったので...
2016/02/02ツアーギアトレンド

江澤亜弥がヤマハと用品契約「カッコ良さと心機一転」

女子プロゴルフの江澤亜弥(21)はこのほど、ヤマハと用品使用契約を結んだ。 2015年は賞金ランキング73位にとどまり、レギュラーツアーのシードを獲得できなかった。年末のファイナルQT(最終予選会)に出場したが77位と振るわず、16年シーズンは下部のステップアップツアーを主戦場とすることになった。 「昨年12月にQTで思うような成績が残せなかった。クラブ、ウェア(マウロアゴルフ)のすべてを変えて、心機一転を図って再出発したかった」と語った。「ヤマハさんには私からアプローチした。学生時代から1つのメーカーのクラブしか使ったことがなかった。カッコ良さで、ヤマハさんのクラブを使ってみたいと思っていた...
2016/02/04ツアーギアトレンド

クラブを変えない男 スネデカーが選んだ新ドライバーは?

前週、カリフォルニア州にあるトーレパインズGCで行われた米国男子ツアーの「ファーマーズインシュランスオープン」は、秒速10m~15mという風に雨が混じり、日曜日は3度の中断の末にサスペンデッド。月曜日フィニッシュとなった。 優勝したブラント・スネデカーは、第2組から出た日曜日に18ホールを3アンダー「69」で回りきり、前日までの6打差を逆転しての優勝。スネデカーはスタートの1番をボギーとしたが、その後は風雨に負けず、1つもスコアを落とさずにバックナインで4バーディをもぎ取った。この「69」というスコアは、フィールド平均を8.9ストロークも下回るものだった。 2016年に入って3戦したスネデカー...
2014/11/14ツアーギアトレンド

テーラーメイドが新R15メタルウッドを発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM テーラーメイドの成功を収めたRシリーズのメタルウッドが2年という月日を経て復活する。現地13日、マンハッタンのミッドタウンで開催されたお披露目会見で、新・R15の2015年モデル(ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー)がベールを脱いだ。 2013年の「全米オープン」優勝者であるジャスティン・ローズは、「テーラーメイドがRシリーズを復活させてくれて興奮している。自分と相性の良い製品で、僕にとっては象徴的な存在。テーラーメイドがR300を開発した時、自分のプレーが変わったと実感した」とコメントしている。 R15ドライバー 2015...
2014/11/17ツアーギアトレンド

テーラーメイドが新エアロバーナーメタルウッドを発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM テーラーメイドは13日に行われたイベントで、これまで成功を収めてきたバーナーの新製品エアロバーナー・メタルウッド(ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー)を発表した。 テーラーメイドによると、エアロバーナーという製品名は、同社のR&D(研究開発)部門がより速いドライバーヘッドを実現するためにかつて用いた“アドヴァンスド・エアロダイナミックス”から取ったという。 ドライバー、フェアウェイウッド、レスキューのクラブヘッドスピードを高めるため、“エアロホーゼル”と呼ばれる小さな“ヒレ”をクラブのヒール部分に搭載。これによりダウンスイング...
2014/11/18ツアーギアトレンド

すでにツアー13勝 「NEW スリクソンZ-STAR」来年2月発売へ

ダンロップスポーツ(本社・神戸市中央区、野尻恭社長)は18日(火)、木曜日に開幕する国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」を前に、来年2月6日に世界同時発売するゴルフボール「NEW スリクソンZ-STAR」シリーズを発表した。 スリクソンは今年、国内男子ツアーで約20年ぶりにボール使用率1位を獲得している。 記者発表には、今週の「ダンロップフェニックス-」に出場する契約選手37人がずらりと登壇。国内男子ツアーデビューとなった7月頭の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で石川遼が優勝を飾るなど、先週までに全世界で通算13勝を挙げている新ボールだ...
2014/11/21ツアーギアトレンド

マキロイのアイデア満載 ナイキの新シューズ

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM ロリー・マキロイが、近日ナイキから発売される新シューズ「ルナコントロール3」の画像を自身のインスタグラムページに投稿した。ナイキが制作した最新のシューズは、世界ランク1位の彼の声を反映させたもの。マキロイは技術チームに対し、スイング時のトラクション、安定性、コントロール性が高くなるデザインの開発を求めていた。 マキロイのリクエストに応えるため、デザイナーズチームはアウトソールの前足部分にスパイクを加え、縁にはトラクションを改善する部品を足し、安定性を向上させた。 ナイキゴルフのイノベーションデザインリーダーのカール・マドレ氏は「ロリー...
2014/11/22ツアーギアトレンド

ベティナルディがH2シリーズウェッジを発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM ベティナルディと聞くと、たいていはミルドされたパターを連想するだろう。彼らが1998年からウェッジ開発に力を入れていたことをご存知の方は少ないだろうが、限定版ながらも、ここ16年で2度、プロトタイプを一般販売した。 パター部門では強い影響力を持つメーカーの1つであるベティナルディが、今年からウェッジ開発に本格的に参入し、H2シリーズの販売を発表した。同シリーズには、ほかの製品とは一線を画すフィーリングが得られるという、“ハイへリックス”と呼ばれるミルドされた溝が刻まれ、ウェット、またドライなコンディションでも更にスピンをかけられること...
2014/07/24ツアーギアトレンド

全英でTOP10独占!? 知られざる“日本勢”の活躍

優勝争いこそならなかったが、初日に10位発進の松山英樹や最終日に出場選手中最多の8バーディを奪った小田孔明ら日本勢の奮闘もあった全英オープン。だが、「ある部門」ではトップ10(9位タイ3人のため11人)のうち8人を“日本勢”が占めていたことが分かった。 全英トップ10選手が使用したドライバーのシャフトをメーカー別で調べたところ、優勝したロリー・マキロイらトップ3をはじめ4人が三菱レイヨン(日本未発売モデル含む)、2人が藤倉ゴム工業、グラファイトデザインとシャフトラボ(USTマミヤ)がそれぞれ1人で計8人に及ぶことが分かった。 残る3人が使用した「アルディラ」も三菱レイヨン社の傘下となっており...
2014/11/10ツアーギアトレンド

スコッティ・キャメロン フューチュラX5、X5Rパター

ブレードタイプのパターは未だにツアーで人気が高く、高慣性モーメントを実現したスコッティ・キャメロンのフューチュラX5、そしてX5Rのような新ヘッドデザインで、複合素材構造、そして周辺重量配分のマレットタイプも、パフォーマンスレベルを引き上げ、芯を外した時のやさしさもアップしたことでより多くのプレーヤーに愛用されるだろう。 タイトリストのスコッティ・キャメロンパターのデザイナーであるスコッティ・キャメロンは、「PGAツアーに出場している50%の選手がマレット型のパターを使用している。その理由はヘッドが大きいことで、地面にパターを置いた時に安定した感触を得られることだ。ヘッドが大きければ、アライメ...
2014/10/02ツアーギアトレンド

マキロイ使用のナイキ・ヴェイパードライバー 日本でもお目見え

欧州選抜の3連覇で幕を閉じた前週の「ライダーカップ」。チームのエースとして活躍したロリー・マキロイ(北アイルランド)は、ナイキゴルフが来年1月末に米国で発売する新ドライバー、ヴェイパープロを初めて実戦投入した。 アイアンも含め既に米国で話題の新シリーズ。日本でも10月「トップ杯東海クラシック」の会場で、薗田峻輔のキャディバッグからお目見えした。もはやお馴染みとなったキャビティバックソールに鮮やかなライムイエローのカラーリングが施されたドライバー。「“食いつく”感じがある。インパクトの時に長い時間、フェースにくっついていてくれる。音もさわやかで、打感とよく合っている」と好感触を得たようだ。 薗田...
2015/01/14ツアーギアトレンド

クラウンは赤!ブリヂストンの新ドライバー マット・クーチャーが試打

昨年7月に、世界統一ブランドとして「ブリヂストンゴルフ」を発表したブリヂストンスポーツ(株)が、1月19日に発表予定の新製品を、今週開催される米ツアー「ソニーオープンinハワイ」の会場に持ち込んだ。 この日の練習ラウンドで新ドライバーを試打したマット・クーチャーは、「フィーリングもいいし、コントロール性も高い。飛距離も同じくらいだった」と初めて手にした感触を語ってくれた。新ドライバーは先行モデルのJ715よりも重心距離が長く、ヘッド下部はパワーリブで剛性を高め、逆にヘッド上部はパワースリットにより柔軟性を持たせており、ヘッドのたわみを利用して高弾道の球が打てるように設計されている。 また、J7...
2014/06/19ツアーギアトレンド

ディアマナ「Rシリーズ」が新登場 “第3世代”が揃い踏み

三菱レイヨンのディアマナシリーズ“第3世代”が、いよいよ揃い踏みだ。「青マナ→カイリ→Bシリーズ」、「白マナ→アヒナ→Wシリーズ」と受け継がれてきたラインナップに、最後に残った「赤マナ→イリマ」の系譜をたどる最新機種「Rシリーズ」が登場。男子ツアーでは今週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビル杯」からお披露目となり、その全容が明らかとなった。 「イリマ」と同じ鮮やかなオレンジカラーが暗示する通り、その後継となる第3世代においても同じターゲット層を踏襲。三菱レイヨンのツアー担当・深山克己さんは「Wシリーズでは捕まらず、Bシリーズでも捕まえきれない方。とにかく易しいシャフトを使いたい方にオススメです」...
2014/10/26ツアーギアトレンド

ナイキの新ヴェイパードライバー2モデルはスピン軽減が目的

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM 近年、市場にアジャスタブル・ドライバーが並ぶようになった。多くのモデルには調節可能なホーゼルが取り付けられ、レンチを使えばロフト角、フェース角、ライ角を変えられる。 いくつかのメーカーは最近、ほかにも調節可能なパーツを追加し始めている。クラブの重量を調節でき、重心をヒールやトゥに移動させることでドロー、あるいはフェードを打ちやすくするという特徴が一般的になりつつあるようだ。 重心を縦方向にシフトできるようになったドライバーもある。たとえば、キャロウェイゴルフ ビッグバーサ アルファ 815ドライバーなどは、重心を縦方向に移動させること...
2014/07/14ツアーギアトレンド

全英対策? マキロイ 新しい2番アイアンの写真を公開

先週水曜日(9日)、ロリー・マキロイが新たな“武器”であるナイキ MM Protoの2番アイアンの画像を「今週のニューアイテム。 #mmproto」というキャプションを付けてInstagram(インスタグラム)に公開した。2度のメジャー優勝者は、「全英オープン」前の最終調整として、「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」に出場した。 ナイキは、このロングアイアンについての詳細を明かしていないが、デザインはマキロイ、タイガー・ウッズを支えるナイキの開発センターとして知られるThe Ovenがコラボして考案したと説明している。画像を見る限りでは、キャビティの下部が厚めになってい...
2014/12/10ツアーギアトレンド

国内最終戦でテーラーメイド『R15』が使用率No.1に!

前週開催された国内男子ツアーの今季最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で、テーラーメイドの最新モデル「R15 ドライバー」が、出場30選手中9選手の使用により、モデル別使用率No.1を記録。12日(金)の一般発売を前に、冷気を切り裂く白いヘッドがギャラリーの注目を集めた。 使用したのは、小田龍一、竹谷佳孝、キム・ヒョンソンら契約プロを中心に9選手。ツアーに11月から投入され始めた新ドライバーは、Rシリーズとして築き上げてきたツアーでの実績に加え、新たな弾道調整機能も搭載され、さらにヘッド体積を460cc、430ccから選択できるフィッティングの幅広さがプロの支持を得たとみられる。JTカップで...