2018/07/24マーク金井の試打インプレッション

打点がずれても芯ヒットの飛び「プロギア RS ドライバー」

ルール適合ギリギリの反発性能を追求し、さらに高初速エリアが広がったプロギアの新「RS ドライバー」。契約プロを始め、契約フリーの池田勇太やアン・ソンジュ、三浦桃香などが使ったことで話題となっている。マーク金井が徹底試打し飛距離の秘密に迫る。 ・ドロー弾道で飛ばしたい人 ・低スピン弾道で飛ばしたい人 ・調整機能付きクラブが好きな人 プロギアのプロ&アスリート向けブランドであるRSシリーズは、約1年のサイクルでモデルチェンジがされている。前作と同様、ドライバーは2種類がラインアップされ、今回試打するのはつかまりを重視して設計された「RS ドライバー」。 ヘッド体積はルール最大級の460cc。投影...
2017/11/18金谷多一郎のクラブ一刀両断

「つかまるのに構えやすい」ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー

今回は「ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー」を試打してみたいと思います。 まず、前作「JGR ドライバー」から進化したポイントですが、クラウン前方にある溝に加え、クラウン後方の内部にも溝が設けられています。これによってクラウンを波のようにたわませて、しっかりボールを押し出すということです。ソールは、鬼のツノのような「パワーリブ」という構造によって、剛性が高められています。 フェースには、全面に「パワーミーリング」と呼ばれる細い溝が刻んであり、余分なスピンを抑えてくれます。 前作は、クラウンのトウ側が盛り上がっていて、構えたとき、実際のライ角以上にアップライト感があったのですが、今作では...
2017/12/19マーク金井の試打インプレッション

ダフりミスに強く直進性が高い 「ピン G400 アイアン」

ピン史上でもっとも深・低重心設計のアイアン「ピンG400アイアン」。発売以来販売が好調で品薄となり、ツアーではジャンボ尾崎が使用して話題となっている。マーク金井が、話題のやさしさを探るべく試打を敢行、アマチュアゴルファー目線でインプレッションする。 ・ミスに強くてやさしいアイアンを使いたい人 ・直進性の高い弾道を求めるゴルファー ・適正ライ角のアイアンを求めているゴルファー ピンのアイアンにはiシリーズとGシリーズがあるが、今回試打するのは後者の最新作「G400アイアン」だ。これまでのGシリーズ同様、ヘッドは大ぶりで、ソール幅が広く、構えただけでミスに強いやさしさを感じさせてくれる。適度なグー...
2017/12/16金谷多一郎のクラブ一刀両断

「イメージ通りの持ち球で攻められる」ヤマハ RMX 118 ドライバー

今回は「ヤマハ RMX 118 ドライバー」を試打してみたいと思います。 まず見た目ですが、シャフトからフェースのトップラインまで一直線になっています。小ぶりでやや面長なヘッド形状といい、アスリート好みに仕上がっていますね。 構えてみると、ライ角がフラットに感じます。また、ヘッドの投影面積が小さいので、シャープに振り切れそうです。 打ってみると、弾き感がありますね。少しハンドファースト気味で、ロフトを殺すように構えて打ちましたが、重心距離の長さを感じながら、大きな円弧で分厚く球をつかまえることができました。決してつかまりが浅いという印象はなく、安定して無駄なスピンが掛からずに、前へ前へゆっくり...
2017/12/12マーク金井の試打インプレッション

飛びの要素が満載 「キャロウェイ GBB エピック スター アイアン」

GBBエピックシリーズのドライバーは「禁断の飛び」を実現させるとして大ヒットしているが、同じコンセプトで開発されたのが「キャロウェイゴルフ GBB エピック スター アイアン」だ。一度打つと誰もが驚く、飛距離性能が話題となっている。その話題のアイアンをマーク金井が徹底試打。アマチュアゴルファーの福音となるのかを検証する。 ・やさしく飛ばせるアイアンを使いたい人 ・オーソドックスな形状が好きな人 ・ダフりのミスを減らしたいゴルファー キャロウェイのGBBエピックと言えば、ドライバーのヘッド内部に2本の柱、「JAILBREAKテクノロジー」を埋め込む構造で、センセーショナルなアピールをしたブランド...
2017/11/04金谷多一郎のクラブ一刀両断

「スイングを選ばない安定した弾道」ピン G400 ドライバー

今回は「ピン G400 ドライバー」を試打したいと思います。 外見上の特徴は、前作「G ドライバー」から引き継がれたクラウン前方の「タービュレーター」と呼ばれる6つの突起と、ヘッド最後方にある、溝のような「ボーテック」という構造です。この2つによって、ヘッドの空気抵抗を減らし、スムーズに振り切れるようになっています。 フェースは素材が新しくなりました。たわみを大きくすることによって、より反発するように進化しています。ヘッド体積は445ccと前作より小さくなっていますが、慣性モーメントは大きくなり、ミスヒットに強く、安定性・直進性が高められているようです。 構えると、茶色だと思っていたシャフト(...
2017/12/02金谷多一郎のクラブ一刀両断

「爽快な打感でつかまる」キャロウェイ GBB エピック フォージド ドライバー

今回は「キャロウェイ GBB エピック フォージド ドライバー」を試打してみたいと思います。 エピックシリーズのドライバーといえばカーボン複合素材というイメージですが、このドライバーはフルチタン製になっています。フェース内部のクラウンとソールをつなぐ2本のバー「ジェイルブレイクテクノロジー」と、空気抵抗を軽減するクラウン部分の「スピードステップ」は、大ヒットしている「GBB エピック スター ドライバー」や「GBB エピック サブゼロ ドライバー」と同様に搭載されています。 クラウンの投影面積はやや大きめで安心感があります。フェース面がややネック寄りに設計されており、ソールを見ると、ヒール側と...
2017/12/26マーク金井の試打インプレッション

低スピン弾道のぶっ飛び系 「ブリヂストン ツアーB JGRドライバー」

高初速、高打ち出し、低スピン化、つかまりと打ちやすさで、さらなる「飛び」を実現したという「ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー」はプロからアマチュアまで、つかまえて飛ばせると評判だ。その真相を検証すべくマーク金井が試打を敢行し、詳しくインプレッションする。 ・とにかくクラブで飛距離を伸ばしたい人 ・スピンが多くて飛距離をロスしている人 ・ドロー弾道で飛ばしたいゴルファー ブリヂストンの主力ブランドであるツアーBシリーズの最新作となるのが「ツアーB JGR ドライバー」。JGRはツアーBシリーズの中では、飛距離性能とやさしさを強くアピールしているモデルだ。 ヘッド体積はルール最大級の460...
2018/01/06金谷多一郎のクラブ一刀両断

「高弾道ドローが自然に打てる」ヤマハ RMX 218 ドライバー

今回は「ヤマハ RMX 218 ドライバー」を試打してみたいと思います。 前回試打した兄弟モデルの「RMX 118 ドライバー」とはまったくタイプが違いますね。460ccとルール上限の体積になっているのに加え、強烈なシャローバック形状によってヘッドの投影面積も大きくなっています。かなり低重心化されているのでしょう。ソールを見てみると、ヒール側にウエイトが配置され、つかまりやすい設計になっているのが分かりますね。 また、外見からはわかりませんが、クラウンとソールの内側には4本ずつ溝が刻まれていて、大きくたわむことでボールを押し出す構造になっているそうです。 打ってみると、インパクトの手応えは「1...
2017/03/23新製品レポート

「やさしさを備えた現代的な本格派」オノフ ドライバー KURO

【ミーやん】オノフの黒シリーズは、契約プロである片山晋呉の要望を聞き入れて開発されています。ドライバーは、今どき珍しいハイバック形状です。ヘッドカラーは光沢のあるブラック塗装で、なかなか渋い印象のクラブですね。シャフトも真っ黒ですが、先端側だけシルバーのツートンカラーが採用されています。 【ツルさん】460ccのヘッドは、丸型でとてもキレイなシェイプです。ターゲットに対して、フェース全面でスクエアにセットしやすい感覚を持つことができて、とても構えやすいですね。昔のプロモデルにあったような難しそうな雰囲気はありません。クラウンには半円型の溝「パワートレンチ」が採用されていますが、それも気になりま...
2017/03/22金谷多一郎のクラブ一刀両断

グローブライド オノフ ドライバー KURO

今回試打する「オノフ ドライバー KURO」の特徴は、「オノフ ドライバー AKA」と同様に「パワートレンチ」と呼ばれる溝が採用されたことです。しかもソール側だけでなく、クラウンにも「パワートレンチ」があります。上下のパワートレンチによって、インパクト時にしっかりとクラブがたわんでボールを押し出すというテクノロジーです。また、フェースにはミーリングが施され、スピン量がコントロールされています。構えてみると、非常にスクエアな感じがします。フェースにバルジ、ロールがあまりなく、ストレートなフェースの向きですね。 実際に打ってみると、非常に重たい球が出ます。インパクトでのボールの食いつき感もすばらし...
2017/03/21マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ ドライバー

「ルールは破らない。常識を破る。」というコンセプトで発売された『キャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ ドライバー』。常識外れのボール初速と低スピンから、大ヒットとなっているという。マーク金井がその人気の秘密と、兄弟モデルの『エピック スター ドライバー』との違いを試打をして徹底分析する。 ・左へのミスを減らしたい中・上級者 ・スピンを減らして飛ばしたいゴルファー ・調整機能付きのクラブが好きな人 キャロウェイゴルフのグレート ビッグバーサ ドライバーの最新モデルとして登場したのが、GBBエピック ドライバー。2種類のヘッドがラインアップされており、今回試打するのはシャフト脱着式の調整...
2017/04/04マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフ ドライバー KURO

「各クラブの役割が明確で、やさしいクラブを」と考えるツアー通算30勝の片山晋呉プロの要求を具現化したドライバー、『グローブライド オノフ ドライバー KURO』。 片山プロの「やさしくオートマチックに打てるドライバー」というリクエストに応えたドライバーだと話題になっている。クラブアナリストのマーク金井が、その性能を徹底チェックすべく試打を行い、具体的にインプレッションする。 ・スピンを減らして飛ばしたいゴルファー ・直進性が高い弾道を求める中・上級者 ・シンプルで上質なデザインが好きな人 グローブライドのメインブランド「オノフ」のクラブには、対象ユーザーのタイプ別に"AKA"と"KURO"の...
2017/04/03新製品レポート

「ダウンブローが強めでもOK!」クリーブランド RTX-3 ウェッジ

【ミーやん】クリーブランドのウェッジ・シリーズである「RTX(ローテックス)」は、フェースに細かいミーリングを施してあるのが特徴のウェッジです。ブレードタイプとキャビティタイプの2種類が用意されていますが、今回試打するのはブレードタイプになります。 【ツルさん】ネック部分に「フィール・バランシング・テクノロジー」というレーザー刻印が入っていますが、これが新たに搭載された技術だそうです。ホーゼルを従来よりも短くして、ネック内部の重量を削ることで、ヘッドの重心位置がフェースのセンター部分にくるよう工夫されています。製造技術が進化してクラブの設計自由度が増したことで、最近はこういった“センター重心”...
2017/03/16新製品レポート

「地味にスゴイ!スピン性能が向上」ピン グライド 2.0 ウェッジ

【ミーやん】ピンのウェッジに早くも二代目となるモデルが登場しました。ヘッド形状は、従来どおりにクセがなくて構えやすいティアドロップ型です。リーディングエッジは、ほんの少し前方に出た形状です。この『グライド 2.0 ウェッジ』には、すでに『i ブレード アイアン』や『i200 アイアン』にも採用されている「パールクローム仕上げ」になっています。 【ツルさん】見た目もいいですが、「パールクローム仕上げ」は疎水性が高いので、ウェットな状況下でも安定したスピン量を得ることができます。ウェッジでは特に恩恵がありますね。 【ミーやん】まずフルショットしてみましたが、打感がとても心地いいです。ヘッド内部に振...
2017/03/15金谷多一郎のクラブ一刀両断

キャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ ドライバー

非常にぶ厚い打球感ですね。余分なしなり感がなく、シャープにコントロールしてターゲットを狙っていけるので、上級者、競技を好むアスリートゴルファーにオススメのドライバーです。 ロイヤルスターゴルフクラブ(千葉県)...
2017/03/30新製品レポート

「フィーリングが良くてミスにも強い」ミズノ MP TYPE-2 ドライバー

【ミーやん】前回試打した『MP TYPE1』に続いて、今回は『MP TYPE2』を試打します。こちらはヘッド体積が460ccです。ほんの少しシャローバック形状になっていて、ヘッドの投影面積が大きくて安心感があります。 【ツルさん】新たに採用されているテクノロジーは、435ccの『MP TYPE1』と同じですね。標準シャフトに専用設計されたツアーADが装着されているところも同じです。前回と同じように、まずはロフト角を10.5度にセットして試打してみましょう。 【ミーやん】ヘッド体積が大きくなっても、さすがMPシリーズと言うべきか、やはりクセがなくて構えやすいヘッド形状です。打ってみると、『MP ...
2017/03/29金谷多一郎のクラブ一刀両断

ミズノ MP TYPE-2 ドライバー

今回は「ミズノ MP TYPE-2 ドライバー」です。ソール部に、たわみを使ってボールを押し出すという「ウエーブテクノロジーソール」が搭載されました。フェースには「ストロングフォージド・エリートチタン」という高強度としなやかさを併せ持つ航空宇宙素材が使われ、「ウエーブテクノロジーソール」との相乗効果でボールを反発良く弾き出す設計になっています。 ヘッドは「ワンヘッド可変式」で、ロフト7.5度から11.5度まで調整できるのに加え、アップライト角でも8.5度から10.5度まで調整できるので、ひとつのヘッドで自分に合わせたセッティングにすることができます。純正シャフトはツアーADの58グラム。トルク...
2017/03/28マーク金井の試打インプレッション

ミズノ JPX900 フォージドアイアン

飛びと打感を両立した素材「軟鉄ボロン鋼」を採用、飛距離性能を追求しつつ、アンダーカット部を拡大した「Tスロット加工」により、前作よりも約13%スイートエリアのアップを実現した『ミズノ JPX900 フォージドアイアン』。 ルックスの良さとやさしさ、さらに飛距離を高いレベルで実現したという評判を検証すべく、クラブアナリストのマーク金井が試打を行い、アマチュア目線でインプレッションする。 ・飛びと適度なやさしさを求めるゴルファー ・適度な操作性を求める中上級者 ・ヘッド素材にこだわるゴルファー ミズノのメインブランドのひとつである”JPXシリーズ”の最新昨となるアイアンが、今回試打するJPX900...
2017/03/09新製品レポート

「HS40m/s以下でも飛ばせる」ヨネックス ロイヤル EZONE ドライバー

【ミーやん】ヨネックスのロイヤルEZONE(イーゾーン)は、シニアやグランドシニア世代向けのシリーズです。その新作ドライバーは、47インチで総重量が287グラム(SRシャフト)という超・軽量長尺モデルとして登場しました。 【ツルさん】ヘッドは、ヨネックスが得意とするカーボン・コンポジット構造です。クラウンだけでなく、トウ側に回り込むようにカーボン素材が広い面積で使われています。手にしてみて驚いたのは、クラブの総重量よりもズッシリ感があることです。これはヘッドとグリップエンドを重くした独自の「デュアルタングステンパワーシステム」という設計によるものですね。 【ミーやん】ヘッドは着脱式で調整機能が...