2023/04/07中古ギア情報

山内日菜子の「P790」 中古でそろそろお買い得?

「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で山内日菜子が初優勝。彼女の優勝を支えたクラブを中古ショップ目線でチェックしてみた。14本全てテーラーメイドのクラブを使用している。 なかでも注目したいのは、アイアンとウェッジだ。アイアンは2021年モデルの「P790」を6番からPWまで使用。パッと見はマッスルバックに見えるが、中空構造。厚さ1.5ミリのフェースは反発力が強く、高い飛距離性能をもつ。一般的にフェースを薄くすると打感は硬く感じるが、ヘッド内部の中空部分に充填剤を入れることで柔らかい打感を追求している。見た目のカッコよさと飛距離、寛容性を備えていて人気のモデルだ。中古では...
2023/04/28中古ギア情報

チタンのフェアウェイウッドって何がいいの? 神谷そらのRMX FWに注目

「フジサンケイレディスクラシック」で初優勝を果たしたツアールーキーの神谷そら。圧倒的な飛距離を生かした攻めのゴルフでギャラリーを驚かせた。中でも最終日の4番パー5では2打目で3Wを振り抜き、2オンのイーグルを奪った。一方、同週に行われた国内男子ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では、米ツアーを主戦場にするルーカス・ハーバート(オーストラリア)が勝利。まったく共通点の無さそうな2人だが、飛距離性能が高いチタンヘッドのフェアウェイウッドを使用している点では共通する部分がある。 チタンは強度に優れ、軽いのが特徴。ボディを軽量化して余った重量は、比重の重いタングステ...
2024/02/16中古ギア情報

うひゃー! テーラーメイドの「中古FW」 1万円以下のお宝ザックザクでマジ迷う

クラブメーカーと用具使用契約を結ぶツアープロでも、14本全てが同じメーカー製というケースは実は少ない。何本かは他メーカーのモデルを選ぶことも多く、中でもフェアウェイウッドにテーラーメイド製を入れる選手は多い。プロに愛される逸品たちを紹介しよう。 テーラーメイドのフェアウェイウッドの数々は、ヒット作の歴史でもある。1979年の創業後、元祖メタルウッドと言えるドライバー「ピッツバーグパーシモン オリジナルワン」を発売し、その後「ツアープリファード」を大ヒットさせた。 フェアウェイウッドでは1999年発売の「ファイヤーソール」、2001年の「200スチール」も流行。2003年発売から2005、200...
2024/03/01中古ギア情報

プロも病みつき蜘蛛型パター「スパイダー今昔物語」初代はいまいくら?

2008年にテーラーメイドから発売された初代「スパイダー」パター。ツアープロがこぞって使用したこともあり大ヒットモデルになった。2024年も新作が登場。16年にわたって進化を続けるスパイダーの歴史を振り返りつつ、中古市場をのぞいてみよう。 初代スパイダーの正式名称はご存じ? テーラーメイドは革新的なクラブを多数生み出してきたが、パターも例外ではない。2008年発売の初代スパイダーは独特な形状で話題になった。「ロッサ モンザ スパイダー AGSI+」が正式名称。当時、テーラーメイドの「ロッサ」シリーズは、世界中の有名サーキットをモデル名にしており、「モンザ」はイタリアのモンツァ・サーキットを指し...
2024/03/08中古ギア情報

中古市場ではお高め?「カッコよくてやさしい」知られざる中空アイアンの世界

見た目は子ども、頭脳は大人…のセリフで知られるのは、かの名探偵。ゴルフクラブにも、何も薬を飲まされたわけではないが、外見と内面のギャップが大きいものがある。見た目はマッスルバックでも、打てばやさしい中空アイアンが昨今のトレンドだ。歴史をひもとき、名器を中古市場から紹介しよう。 「中空アイアン」実は昔からありました 中空アイアンとは、バックフェースをくり抜いて周辺部に重量を配置したキャビティバックにフタをしたものである。やさしい構造に加え、スッキリとしたマッスルバックアイアンのような見た目も人気だが、誕生は意外と古い。 ピン社の創業者カーステン・ソルンハイムが試作を重ね、ピン「アイ」を経て、ピ...
2024/03/29中古ギア情報

「単品シャフト、距離計、弾道測定器にウェアも!?」 中古ショップでお宝さがし

ゴルフ用品の中古ショップで販売しているのは、クラブだけではない。え、こんなのも買えるの?こんなものまで買い取ってくれるの?という、中古ショップのあまり知られていない使い方をお教えしよう。 シャフト売り場は宝の山 意外な人気商品も クラブ好きが集まる中古ショップには、ヘッドが付いていない単体のシャフトも多くある。ツアーで活躍するプロゴルファーも、頻繁にシャフトを替えるケースは少なく、気に入ったモデルを長く使うことが多い。「シャフトは最新でなくてもイイ」と気づいた人にとっては、中古シャフトの販売エリアは宝の山だろう。 グラファイトデザインの「ツアーAD DI」や「ツアーAD PT」のように、1...
2024/05/31中古ギア情報

ファイヤーソール、グローレ、DATA601…本当は教えたくない中古の“名器リスト”

各メーカーからの新商品リリースが少々落ち着く季節。クラブを買うために新品市場も中古市場も冷静な目で眺めているアナタのために、今回は“プチ名器”を紹介する。「プロが替えられない」という観点だけでなく、「あぁ懐かしい!」「まだまだ使える!」というアマチュア目線での逸品を探してみた。筆者が見つけたら即買いするつもりのクラブも記している。 コスパ最高! 中古ドライバーを選ぶならこの2本 「どのドライバーでゴルフを始めればいいですか? 予算はあまりないのですが…」という方にお勧めするのがテーラーメイドの「グローレ」(2012年)。国内女子ツアーやシニアツアーで絶大な人気を誇った。住友ゴム(ダンロップ)の...
2024/06/14中古ギア情報

ケプカ、デイ、片山晋呉… “使用者ぞくぞく”スリクソンのアイアンを今こそ中古で

ダンロップ(住友ゴム工業)のアイアンがツアーで好調だ。国内女子ツアーで多くのシェアを誇り、PGAツアーでもジェイソン・デイ、アダム・スコット(ともにオーストラリア)ら契約外でも使用した選手がいる。シニアツアー初優勝を挙げたばかりの片山晋呉も手に取った。中古市場でチェックしてみよう。 「スリクソン」の歴史 ゼクシオの陰に隠れていた時代も アイアンの歴史的名器としては、尾崎3兄弟が使ったブリヂストン「ジャンボMTN3」や中嶋常幸のミズノ「TN87」が有名だが、ダンロップにも「DPシリーズ」という名作があった。1988年に発売され、当時のプロや上級者がこぞって使用したアマチュア憧れの商品だ。 199...
2024/07/05中古ギア情報

プロは入れているのに…「7番ウッド」使わないの? 中古市場をCheck

「男性が使うフェアウェイウッドは5番まで。ショートウッドは女性やシニア用」…。そんな風に思い込んでいない? 国内女子ツアーでは最近、フェアウェイウッドよりウッド型UTが優勢になっているが、男子の超一流選手がショートウッドの7Wをバッグに入れていたりする。アダム・スコット(オーストラリア)にルドビグ・オーベリ(スウェーデン)、ホアキン・ニーマン(チリ)…。逆転現象発生中の7Wを中古で探してみた。 まずはショートウッドの歴史を深堀り ショートウッドに分類される7W流行の発端は1989年発売のキャロウェイ「S2H2メタル」だろう。当時「フェアウェイウッドは5番まで」という考えが一般的で、ロングアイア...
2023/01/13中古ギア情報

男子ツアーの“パット上手”使用パターは中古市場でハウマッチ?

プロでもアマチュアでもスコアメークの鍵はショートゲーム。特に最後の締めのパッティングはスコアアップの要だろう。今回は2022年の国内男子ツアー「平均パット数ランキング」の上位選手が使用するパターを中古ショップで調べてみた。 ランキング1位のチャン・キム(1.6996)が使用するのはピン「2023 アンサー パター」(2022年)。ピンのオーソドックスなアンサータイプのヘッド形状だが、トウ・ヒールにはタングステンが配置され、ミスヒットの強さもある。3万円台前半から見つけることができる。 2位の片岡尚之(1.7071)はオデッセイ「ホワイトホットXG 2ボールブレード パター」(2007年)を使用...
2022/03/04中古ギア情報

前作「エピック」ドライバーの中古価格がお手頃に

キャロウェイ「ローグ ST」シリーズの国内販売が、2月末より順を追ってスタートした。一方で、前年作となる「エピック」シリーズは1月になって値下げ(マークダウン)されたことに伴い、中古価格もお手頃感が増している。 「エピック SPEED ドライバー」は適度につかまり、低スピン性能のため飛距離を稼ぎやすいモデル。「エピック MAX ドライバー」は、スライスの具合をかなり軽減でき、ミスヒットにも強い。どちらも純正シャフト装着モデルで2万円台後半から手に入る。 「エピック MAX LS ドライバー」は、低スピンで左へのミスを嫌うハードヒッター向け。販売店を限定しているモデルのために中古在庫は少なめだが...
2024/08/09中古ギア情報

中古で「10K」をめぐる旅 実は昔からあった?「SQ」もひょっとして…

2024年春のゴルフ市場は「10K」に沸いた。10K=10000(1万)、この数字は慣性モーメントの大きさを指している。世はクラブにやさしさをもたらした“大・高慣性モーメント時代”。中古ショップで注目のドライバーを探した。 そもそも「慣性モーメント」って、なんだっけ 慣性モーメントは物体の「回転のしにくさ」、「回転の止めにくさ」を決める量のこと。大きければ大きいほど、回しにくいし、止めにくい。MOI(moment of inertia)と呼ばれ、単位はゴルフクラブにおいて、グラム平方センチメートル(g・cm2)で表されることが多い。10K=10000は、そのヘッドの慣性モーメントが1万g・cm...
2024/07/26中古ギア情報

アイツは6番だけどオレ8番!ムフフな“ぶっ飛びアイアン”をこっそり中古で

年々、飛距離が落ちてくると、パー3で手にするクラブはフェアウェイウッドやユーティリティ。同伴者が持つクラブが気になって「昔はオレもアイアンで打っていたのに…」と心がざわめく。アイアンは本来、狙った距離を打つクラブと分かっちゃいるけど、いつまでも飛ばしたいのがゴルファーの性というもの。巷で言うストロングロフトだって、流行りの“ぶっ飛び”モデルだって構わない、という方のために中古で飛び系アイアンを探した。 飛び系アイアンのルーツは 30年前、7番アイアンのロフト角は36度前後が一般的だった。それから約10年後に34度を切り、2023年度の売上上位10モデルを平均すると、30年前の5番のロフト角と遜...
2024/05/24中古ギア情報

1本あると超便利「アイアン型UT」のススメ 中古から始めてみよう

ユーティリティ(UT)といえばウッド型を思いつく方が多いだろう。しかし、ゴルファーによっては、シチュエーションによってはアイアン型も意外と武器になる。今回はアイアン型UTの歴史と、その選び方のポイントをまとめてみた。 UTはかつてアイアン型がメイン ユーティリティという言葉が一般的になるはるか昔、1988年にプロギアから発売された「インテスト」はアイアン形状のクラブで、ボティやフェース、シャフトがカーボン、ソールはステンレスというイマドキの構造だった。当時はパーシモン+スチールシャフトが全盛期とあって、その先進性が伺い知れる。そのカラーリングと形状から“タラコ”の愛称で親しまれた。 その後、メ...
2024/04/26中古ギア情報

中古のお宝探訪 知られざる「単品アイアン」の世界・ロングアイアン編

中古ショップのアイアン売り場で“揃いのセットではないアイアン”が置かれているエリアに目を向けている方はどれだけいるだろうか。いわゆる「単品アイアン」と呼ばれるクラブの束であり、隅っこのキャディバッグに無造作に詰め込まれていることが多い。実はこの中にも魅力的なモノが紛れ込んでいるのだ。 「単品アイアン」増殖の理由とは ジャンボ尾崎の全盛時代、およそ30年前のアイアンセットは、3IからSWまでの10本販売が一般的だった。本数が多く、新品で20万円超はザラで、購入には清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟が必要だった。 しかし、いまやロングアイアンは7W、9Wなどのショートウッドや、UTといったお助け...
2024/05/02中古ギア情報

中古お宝探訪 知られざる「単品アイアン」の世界・ウェッジ編

中古ショップのアイアン売り場で、揃いの“セットではないアイアン”が置かれているエリアをご存じだろうか。いわゆる「単品アイアン」と呼ばれるクラブの束だ。前回はロングアイアンに注目したが、今回はウェッジに目を向けていこう。 単品ウェッジ流行はタイガー・ウッズから 今でこそ「ウェッジは別売り」が一般的になったが、30年前まではプロや上級者もいわゆるアイアンセットに含まれるウェッジを愛用していた。尾崎将司らのブリヂストン「ジャンボMTN3プロシリーズ」や「J‘sチタンマッスル」、米ツアーで人気だったピン「アイ2」、全盛期の青木功が使っていたリンクス「マスターモデル」などはセットの一部として作られた。マ...
2024/03/15中古ギア情報

そろそろ「6番アイアン」もキツイ… 代わりの一本を中古で考えてミタ

少し前まで、5番アイアンを「もう打てない…」と嘆くアマチュアゴルファーは多かった。しかし今や6番アイアンですら、検討材料に入る時代だ。実際に国内女子ツアーでは6番を抜く選手がちらほらいて、青木瀬令奈に至っては「アイアンは8番から」。今回は6番の代わりになる中古クラブを考えてみた。 女子プロゴルファーの傾向は7番でロフト30~32度 アイアンのストロングロフト化が顕著で、国内女子ツアーでも7番のロフト角が30度から32度という選手が半数以上というデータがある。山下美夢有、岩井千怜、西郷真央もそのひとり。グリーンの一定の場所を狙いたいのに、グリーン上でボールを止めにくい番手になりつつあるのだ。森...
2024/02/23中古ギア情報

「初めてのマッスルバック」 入門 お買い得品は?まずは中古で挑戦

いつかは憧れのプロと同じマッスルバックアイアンを使いたい…そう願いつつ、躊躇(ちゅうちょ)してしまうゴルファーは多いはず。気持ちは大いに理解できる。打ってみたいが、不安のタネは打てるかどうかに尽きる。今回はマッスルバックを初めて購入する際の注意点や、オススメクラブを中古市場から紹介しよう。 解説しよう!そもそもマッスルバックとは 「マッスルバック」は通称であり、本来は「ブレードアイアン」や「フラットバック」と呼ぶのが一般的だ。アイアンは形状によって、大きく3つに分かれる。重量をトウ・ヒールやトップブレードに分散させたキャビティバックアイアン、重量を分散させて凹んでいる部分にフタをする中空アイ...
2024/02/09中古ギア情報

「前から使ってみたかったんだよね」タイトリストのUT 中古から始めてみよう

タイトリストのユーティリティ(以下UT)はツアープロに根強い人気があり、契約外の選手にも愛用者が多い。老舗のブランドイメージからも、アマチュアには使いこなせないのでは…と思いがちだ。アベレージゴルファーも使える良品を中古ショップから紹介しよう。 タイトリストのUT 知名度が“もうひとつ”な理由 国内女子ツアーではキャディバッグにウッド型UTを複数入れる選手が目立つが、男子では本数がぐっと減る。彼らはヘッドスピードが速く、ロングアイアンでも球を上げられるので、ウッド型UTを必要としていないという事情もある。また、ウッド型UTが目立ちにくいのは、欧米ツアーで使用選手が少ない事実も理由に挙げられそ...
2024/08/16中古ギア情報

もうバンカーなんてへっちゃら! “脱出特化型ウェッジ” を中古でリサーチ

“バンカーが好き“というアマチュアゴルファーは少ない。「入れるな」と言われても、ゴルフの神様に操られているかのように吸い込まれるのがバンカー。今回はその砂地からの脱出に長けた中古ウェッジを探してみた。 バンカーから脱出できない理由を分析 レッスンプロ曰く、バンカーが苦手な人は砂の上から球を高く上げられないのではなく、距離を出せない、つまり遠くに飛ばせないケースがほとんどだという。しかし、バンカー嫌いのアマチュアほど、高い球が出るロフト角の大きいウェッジを選びがち。本来なら距離を出しやすいウェッジを選ぶべきなのに…。また、バンカーではスタンスもフェースもオープンにするのがセオリーだが、練習量の...