男子ゴルフの世界ランキング35位のアダム・スコットが、東京五輪への出場を見送ることが分かった。オーストラリア勢の世界ランク2番手につけており、代表圏内にあったが、20日付の五輪ランキングから名前が消えた。 スコットのマネジャーを務めるヨハン・エリオット氏は米ゴルフチャンネルへの声明で、スケジュールの都合のためと説明。「アダムは今年、世界情勢を考慮して一回に4、5週間ほど家を不在にしてプレーしている。五輪の期間は家にいる3人の幼い子どもたちを含め、家族のために費やすことになる」と述べた。 スコットは2016年のリオデジャネイロ五輪の出場も辞退した。豪州勢の世界ランクトップは25位のキャメロン・ス...

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 最終日（17日）◇よみうりカントリークラブ（兵庫県）◇7180yd（パー71） 16位から出た石川遼は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「73」で回り、通算イーブンパーの30位でフィニッシュした。ティショットを刻むマネジメントを徹底した4日間は、「500ヤードのパー4が何個もある感覚で打っていました」と苦笑交じりに振り返る。 「ドライバーで打ったホールは意外とミスがなかったけど、もっと精度を高めていく必要がある」。2、3ホールにとどめたドライバーショットはスイング改造の成果を感じる部分もあったが、まだ100％の確信は得られていない。「今週はアイアンが...

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(31日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重）◇7081yd（パー71） 37歳の中島徹が16番でホールインワンを達成した。実測190yd、5Iで打った球は見事にカップイン。入ったところは「見えなかった」が、同組選手からの「入ったんじゃないか」という言葉と「打った感触は良かった」ことに期待をしながらカップに向かい、確認すると「うれしいです。ツアーでは初めてです」と喜びをあらわにした。 1993年に始まった大会で、過去に同じホールでホールインワンを達成したのは2012年大会初日の小田龍一のみ。当時は実測165ydのパー3で、7Iで打った球が入って“第...

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 最終日（11日）◇大栄カントリー倶楽部（千葉県）◇3625yd（JGTO）、3417yd（PGA）、3261yd（JLPGA）＝9ホール（パー37） 国内男子（JGTO）、国内女子（JLPGA）、国内シニア（PGA）による3ツアー対抗戦が行われた。各ツアーから6人が参加し、2人1組がペアになって各9ホールの2ステージ制で争われ、結果によって配分されるポイントの合計で勝敗を決定。通算21ptとしたJGTOチームが、2017年大会以来8度目の勝利を挙げた。MVPには比嘉一貴が輝いた。 フォアボールストロークプレーで行われた...

◇国内下部ステップアップツアー◇ダイクレレディースカップ 最終日（22日）◇呉カントリークラブ (広島県)◇6265yd（パー72） 3打差4位から出た広島出身の槇谷香が7バーディ、2ボギーの「67」でプレー。通算8アンダーとし、2014年の「フンドーキンレディース」以来となる2度目のステップアップツアー優勝を遂げた。 会場の呉カントリークラブは昨年7月に発生した西日本豪雨の影響で深刻な被害を受け、今月初めに全面再開したばかり。例年、5月だった日程を8月へ移し、復興のシンボルとして開催された。 東広島市内の実家から通った槇谷は「優勝しなきゃっていうより、優勝したいなって。地元で優勝することがで...

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日（6日）◇COCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジGC QUEENコース（三重）◇6479yd（パー72） 奇跡の大逆転の可能性はグリーン上でしぼんだ。6打差を追った渋野日向子は「72」にとどまり通算9アンダーの7位に終わった。唯一のバーディは後半14番（パー5）だった。計32パットを要し「入らなかったですね。情けない、の一言です」と落胆した。 18番（パー5）のグリーン周り。攻めの姿勢を貫き、チャンスをうかがい続けた20歳に労いの拍手が響いた。今季平均バーディ数1位（3.9146）も、3mを外すパー締めに、うつむいた...

◇ステップアップツアー◇ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース 最終日（15日）◇上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部（長野県）◇6297yd（パー71） 首位に並んで出た21歳の石川明日香が3バーディ、3ボギーの「71」でプレーし、通算4アンダーで2季ぶり3度目の優勝を果たした。石川は8歳からゴルフを始めた。2016年プロテストに合格し、同年のプロデビュー戦「山陰合同銀行 Duoカードレディース」で優勝、17年にも1勝を挙げた。 首位スタートした岸部桃子は最終18番でボギーを喫し、この日「68」をマークした沖せいらと並んで通算3アンダー2位だった。 通算1アンダー4位に豊永志帆、上...

◇国内女子◇マンシングウェアレディース東海クラシック 初日（14日）◇新南愛知CC美浜コース （愛知）◇6446yd（パー72） 今季4勝の鈴木愛が6バーディ、ボギーなしの「66」で回り、香妻琴乃と並ぶ6アンダーで今季4度目の首位発進を切った。 7月初旬の「ニッポンハムレディス」期間中に右手首を痛めた鈴木は、前週「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」で約2カ月ぶりに復帰したばかり。前週に賞金ランキングはトップから3位に後退した。今季は第1ラウンドをトップで終えた3試合で、いずれも優勝している。 香妻は16年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来の初日首位になった。 1打差の5アンダー...

◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前情報（2日）◇札幌国際CC島松コース（北海道）◇6493yd（パー72） 前週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で6試合ぶりの復帰も予選落ちのイ・ボミ（韓国）がプロアマ戦をプレーし最終調整した。 7月の「ニッポンハムレディスクラシック」で復帰予定だったが、母国に帰省中に憩室炎（けいしつえん・腸の炎症）と診断され、4日間入院。一時は2kg痩せたが現在は回復し「入院する前よりもご飯が美味しくなりました」と笑顔を見せた。 今週は北海道名物のスープカレーやジンギスカンに舌鼓。「お寿司はまだ食べてないですね、（生ものは）気をつかった方がいいかなと思って。おいし...

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前（26日）◇千葉CC野田コース（千葉県）◇6677yd（パー72） 大会3連覇に挑む畑岡奈紗がイン9ホールの練習ラウンドを行い最終調整した。カリス・デイビッドソン（オーストラリア）、キム・ヘリム（韓国）らと時折談笑しながら、ラフやグリーンを念入りにチェックした。 2週前の「エビアン選手権」から調子を落とし「ショットが思うようにいっていない」とボールがつかまらずに右に行くことが多かった。それでも、「なんとなく原因はわかっている。今の調子と相談しながらやるしかない」と焦りはない。 千葉カントリークラブ野田コースはジュニア時代に何度も回...

「マスターズ」で2年ぶりの優勝を飾ったスコッティ・シェフラーはいま、男子ゴルフ界を席巻している。PGAツアーで9勝。そのうち3勝はここ4試合で手にしたものだ。世界ランキング1位の座をいっそう確固たるものにした27歳がPGAツアーのオリジナルコラムでオーガスタでの戦いぶりを振り返った。 長い、長い1週間 By スコッティ・シェフラー 言い尽くせないほどの、特別な勝利だ。チャレンジングなコースを相手に、長く、厳しい1週間。グリーンジャケットにもう一度袖を通して、家に帰れることほど素晴らしいものはない。 2年前のマスターズは金曜日の午後にはリードを築いて、それからは心地よくプレーできた。ところが...

◇アジアンツアー◇インターナショナルシリーズ モロッコ 事前情報◇ロイヤルゴルフ・ダルエスサラーム (モロッコ)◇7633yd（パー73） グレッグ・ノーマン（オーストラリア）がCEOを務める「LIVゴルフ」のバックアップを受けるアジアンツアー新シリーズ、インターナショナルシリーズ第5戦が3日（木）にモロッコで開幕する。 賞金総額は150万ドル（約2億2000万円）。日本からは久常涼と香妻陣一朗が参戦する。8月に韓国で開催された第4戦を制したオク・テフン（韓国）、日本ツアー3勝のスコット・ビンセント（ジンバブエ）、同1勝のジャズ・ジェーンワタナノンド（タイ）らがエントリーした。 アジアンツアー...

国内男子のチャンレジトーナメント第3戦「富士カントリー可児クラブチャレンジカップ」が24日（木）、岐阜県の富士カントリー可児クラブ 可児ゴルフ場 志野コースで開幕。太田直己が7バーディ、2ボギーの5アンダー首位タイフィニッシュ。自身2度目のチャレンジトーナメント優勝へ向け、幸先の良いスタートを切った。 全体的にいいゴルフが出来たという太田だが、「ロングでボギーを打ったり、流れはあまり良くなかったです。」と振り返った。太田を奮い立たせたのは、同組で回り、同じく5アンダーでホールアウトした竹谷佳孝の存在かもしれない。「同い年ですし竹谷くんも良かったので、いい相乗効果が生まれたと思います。」と太田は...

■藤田寛之 1イーグル、5バーディ、1ボギー「65」、通算7アンダー、暫定3位タイ 「今日はショット、パットともにいい状態でスコアを伸ばすことができました。昨日までパットに不安がありましたが、スタートホールの2mを決められたのが良かったです。続く2番でのイーグルも、序盤にスコアを伸ばせて安心しました。 パターのイメージを変えたことも良かったです。いいラインにつけることも多くてラッキーでした。やはりパットが入ると気分がいい。コースがコースなだけに、明日はアンダーパーで回れればいいと思っています。常にどの試合も同じですが、1つでもへこめれば（バーディを獲れれば）自分としてもいいですし、とにかく自分...

■ドンファン 7バーディ、1ボギー「65」、7アンダー5位 「パターを替えて、良くなりました。去年に比べると、自分をコントロールできている感じでした。平常心をキープできている。だからこの位置にいられるんだと思います。上も目指していきたいです。準備はできています。明日は頑張りたい」 ■藤田寛之 2バーディ、3ボギー、2ダブルボギー「76」、2アンダー18位タイ 「うーん、なんとか第一集団についていきたかったんですけどね･･･。きょうはショットが悪くて。うまくフェアウェイをとらえられず残念。これから練習場でボールを打って、何とか修正してみますけど、トップとこれだけ離れちゃったからね･･･。とにかく...

■I.J.ジャン 1イーグル、3バーディ、4ボギー「71」、3アンダー、2位タイ 「（8番パー4でイーグル）ピンまで179ヤード。5番アイアンで入りました。アゲンストの風で本当に難しかった。12番からはグリーンの左からチップインバーディでした。（中日クラウンズで優勝して）余裕があります。家族は（優勝を）『信じられない』って言っていましたけど…。シードも取れたので。調子も良くなってきた。僕の球は低いけれど、今日はグリーンが硬くて…。2回くらいはグリーンからこぼれ落ちてしまいました。でも風のほうが、集中ができるし、我慢もできる。チャンスはあるけれど、優勝を考えずに自分のプレーをしたいです」 ■谷原...

■呉阿順 通算13アンダー 2位タイ 「今日も昨日同様にコースコンディションがとても良かった。今日はピンポジションが少し難しい位置でしたので、改めてこのコースでのパットの重要性を認識出来ました。明日も結果的に良いスコアが出れば良いですが、最初に目標を立てると、気持ちが入り過ぎてしまうので（笑）とりあえず、一打一打集中してベストなショットが打てるように頑張りたいです」 ■H.W.リュー 通算13アンダー 2位タイ 「出だしからあまり波に乗れませんでしたが、6番のバーディから調子が上がって来ました（6番から3連続バーディ）。（一緒にラウンドした桑田真澄選手をご存じでしたか？）もちろん知っていますよ...

■上平栄道 通算15アンダー 単独首位 「ホテルでゆっくり準備して、イメージトレーニングはばっちりだったんですけど。（4日間）やりたかったですけど、強い雨の中ではやりたくないですね。明日に向けての準備として良いプレーができるかですね。何もしないと悶々としてしまうので、この後練習しに行きます」 ■池田勇太 通算13アンダー 2位タイ 「（残念な中止？）そういうことにしておこう（笑）。2日で2打差と1日で2打差、大して変わらないよ。明日は昨日と変わらずで、9個のバーディを目標にしてやる。18ホールを意識してやって、それで勝てたら最高。できる限りのこと、出来る限りのプレーをして、それで悪くても結果は...

■宮里藍 4バーディ2ボギー「70」 通算10アンダー 単独首位 「昨日よりも風が強かったので、難しいコンディションでした。良いスコアを出した次の日はすごく気持ちのコントロールが難しいですね。あまり自分が先走らないように、一生懸命自分を引き留めてプレーしました。昨日は風も弱くて、自分としてはいい感じで噛み合っていました。どうしても人間は欲が出る。それをもう1日求めてしまうと、難しくなると分かっていたので、昨日と今日は全然違うと言い聞かせてスタートしたのが良かったと思います。 明日は明日で新しい1日。雨が降るとも聞いていますし、コンディションも変ってくると思うので。自分のやるべきことは、フェアウ...

E.エルス 「終盤3ホールは特にプレッシャーがかかった。最終18番でパーセーブできたのが今日の勝因だと思う。今回のピンポジションは厳しいものが多くて、みんな苦戦していたと思うよ。初日から昨日まではあまり納得のいくプレーができなかったから、連覇のチャンスはないと思っていた。でも最終日にやっとショットがまとまった感じ」...