2014/12/09ツアーギアトレンド

小田孔明×本間ゴルフ 契約から2年でツアーの頂点へ

2014年、自身初の賞金王に輝いた小田孔明が、本間ゴルフと契約を結んだのは2013年2月のこと。きっかけは、前年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の練習中に、上平栄道に借りた本間クラブの飛距離性能の高さだったという。 シーズンが終了すると、小田はさっそく同社の工場がある山形県酒田市に出向いてきた。当時の様子を株式会社本間ゴルフの西谷浩司社長は感慨深げに回想する。 「最初はすごく警戒していたんですよ。でも、数発ドライバーを打ったら“これ飛ぶねぇ”って。それまで使っていたエースドライバーを持ってきて打ってみる。もう一度、本間のドライバーを打つとやっぱり飛ぶ。顔がどんどん変わっていきましたね」。 そ...
2014/10/22ツアーギアトレンド

スネデカー BS新パターを手に3年ぶりのホスト大会へ

今週開幕の国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」に、12年度の米ツアーフェデックスカップ王者で、ブリヂストン契約のブラント・スネデカー(アメリカ)が3年ぶりに出場する。昨夜に東京へ到着し、開幕前日の練習日22日(水)にコース入り。この日は降雨の影響もありラウンドは見合わせ、練習場で軽めの調整を行った。 米ツアー6勝を重ねてきたショットの飛距離や正確性はもちろんのこと、グリーン上のプレーも見せどころの1つ。12年では、パット貢献率を示すストローク・ゲインド・パッティングで1位を記録した。そんなパターの名手は今週、ブリヂストン社製の新パターでホスト大会に臨むことを明かした。 今年から日本で新たに展...
2014/10/22ツアーギアトレンド

ポールターはタイトリスト専属契約を発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM イアン・ポールターは、2014-15シーズンのPGAツアーにタイトリスト/フットジョイ専属契約選手として参戦することを公式に発表した。現地21日の午後、ポールター自身が、タイトリストの新バッグとクラブを撮影した画像をツイッターに投稿した。 ポールターは先週、コブラプーマとの契約を解消したと発表したが、新たな契約先については言及しなかった。本人はツイッターに、「もう @cobragolf と @PUMAGolf の契約下にいない。新しいパートナーについては、近日中に発表できると思う」というメッセージを寄せただけで、周囲はPGAツアー2勝...
2014/10/20ツアーギアトレンド

ポールターがコブラプーマとの契約を解除 新ボールもテスト

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM ここ14年の間で、何のマークもついていないボールが入った箱がTPCサマリンで見られるようになった。タイトリストが契約しているツアープロに、新しいボールを提供しそのパフォーマンス性を評価するためだ。今回提供されたのはPro V1、ProV1xの新ボールで、実際に大会で使用する選手もいる。今年の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では、11選手がこのプロトタイプを使用し、カール・ペターソンが最高位となる42位タイで終えた。 タイトリストのツアー担当は、今回選手に渡した2種類のプロトタイプと、現在のバージョンとの違いについて...
2014/10/15ツアーギアトレンド

開幕戦3位の松山英樹 活躍の影に「クロカゲ」あり?

米国男子ツアー新シーズンの開幕戦「フライズドットコムオープン」では、松山英樹が一時トップに並ぶ活躍をみせて優勝争いに絡んだ。最終的には3打差の3位タイで競技を終えた松山が手にしていた1Wには三菱レイヨンの「クロカゲ(KUROKAGE)」シルバーのプロトタイプシャフトが装着されていた。 まだ日本では販売されていないこの「クロカゲ」シャフト、米国三菱レイヨンではブラックとシルバーが既にアメリカ市場で販売されているが、松山が今回使用したのはシルバータイプで、先端チップをチタンニッケルで更に強化したツアープロ仕様の試作プロトタイプだった。 米国男子ツアーで三菱レイヨンシャフトの使用率は高く、人気モデル...
2014/08/21ツアーギアトレンド

ツアーADの新モデルが登場 「MJ」に込められた意味は?

グラファイトデザインのカーボンシャフト、Tour ADシリーズの新モデル「MJ」が米国男子ツアーの会場で披露された。プレーオフ初戦「ザ・バークレイズ」の会場に日本からスタッフが持ち込んだ黄色と深い紺色でデザインされた逸品。石川遼が早速ドライバーに装着し、テストを開始した。 2009年にナノテク素材を搭載したモデルの系譜を踏む今作は、「DI」から始まり、「DJ」、「BB」、「GT」、そして昨年の「MT」に続く6代目。プロ担当によれば「MTの手元側をしっかりさせて、“弾き”が良くなった」タイプだ。 これまでの5作の中でも“弾き系”の部類に入る「DJ、GTシリーズの後継」といえるモデル。アマチュアに...
2014/08/03ツアーギアトレンド

“パターの名手”スネデカーが選んだブリヂストンゴルフの新パター

2012年のストローク・ゲインド・パッティング(パットのスコア貢献率)で1位を獲得し、米国男子ツアーの中でもパターの名手として知られているブラント・スネデカーだが、今季の「全米オープン」前には、同ランクは56位に沈んでいた。 そこで、パインハーストNo.2での戦いを前にスネデカーは決断をした。9年以上使ってきたオデッセイの「ホワイトホットXGロッシー」から、ブリヂストンゴルフの「TD-02」というモデルにスイッチしたのだ。 同モデルは、ロッシーと同じマレット形状だが、ポリマーがフェース面のインサートとして使用されており、「少し打感がやわらかくて、球がフェースから離れるのが若干遅い」とスネデカー...
2014/11/03ツアーギアトレンド

ガルシアがCIMBクラシックでRsi TPアイアンをテスト

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM セルヒオ・ガルシアがクアラルンプールG&CCで開催された「CIMBクラシック」で、テーラーメイドのRsi TPアイアンとしては、同社ツアー担当が初めて組み上げたセットを使用した。 ガルシアは2位タイで大会を終え、パーオン率は76%で11位タイだった。ジャスティン・ローズもヨーロッパツアーの「BMWマスターズ」でRsi TPアイアンを試したが、最終的にはTour Preferred MBアイアンに落ち着いた。 Rsi TPアイアンには、過去のツアーモデルに必ずつけられたお馴染の“TPバッジ”が復活。ロングアイアンからミドルアイアン(3番...
2014/12/19ツアーギアトレンド

ベティナルディが2015年モデルのパターを発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM 2014年、ベティナルディは同社のBBシリーズパターの改善に成功し、標準の長さのパター5タイプ、カウンターバランスモデル3タイプを発売した。イリノイ州のティンリーに拠点を置く同社は、2015年も新たな方向性を打ち出すことを決断。2015年1月15日から発売開始となる新パター10タイプを発表した。新シリーズには、PGAツアーでも高い評価を得たヘッドが搭載され、最新のPVDフィニッシュが施されている。新モデルの中には、ベティナルディのクラシックなデザインを踏襲しているものもあるが、INOVAi、そしてクーチャーモデル2は完全に生まれ変わっ...
2014/11/09ツアーギアトレンド

ウィルソンが来年1月にFGツアー V4を発売

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM ケビン・ストリールマンは、2年連続のPGAツアー優勝と獲得賞金200万ドル突破を受け、オフシーズンにクラブ変更を決行。「フライズドットコムオープン」で信頼していたウィルソンスタッフ FGツアー V2アイアンから、間もなくリリースされるFGツアー V4に変えた。 2012年の発売以降、FGツアー V2アイアンを使ってきたストリールマンは、定期的にクラブを変える選手ではないが、プロトタイプのテスト過程の初期段階でニューアイアンはバッグに入れる価値があることは分かっていたという。 「昨年、手にした最初のプロトタイプで、良い方向に向かう調整を...
2014/11/02ツアーギアトレンド

ナイキの新ヴェイパーフレックス、スピードハイブリッドがお披露目

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM ボールスピードと易しさの向上は、多くのゴルファーがドライバー、フェアウェイウッドに求める要素だ。それはロングアイアンの代用としてアマチュア、プロに普及しているハイブリッドにも当てはまる。 ナイキのヴェイパーフレックスとヴェイパースピードハイブリッドは、ヒールからトゥまで広がるコンプレッションチャンネルにより、易しさと飛距離を向上させた。また、ソールが改良されて易しさがアップし、芯を外してもボールスピードが落ちない。 両モデルは、コンプレッションチャンネルのデザイン一新に加え、2つのシルバーフライビームにより進化(Covert2.0は、...
2014/10/27ツアーギアトレンド

オデッセイのパター、テーラーメイドのRSi TPアイアン

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM PGAツアーでのパターの変更は“当たり”“外れ”が大きい。「マックグラッドリークラシック」で、昨シーズン使っていたスコッティ・キャメロンのスタジオ・セレクト コンビを再び手に取ったブレンドン・デ・ヨングにとっては間違いなく後者だったろう。 「スコッティ・キャメロンのパターは、昨シーズンしばらく使っていたんだ。それでまた使おうと思ったんだよ」と、大会2日目を終えたデ・ヨングは話していた。 デ・ヨングは今大会でPGAツアー初勝利を狙える位置にいたが、2012年の「シュライナーズホスピタル for チルドレン」の単独2位に並ぶ、2位タイの自...
2014/09/22ツアーギアトレンド

世界初公開!キャロウェイ・ビッグバーサアルファ815ドライバー

キャロウェイは22日(月)、今秋発売予定の新ドライバー2機種の公開テストイベントを世界に先駆け、日本で行った。今年初旬に発表された「BIG BERTHA(ビッグバーサ)」シリーズのニューモデル。「BIG BERTHA ALPHA 815(ビッグバーサ アルファ815)」と「BIG BERTHA ALPHA 815 ◆◆(ビッグバーサ アルファ815 ダブルダイヤモンド)」。同社契約のツアープロ8人が2013年後半の戦いに向けて、大きな武器を手にしたことを実感した。 今作の詳細は10月上旬の正式発表の場で明らかになるが、コンセプトは「かつてない打ちやすさのツアーモデル」。前作よりも“易しさ”...
2014/07/02ツアーギアトレンド

オデッセイの「?パター」第2弾!今度は「$パター」?

初夏の国内ツアー会場でオデッセイのニューモデルが、“ちょっとだけ”ベールを脱いだ。昨秋、池田勇太らの勝利を支えた「メタルXミルド」シリーズは、一般発表される直前まで、ツアープロたちはソール部分に「?マーク」が散りばめられた異色デザインのモデルを使用。「あれはいったい何?」と大いに話題を呼んだのだが、またしても、謎に包まれたパターが投入された。 「セガサミーカップ」の会場で、限定的にプロに手渡されたニューモデル。シルバーのヘッドには、ソールに“前作”と同じ「?マーク」に加え、今作には「$マーク」が確認できた。詳細発表前とあって、歯切れの悪いオデッセイブランドの担当者は「パット・イズ・マネー」とポ...
2014/11/30ツアーギアトレンド

プーマゴルフ バイオドライブゴルフシューズを発表

ゴルフシューズは、今や地元コースの短い芝の上を歩くためだけのものではない。新たなデザインと素材が採用されたプーマの新バイオドライブは、スポーツジムでも着用できるシューズだ。 ゴルフフィットネス専門家であり、コブラプーマの親善大使を務めるジョーイ・D・ジョヴィサルヴィは、バイオドライブについて、「どのレベルのゴルファーにとっても、コース、そしてジムでのトレーニングは重要。今回のシューズは、スイングの際に地面をしっかりととらえられ、またジムでも着用できる優れもの。生物力学の観点から見ても、ベストパフォーマンスを発揮するのに欠かせない柔軟性、安定性、バランスを生み出してくれる」と語る。 今回のシュー...
2014/12/06ツアーギアトレンド

タイガー・ウッズ ナイキヴェイパーとRZNブラックボールをバッグに

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM 「ヒーローワールドチャレンジ」で実戦復帰を果たしたタイガー・ウッズが、ナイキの新ヴェイパークラブをバッグに加えた。 用具の変更をあまりしないタイプとして知られるウッズは、ナイキのヴェイパー・スピード・ドライバー(プロトタイプ)、ヴェイパーフェアウェイウッド(3番、5番)、ヴェイパープロブレードアイアン、RZNブラックボール(レジン ブラック ボール)をアイルワースG&CCで使用している。 正式には開幕後の使用となっているが、ウッズはヴェイパー・スピードのプロトタイプを、月曜に行われたTWチャリティプレーオフで使った。既製品のヴェイパー...
2014/06/03ツアーギアトレンド

三菱レイヨン製Fubuki Jシリーズがメンフィスで登場

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM 試作品として2008年にデビューをして以来、Fubukiは三菱レイヨン製品の中で最も成功したシャフトとなった。現在世界中で28勝を挙げている。Fubukiは年月をかけ、原型のFubukiツアーから、Fubuki α、Fubuki K(フィル・ミケルソンが「全英オープン選手権」で優勝した時に使用していたキャロウェイ X ホット 3ディープに装着していた物)、そしてFubuki Zシリーズが昨年末に販売開始となった。 三菱は更に高いレベルを追求し、新しい素材と技術を結合させた。シャフトの先端部分に.M.D.Tを施し、シャフトの重さや硬度に...
2014/04/18ツアーギアトレンド

3番アイアンが2本 松山英樹の新セッティング

日々、新しいクラブや道具のテストを続ける松山英樹だが、今週サウスカロライナ州にあるハーバータウンGLで行われた「RBCヘリテージ」初日、キャディバッグには2本の3Iが入っていた。 1本はスリクソンのポケットキャビティタイプのヘッド(Z545と表記されているプロトタイプ)に藤倉MCI 120-Xというカーボンシャフトを挿したもの。ロフトは通常よりも1度立てて20度とし、2I仕様としたものだ。もう1本はマッスルバックのスリクソンZ945。こちらのロフトは21度で、他のアイアンと同じくスチールシャフトが挿さっている。 今週のコースはフェアウェイが林に囲まれて狭く、風が吹くことで知られている。また、コ...
2014/05/02ツアーギアトレンド

スリクソン、約20年ぶりにボール使用率ナンバー1を奪取

国内男子ツアー4戦目を迎えた今週の「中日クラウンズ」で、同大会出場選手のボール使用率でダンロップスポーツのスリクソンが1位となったことが判明した。そのシェアは42.6%で、2位のタイトリスト(アクシネット社)の38.0%を上回った(ダレル・サーベイ社調べ)。 国内では、長らくタイトリストが使用率1位に君臨しており、スリクソンが1位になるのは90年代前半、糸巻きバラタカバーのロイヤルマックスフライがツアーを席巻していた時以来のこと。 日本選手では、現在米国ツアーに参戦する松山英樹、石川遼の両名が「Z-STAR XV」を使用。その効果が大きく、13年度のラウンド用ボールの国内販売においても、数量(...
2014/03/19ツアーギアトレンド

同じヘッドが2つ 石川遼のFWセッティング

石川遼のキャディバッグには「プエルトリコオープン」からドライバーの他に2本のウッドが入っている。モデルはいずれも昨年から愛用してきたキャロウェイ「X HOT PROフェアウェイウッド」。しかしヘッドカバーを外して見ると、これが全く同じようなのだ。 ロフト表示はいずれも17度だが、両方とも16度に立ててある。シャフトの種類は全く同じグラファイトデザインの「ツアーAD GT8(フレックスTX)」。では違いは?というとわずかなシャフトの“長さ”にある。「僕は4番ウッドと5番ウッドって呼んでいる」と石川。42.25インチが4番、42インチが5番になっている。 想定する飛距離は4番が約270ヤード、5番...