2023/07/01国内女子

260yd飛ばして“谷越え”バーディ 19歳の櫻井心那に漂うすごみ

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 2日目(30日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇曇り(観衆4386人) 予選36ホールで2番目に難度が高かった410ydの15番パー4は、ほとんどの選手が深くえぐれたフェアウェイから、見えないグリーンへのセカンドショットを余儀なくされる。櫻井心那のドライバーショットは、その“谷”を越えた。弱いフォローの風が吹いていたとはいえ、キャリーで260yd弱が必要なエリアをとらえた。セカンドはピンまで141yd。ショートアイアンでピン右4mにつけた。 「グリーン面ですか? 見えました。昨日も見えたんです」。限られた選手しか見えない景色を2日続け...
2023/08/04国内男子

「空中で止まる…」計測? 飛ばし屋・清水大成の“ランク”が落ちたワケ

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 2日目(4日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)◇晴れ 昨年のドライビングディスタンス部門で1位だった河本力は、今季もその座を譲らない(2022年315.74yd、23年320.89yd)。その反面、2位(302.72yd)だった清水大成は今大会を迎えるまでに28位(293.63yd)と低迷中。パワーが落ちただとか、安全策をとるようになっただとかが理由ではないそうだ。 1Wショットで出球から勢いよく右に流れていく“右プッシュ”に長らく悩み、今春からスイングを改造中。「いろんな状況に対応できるように。...
2019/11/19国内男子

松山英樹に米ナンバー1の飛ばし屋が参戦 舞台は宮崎フェニックス

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71) 今年も宮崎が熱くなる季節がやってきた。大会は1974年に第1回が行われ、今年で46回目。かつては、帝王ジャック・ニクラスやタイガー・ウッズも参戦した歴史と伝統ある大会が、21日(木)に幕を開ける。 昨年は最終日に5打差を逆転した市原弘大がシーズン2勝目をマーク。一方、ツアー初優勝を目指して単独首位から出た堀川未来夢は、最終ホールをボギーとして1打差で惜敗した。 今年のフィールドを彩る招待選手は、昨年に続き8度目の出場となる松山英樹をはじめ、今年の「全米オープン」覇者のゲーリ...
2022/11/19国内女子

「筋肉痛が心配」 川岸史果“飛ばし屋”3人でプレー

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71) 「ショットとパットがうまくかみ合ってくれた」と川岸史果が6バーディ、1ボギーの「66」でプレー。通算10アンダー5位で最終日に臨む。 この日は今季ドライビングディスタンス1位の穴井詩、アマチュア馬場咲希(代々木高)とのラウンド。「みんな飛距離が似ているので、参考になる。終盤はみんなにつられて振っていた。あした筋肉痛になってないか心配」と笑った。 今大会は17番、18番で計測され、この日は穴井が平均284yd、馬場が同265.5yd、川岸は251ydだった。 大会前のメルセデ...
2017/04/13国内男子

323ydショットからイーグル奪取!飛ばし屋・星野陸也がお手本にする選手は?

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(13日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 1月のアジアリーズ2試合を連続トップ10(6位、9位)とした20歳の勢いは、2カ月半のオフを挟んでも止まらない。ツアー本格参戦1年目の星野陸也が1イーグル4バーディ、1ボギーの5アンダー「66」をマーク。後続に1打リードの5アンダー単独首位で初日を滑り出した。 平均飛距離300ydを誇るツアー屈指のパワーで、自身初となる首位の座を引き寄せた。「一気に流れが良くなった」と振り返るのは、2つ伸ばして迎えた前半17番。緩やかな下り傾斜が続く518ydのパー5だ。323ydの1Wショ...
2018/12/05国内男子

1打目で“直ドラ” タイの飛ばし屋がティアップしない理由

◇国内男子◇ファイナルQT 最終日(4日)◇セントラルゴルフクラブ 西コース(茨城県)◇7165yd(パー72) 26歳のガン・チャルングン(タイ)が驚きのティショットだ。スタートホールで1Wを手に、ボールをポイっとティグラウンドに投げ落とすと、直後に飛球線方向へアドレス。ティアップせずに、そのまま“直ドラ”でティショットを放った。周囲の驚きをよそに、涼しげな表情で2打目地点へ歩き出した。 「自信がないホールだけ。ティアップしないと真っすぐ飛ぶんです」という直ドラのティショットは、幅が狭いホールや、アゲンストの風が強いシチュエーションで多用するという。低く抑えられたボールは20ydほど距離が落...
2016/03/12国内女子

もう飛ばしだけじゃない!渡邉彩香は100ydショットも強みに変えた

キム・ハヌル(韓国)の独走にストップをかける猛チャージだ。国内女子ツアー「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」の2日目、10位から出た渡邉彩香が7バーディ、1ボギー、この日のベストスコア「66」をマーク。首位を快走していたキムと2打差の通算7アンダー2位に迫り、今季1勝目を射程にとらえた。 最初の1番こそ3パットボギーとしたが、2番からの3連続バーディで流れに乗る。9番、10番(パー5)といずれも1m以内につけて2連続。最終18番は4mのパーパットを粘り強く沈め、ガッツポーズで18ホールを締めくくった。 100yd前後からのウェッジショットに力を注いだ、オフの成果が凝縮さ...
2016/04/08国内女子

飛ばし屋・比嘉真美子が気付いた“1Wだけがゴルフじゃない”

賞金シードを喪失して今季はQT上位(18位)の資格でプレーする比嘉真美子が、「スタジオアリス女子オープン」初日に6バーディ2ボギーの「68」をマーク。首位と2打差につける4アンダー4位の好スタートを切った。 比嘉がトップ5でラウンドを終えるのは、2位でフィニッシュした2014年4月「フジサンケイレディス」最終ラウンド以来でほぼ2年ぶりだ。 2012年にプロテストに合格。実質的なルーキーイヤーだった13年に、得意としていた1W(ドライバー)の飛距離を武器に年間2勝を達成し、鮮烈なデビューを飾った。最優秀新人にも輝いたが、翌14年から予期しなかった1Wの不調に見舞われた。同年こそ賞金ランク45位で...
2016/11/19国内男子

飛ばし屋ケプカが単独首位、賞金王争いも加熱

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71) 通算7アンダーで池田勇太、スマイリー・カウフマン(米国)と並んで最終組でスタートしたブルックス・ケプカ(米国)が、8バーディ、ノーボギーの「63」でプレーして単独トップに立った。4打差の通算11アンダーに「65」でプレーしたジャスティン・トーマス。通算10アンダーの3位で池田が続く。 気温は22.6度まで上がり、半そででプレーする選手が多かったこの日。10月に開幕した米ツアーの「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」で2位、世界ランク21位のケプカが力...
2018/10/05国内女子

飛ばし屋・葭葉ルミが理想を追い求め続ける1W

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 初日(5日)◇東名CC(静岡)◇6571yd(パー72) 飛距離を売りにするクレイジー社の1Wを愛用し、昨季平均飛距離で1位(260.76yd)になった葭葉ルミ。今年5月に1Wのヘッドをロッディオ社製に変更しており、「飛距離は落ちてないし、安定感も増している」と手ごたえを口にする。 今季開幕時は、こだわりのあったクレイジー社製から変更する想定は「まったくなかったし、想像もしていなかった」という。ただ、第3戦「Tポイントレディス」の練習場でロッディオ社の担当者に勧められたこともあり、練習で同社の1Wをテストするようになった。 飛距離を求める葭葉が...
2018/09/29GDOEYE

時松&川村世代の2児のパパ 飛ばし屋・竹内廉の遠回り

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 2日目(28日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7330yd(パー72) 予選ラウンド2日間のドライビングディスタンス部門の一番上(308.5yd)に、見慣れない名前が陣取った。竹内廉(たけうち・れん)は今季、レギュラーツアーに本格参戦を始めた25歳。173㎝、65㎏と細身に見える体格ながら、幼い頃から極真空手でならした肉体でボールを飛ばす新鋭だ。 今大会はマンデー予選会をトップ通過して本戦に出場し、通算7アンダーの5位タイで決勝ラウンドに進出した。三重県生まれだが、同じ東海地方の三好カントリー倶楽部でのプレーは、「日本アマチュア選手権」が開催され...
2024/05/20全米オープン

河本力「めっちゃ楽しみ」 日本一の飛ばし屋がメジャー初挑戦へ

◇男子メジャー◇全米オープン日本地区最終予選会(20日)◇日野ゴルフ倶楽部キングコース(滋賀)◇6910yd(パー70)◇出場34人 河本力は36ホール目をバーディでフィニッシュし、石川遼と並ぶトップ通過で全米オープン出場権を射止めた。430ydの9番、ドライバーショットでフェアウェイを捉え、135ydの2打目を50度のウェッジで右ピンの右5mにつけた。 「最後をバーディにして、通算9アンダーで終わったら“ワンチャン”あると思った」。だからリスクを冒し、ショートサイドを攻めて、イメージ通りにチャンスを決めた。24歳で挑む初メジャー。「めっちゃうれしい。めっちゃ楽しみです」と声を弾ませた。 昨季...
2014/04/11国内女子

3位発進の渡邉彩香 飛ばし対決でも森田理香子をリード!

兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで11日(金)、国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」が開幕。2週間前の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を手にしたばかりの渡邉彩香が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、首位に2打差の3アンダー3位タイと好スタートを切った。 この日は、昨年の「CAT Ladies」最終ラウンド以来、2回目となる森田理香子との同組ラウンドだった。初日に2人が組み合わされるのは初めてで、これも大会側がかける渡邉への期待の現れだろう。 この日の最大注目ペアリングでギャラリーが楽しんだのは、渡邉の「-3」に対して森田の「+6」と、思...
2013/10/19国内女子

飛ばし屋の渡邉彩香が2位浮上 単独首位はイ・ナリ

◇国内女子◇富士通レディース 2日目◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県)◇6,635ヤード(パー72) 首位タイから出た馬場ゆかり、井芹美保子がスコアを落として後続に飲み込まれる一方で、この日着実にスコアを伸ばした選手が上位へと浮上。通算6アンダーの単独首位に「67」をマークしたイ・ナリ(韓国)が立ち、首位と1打差の2位に昨年プロ転向したばかりの20歳、渡邉彩香がつけた。 3週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ」で悲願の日本ツアー初優勝を飾ったイに、早くも2勝目のチャンスが巡ってきた。初日を1アンダーで終えたイだったが、この日は後半に猛チャージ。4連続を含む5バーディをマークして、一...
2007/11/09国内女子

上田、横峯伸ばせず!飛ばし屋が上位を独占!!

千葉県にあるグレートアイランド倶楽部で、国内女子ツアー第34戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が開幕。この試合に勝って、今季の賞金女王の座をほぼ手中に収めたい上田桃子は、3バーディ、2ボギーと伸び悩んでしまった。 この日もっとも多くのギャラリーを引き連れたのが、上田、古閑美保、有村智恵の熊本県出身3人娘の組だった。上田が1アンダー8位タイ。古閑はボギーを1つ、ダブルボギーも1つ叩いたが、5バーディを奪う健闘を見せ2アンダー6位タイ。有村は1オーバー39位タイとなっている。 初日首位に立ったのは、5アンダーをマークしたタミー・ダーディン(オーストラリア)。1打差の4アンダー2位タイには、福嶋...
2004/06/03国内男子

宮里優作は出遅れ!首位は飛ばし屋の小田龍一

国内男子ツアー第9戦「JCBクラシック仙台」が、宮城県にある表蔵王国際ゴルフクラブで開幕した。東北仙台の地で開催されるこの大会は、東北福祉大学出身者の活躍に注目が集まっている。昨年惜しくも2位になった宮里優作は、3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせず47位スタート。 宮里の3年先輩にあたる星野英正は、後半に4つのバーディを奪うなど3アンダーをマークし10位につけた。そして、今年4月に鳴り物入りで同大学入学した池田勇太(アマチュア)も出場している。昨年は日本ジュニアの連覇に加え、世界ジュニアも制覇。日本オープンではベストアマを獲得するなど、最も注目を浴びるアマチュアの一人だ。その池田は初日イーブ...
1996/10/13国内女子

福嶋、プレーオフを制す

元載淑もスッキリした表情。「プレーオフがロングホールから始まるのは、相手のほうが有利かもしれないが、でも飛ばしやには飛ばしやなりのプレッシャーがあるはず。だから自分自身に集中してロングのセカンドも7番
1996/10/13国内女子

福嶋、プレーオフを制す

元載淑もスッキリした表情。「プレーオフがロングホールから始まるのは、相手のほうが有利かもしれないが、でも飛ばしやには飛ばしやなりのプレッシャーがあるはず。だから自分自身に集中してロングのセカンドも7番
2003/01/31米国男子

平均飛距離は伸びる一方

・フレイザーも同ボールで8~10ヤード伸ばしたが、フェニックスオープンでは3番ウッドで300ヤードも飛ばした。 ハリソン・フレイザー 「これ以上飛んだらコントロールできない。テクノロジーの進化も凄いけど、やりすぎだよ」 飛ばし屋にとって飛距離アップは諸刃の剣のようだ。 Golfweek