2013/10/01ツアーギアトレンド

キャロウェイの新アイアンは“ディスタンスフォージド”

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider キャロウェイから新たに投入されるApexアイアンは、「フォージドアイアン」、「ディスタンスアイアン」のどちらにもカテゴリーされない。むしろ、最近ではメーカーがめったに試みない、二つのカテゴリーをブレンドすることによって「ディスタンス・フォージドアイアン」を作りだしたのだ。 マルチ素材で作られたこのアイアンは、双方の長所を備えた優れものだとキャロウェイは信じている。超薄型のフェースは、X ホットフェアウェイウッドのフェースと同素材の455カーペンターで作られている。スピード強化のため、アイアンに溶接し...
2013/07/09ツアーギアトレンド

“アダムモデル”のキャメロンパター 全米で一般発売

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider アダム・スコット(オーストラリア)が2013年「マスターズ」を制するパットを決めたスコッティ・キャメロンのパターが、全米で間もなく一般販売される。タイトリストは、ヘッドをより長く、重く改善したことにより最高クラスの安定性とミスへの許容性を実現した、慣性モーメントの高いマレットパター「Futura X(フューチュラX)」(375ドル)を8月1日より発売すると発表した。 パターの精度は、ハイグレードな「6061アルミニウム」により保たれている。20グラムの重りを2つ配置したバランスバーが特徴的。また、そ...
2013/07/03ツアーギアトレンド

白マナの第3世代 ディアマナWがツアーデビュー

三菱レイヨンの看板製品であるディアマナシリーズが登場したのは2005年。以降、「青マナ・白マナ・赤マナ」の3ラインナップは、第2世代として、それぞれ「カイリ(Kai’li)・アヒナ(’ahina)・イリマ(’ilima)」へと生まれ変わり、大ヒットを遂げてきた。さらに昨年、「青マナ」→「カイリ」の後継モデルとして第3世代の「Bシリーズ」を発売。 そして今年は「白マナ」→「アヒナ」の流れを踏襲した「Wシリーズ」が登場だ。 Bシリーズから始まる第3世代の新機能が、超高弾性材料(ダイアリード)をバット部(グリップに近い部分)に用いたこと。これにより、スイング、インパクトの瞬間にシャフトが、つぶれて変...
2013/07/13ツアーギアトレンド

テーラーメイドの新作か SLDRドライバー

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider テーラーメイド社は、既に"SLDR (Version 1)"と呼ばれる新しいドライバーをUSGAのルール適合確認リストに届け出ている。そして今週月曜(8日)の朝には、プロトタイプの新ドライバーを、何人ものPGAツアープロがテスト。実際に試打をしたのは、「ジョンディアクラシック」(米国)や、「スコティッシュオープン」(欧州)に出場しているダレン・クラーク、マーティン・レアード、ブー・ウィークリーだ。 中でもウィークリーは、この新作ドライバーが気に入ったようで、テストした感想を写真と共にツイッターで紹介...
2013/10/23ツアーギアトレンド

SLDRシリーズ FWとUTもツアーで好評

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider テーラーメイドが発表した「SLDR」シリーズのフェアウェイウッドは、デビューからまだ1カ月も経っていないが、既に多くの選手たちから好評を得ている。ジャスティン・ローズとDAポインツは、この新作フェアウェイウッド発表直後からバッグに携えて昨季最終戦の「ツアー選手権byコカコーラ」に臨んだ。 ジミー・ウォーカーは「SLDR」を使ってツアー優勝を遂げた最初の選手となった。彼はフライズドットコムオープンの決勝ラウンド2日間で使用し、それぞれ「62」、「66」というスコアを出し、自身初のPGAタイトルを獲得し...
2013/05/16ツアーギアトレンド

今田竜二、フォーティーンの長尺ドライバーに挑戦中

3週間前、国内男子ツアーの「つるやオープン」で66歳の尾崎将司が「62」のエージシュートを達成したニュースは、皆さんの記憶にも新しいだろう。その時、尾崎が口にしたのは、近年の飛距離アップに対抗するために長尺ドライバーを武器としていたこと。その対策は、決してベテランだけのためでは無い。 2週間前のウェブドットコムツアー「スタジアムクラシック at UGA」で、今季初のトップ10入りとなる8位タイに入った今田竜二。その時に使用していたのは、通常の44.5インチから1.5インチ(約3.8センチ)長くした46インチの新ドライバーだった。 ヘッドはフォーティーンが開発中のプロトタイプ。特に長尺シャフトに...
2013/03/23ツアーギアトレンド

K.ブラッドリーのカスタム オデッセイVersaパターが大流行

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider オデッセイのVersaパターがリリースから3カ月以上経ったいま、ツアーで旋風を巻き起こしている。フィル・ミケルソンにダスティン・ジョンソン、アーニー・エルスやチャールズ・ハウエルIIIが今季数試合で握っており、「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の木曜日には、彼らの他に3人の有名選手のバッグにも入っていた。 キーガン・ブラッドリーは(ヘッドの)モデルこそスイッチしていないが、2011年の「全米プロゴルフ選手権」を制した時に使用していたホワイトホット・XGセイバートゥースに、縞模様を書き足した。...
2013/03/20ツアーギアトレンド

オークリーがB.ワトソンのマスターズ着用ウェアを公開

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider マスターズ王者のバッバ・ワトソンは昨年、トーナメント期間中の4日間、毎日ピンクと白のトラビス・マシューのウェアを着続けて、グリーンジャケットに初めて袖を通した。タイトル防衛がかかる今年は4日間、オークリー製の異なるウェアを着用する。 オークリーは2013年のメジャー初戦を前に、ワトソンのアパレルウェアを発表した。木曜日と土曜日には、ワトソンの母校、ジョージア大学のチームカラーである赤と黒のコーディネートとなる。 ワトソンはこのオフ、トラビス・マシューからオークリーにウェア契約を変更。ナイキに移ったロ...
2013/03/14ツアーギアトレンド

トッププレーヤーの最新クラブセッティング・トピックス<タイトリスト編>

2010年秋に登場し大ヒット商品となったタイトリストのウッド、910シリーズは昨年秋、913シリーズとして生まれ変わった。その直後から多くの契約選手がドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティにわたって続々とスイッチ。新作への移行はスムースに進んでいる。昨年は「全米オープン」を制したウェブ・シンプソン、契約満了に伴い今季ナイキに“移籍”したロリー・マキロイ(北アイルランド)が「全米プロ」で勝利し、同社はメジャー2勝。玄人好みの選手を多く抱える老舗ブランドは健在だ。 もちろん、PRO V1、V1xボール、ボーケイウェッジやスコッティ・キャメロンのパター、フットジョイのシューズなど、アクシネ...
2013/03/13ツアーギアトレンド

トッププレーヤーの最新クラブセッティング・トピックス<ピン編>

2012年はバッバ・ワトソンがプレーオフの末、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)を制した「マスターズ」。両者はいずれもピンのクラブを使用、そして3位は同じくリー・ウェストウッド(イングランド)だった。今季もマイケル・トンプソンが「ザ・ホンダクラシック」でツアー初勝利をマーク。「ソニーオープンinハワイ」で優勝争いに加わったスコット・ラングレーなど多くの新鋭も楽しみな存在だ。 今年新発売のG25シリーズが話題で、ワトソンのピンクドライバーもG20からスイッチ。そして昨年リリースされたANSERシリーズも、上原彩子ら日本人選手からも根強い人気を誇る。ブリヂストンスポーツ契約のマット・クーチャーら...
2013/03/12ツアーギアトレンド

トッププレーヤーの最新クラブセッティング・トピックス<キャロウェイ編>

石川遼の新たな契約をめぐる国内外複数のブランドによる争奪戦は、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、南アの新鋭ブランデン・グレースらを抱えるキャロウェイが制した。石川ともにPGAツアー本格参戦を始めたベルギーの大砲ニコラス・コルサートも新契約を結んだ。ドライバーは「RAZR FIT XTREME」、「X HOT」シリーズを新たにラインナップ。なかでもX HOTの3番ウッドは「300ヤードスプーン」として、その飛距離に注目が集まっている。 また、かねてから契約プロである上田桃子もウェッジと11番ウッド、パター以外はすべてモデルチェンジ。「クラブに頼れるとことは頼っていこうと思って替えました」。日...
2013/03/15ツアーギアトレンド

トッププレーヤーの最新クラブセッティング・トピックス<テーラーメイド編>

新製品をリリースするたびに、その革新性と大規模な広告展開で話題を一手に集中させるテーラーメイド。すっかり定着した白いヘッドのウッドには今年、また斬新なデザインが施された。オレンジのラインが入った「R1」、そしてイエローは昨シーズン、爆発的な飛距離を生んだ「ロケットボールズ」の新作・ステージ2。クラブのソール部分に“溝”を配置したシリーズはアイアンにも波及し「ロケットブレイズ」としてツアーでも使用プロが増えている。 宮里美香は今季、契約を一新。また、ルーク・ドナルドやステーシー・ルイス、ブラント・スネデカーといった面々も同社のウッドを使用。また、ハイブリッドクラブで絶大な評価を受けるアダムスゴル...
2013/03/31ツアーギアトレンド

L.ウェストウッドは中尺パターでプレー中

By Jonathan Wall PGATOUR.COM Equipment Insider リー・ウェストウッド(イングランド)は前週まで、ピン社のパター「スコッツデール TR アンサー 2B」を練習用に使っていた。38インチの中尺モデルは、シーズンの初めの時点で、シャフトの長さの調整機能が付いた「スコッツデールTR Shea」とともに所持。しかし前週の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」63位タイと低迷したことを受け、「シェル・ヒューストンオープン」ではこの「アンサー 2B」をバッグに入れることに決めた。 木曜日のラウンドを終えた後「通常のものよりも4センチ長いので、中尺パターとして...
2013/03/28ツアーギアトレンド

アダムスの新ハイブリッド C.ベルジャンがテスト

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider 「シェル・ヒューストンオープン」が開催される今週まで、チャーリー・ベルジャンのバッグにはフェアウェイウッドやユーティリティは入っていなかった。クリーブランドのXLクラシックドライバー(ロフト9度)の次のクラブには、同じくクリーブランドの588MTの2番アイアンを選択。コンスタントに265ヤードから270ヤード運べるもので、ドライビングアイアンとして使っていた。 しかしベルジャンのバッグの中身は、まもなく変わりそうだ。彼は火曜日の午後、ドライビングレンジでアダムスゴルフの「Super 9031 Pro...
2013/03/29ツアーギアトレンド

テーラーメイドがマスターズの特別ロゴを公開

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider テーラーメイドはここ10年にわたり、各メジャー大会を記念して特性のロゴを発表してきた。それぞれのロゴには特別な意味が込められており、今年2013年のマスターズにおいても同様だ。 こちらは今年のロゴについてのガイドである。 (1)熊と6つのマグノリアの花は、マスターズの歴史でただ一人、6勝を挙げたジャック・ニクラスを讃えたもの。今年はニクラスが1963年に初優勝してから50周年となる。 (2)ホーリーリーフ(ひいらぎ)の花冠は、サンディ・ライルの1988年の勝利から25周年を記念したもの。ライルは18...
2013/02/14ツアーギアトレンド

【WORLD】活発だったオフの契約市場

Golf World(2013年1月28日号)texted by Michael Johnson 2013年のシーズンは多くの用具契約(または再契約)でスタートした。NFLのコーチたちにとって大晦日は“ブラック・マンデー”で、本格的なシャッフルが行われるとき。しかしその翌日になると、ゴルフ界では違ったシャッフルが始まった。そのひとつが、選手の用具契約変更だ。 2013年の契約変更は数多くあり、活発で迅速だった。12人以上の選手が契約変更したり、再契約を締結。この数にははロリー・マキロイのナイキ移籍は含まれていない(ナイキは1月14日にアブダビで一大発表があると認めていたが)。そして、マキロイが...
2023/02/22ツアーギアトレンド

「G430 MAX×青ベンTR」渋野日向子はガラッとスタメンチェンジ

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前情報(22日)◇サイアムCC(タイ)◇ 6576 yd(パー72) タイで今季の米女子ツアー開幕戦を迎える渋野日向子。このオフに青木翔コーチのもとに戻り、スイングを大幅修正。昨年よりボールの高さが出てスピンも入るようになったことで、彼女のキャディバックの中身もガラッと変わった。 ドライバーを「ピン G410 PLUS ドライバー」から「ピン G430 MAX ドライバー」にスイッチ。「安定感が増して、平均的に飛んでいると思います」と渋野。いろいろなシャフトを試した結果、最終的に藤倉コンポジットの「VENTUS TR BLUE(5S)」に落ち着いた模様...
2023/07/18ツアーギアトレンド

世界最速ゲット(?)のパターも 全英に挑む中島啓太の“14本+2本”

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前情報◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71) 5週続けて最終日最終組でプレーし、6月「ASO飯塚チャレンジド」でプロ初優勝を飾った中島啓太は初夏の好調の要因のひとつにパターのスイッチを挙げた。米テーラーメイドが6月下旬に発表した「TPリザーブ」シリーズは、本人にとっても待望の品だったという。 国内ツアーのオフにあたる1月、米国のテーラーメイドのオフィスで初めて手に取ったモデル。「これを使いたい!と言ったんですけど、『半年くらい待ってくれ』と返されて」。アマチュア時代の昨年4月に同社と契約を結んでからは「トラス」シリーズを愛用していたが...
2023/07/19ツアーギアトレンド

ジェイソン・デイ の14本 “PGAイチのアプローチ上手”が選んだソールはナニ?

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前情報◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71) 5月の「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」で5年ぶりの復活優勝を遂げたジェイソン・デイ。その優勝直後にアイアンを総とっかえしていたのはご存じだろうか。 元々はテーラーメイドの「P7MCアイアン」だったが、同じテーラーのタイガー・ウッズと共同開発した「P7TWアイアン」に代わっていた。「前のモデルも気に入っていたけど、『P7TW』のほうがスピン量も多く、球も高いんだ」と、より球を止めやすいモデルへマイナーチェンジ。シャフトは同じ、KBSツアーのCテーパー125+を装着している。 デイといえ...
2023/10/18ツアーギアトレンド

リッキー・ファウラーの“雨の日用パター” エースとビミョーに長さが違う…

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(18日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70) リッキー・ファウラーの復活は日本でも話題になったが、その原動力はパッティングの復調だろう。スコッティキャメロンの「ニューポート2」を長年使用し、パットの名手としても有名だったが、ツアー5勝目を挙げた2019年以降は優勝から遠ざかり、成績も低迷。しかし、昨年から徐々に復調の兆しを見せ始め、今年に入ってすぐにオデッセイの「バーサ ジェイルバード」という大型マレットの中尺パターを投入すると、一気に右肩上がりとなって、7月「ロケットモーゲージクラシック」で4年ぶりの復活優勝を...